rodolfo1さん
レビュアー:
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吹上町は、かつて異世界へ通じる扉を持っていた。そこに今も残る異世界人とその子孫たちが織りなす不思議なファンタジーを描くシリーズ第一作。
吉本ばなな作「吹上奇譚 第一話 ミミとこだち」を読みました。
海と山に囲まれた孤島のようなこの吹上町は特別な場所で、奇妙な言い伝えがたくさんありました。その言い伝えの一つでは、ここ吹上町には遠い昔、異世界へ開く扉があったとされていました。妹のこだちと二人、東京で暮らしていたミミは、妹が一人で帰省して、失踪した事を知らされました。ミミはあわてて帰省し、吹上町に住む伝説の占い師を尋ねました。
ミミの両親は大きい事故に遭い、父親は亡くなり、母親は以後眠り病に侵され、寝たきりになって病院で死を待つのみとなりました。姉妹は母の遠い親戚である手作りアイス店主、コダマさんと雅美さんに引き取られて育ちました。しかし居心地の悪さを感じた姉妹は、18歳になって上京しました。2人は楽しい東京暮らしを満喫していました。。。
そのような事情を占い師に告げました。占い師は2人組で、一人は髪の長い少女で、一人は寝たきりの老婆でした。驚いた事に2人は姉妹でした。老婆の霊言を少女が伝えます。老婆は眠りの世界に住み、妹の言葉だけを聞き分け、眠りの世界から拾って来たクライアントに大事な事を告げるのでした。
そして少女は、いちばんの問題は、ミミが愛する妹を失いたくないとあまりに一生懸命すぎる事だと言いました。その力みが尋常でない事に気づく事が、ミミの人生を取り戻す鍵だと言いました。その心を根本から癒しゆるめないと本来のミミの美点は発揮されず、苦しむばかりだと言いました。
そして、妹は、実は半分異世界人であって、母親を目覚めさせるためにこの町に戻ったと言いました。異世界とは何の事かとミミが聞くと、かつて地上にはいくつか異世界への入り口があり、この町にあったそれは明治の頃に閉じたと言いました。そして、今妹は、姿を消して、母親の復活を探っている、彼女は別の世界に入って一旦身体を分解し、またしかるべき時に元に戻せるのだと言いました。妹のために何が出来るかと尋ねたミミに、少女はこの町に帰って妹を待つ事だと言いました。
そしてミミの中には両親だけを車で行かせたのは嫌な予感がしていたからだ、自分だけ生き残ってしまった事も、眠る母親を残して東京に出た事も、罪悪感として残っていると言いました。そして、ミミもまた異世界人の血が入っていると言いました。その罪悪感にさえ負けなければミミはちゃんと生き延びられる。できればこの町で恋のようなものをしろと言いました。また相手は台湾に縁のある男だと言いました。ミミには夢見の能力と、屍人使いの才能がある、と言いました。事実この後、ミミはさまざまな事を夢の中で知るのでした。
異世界人は確かに屍人を自分の国に送って使役していましたが、彼らには全く悪気はなかったと言いました。その後、異世界では屍人を使う事は無くなりましたが、当時の怖い言い伝えだけが残っていました。母親はそうした言い伝えを本にしようと調べ回っており、異世界人達に問題視されていました。運転中に実際に屍人を見て怯えて叫び、それが事故の原因になったと言いました。そして、ミミはいつかこの町の事を本に書き、死んだ者や生きている者たちすべてを救う存在になる、と予言しました。さらにこれから植物園に行け、と言いました。
この町に帰って気づいた事の一つに、あちこちに小さな花束が供えられている事がありました。両親の事故現場にもありました。ミミはその花束を写真に撮って保存しました。コダマさんと雅美さんは店番の合間にこだちを探し続け、ミミは彼らに感謝しました。その夜、夢の中でこだちが会いに来、ママが目覚めるのも、自分が身体を取り戻すのももう少しだ、と言いました。。。
ミミは植物園を訪れました。そこにもあの花束がありました。いつも母親とこだちと連れだってお弁当を食べた植物園は、昔と全く同じでした。次にお墓参りをしました。いつもの異様に背の高い不思議な住職に会いました。昔行われていた献体の話をすると、始めは怪しんだ住職でしたが、彼はミミの事を覚えていました。墓守君を紹介してくれました。彼がミミの人生を変える人だとミミは直感しました。。。
墓守君の父親はハワイで養蜂をしているアメリカ人で、墓守君の最近亡くなった母親とは不倫関係でした。彼ら夫婦の間には子供がいなかったので、墓守君を呼ぼうとしていたのでした。父親の墓の清掃をし、次に植物園の切符を売っていてもう亡くなった老夫婦の墓に参りました。しかし突然屍人に襲いかかられましたが、墓守君が追い払ってくれました。たまにそういう事があるのだと墓守君は説明しました。。。
そういえば、この町には、遺跡や古代の絵、ストーンヘンジなど不思議なものがいろいろあります。中でもミミは昔家族と空飛ぶUFOを見た事を思い出しました。。。
墓守君は立派な4階建てのビルを一棟持っていました。台湾で働いていた母方のおじいちゃんが、台湾人の花嫁を連れて帰国し、そのビルを買ったそうでした。台湾人のおばあちゃんは駅前の大通りで台湾料理屋を営み、ミミ達もしょっちゅう食べに行っていました。墓守君の家で、あの花束をたくさん発見しました。花束を置いていたのは墓守君でした。
花束の画像を見せると墓守君は喜びました。墓守君の母親も眠り病で亡くなっていました。墓守君にはあの花束を置くべき場所がわかるという超能力があったのでした。ミミはさまざまな思いや出会いに会って、もう引き返せなくなっている自分を意識しました。
ミミは墓守君に、東京で落ち着いた暮らしをしていたのに、こんな変化の中に投げ出されてどうしていいかわからないと言い、変化があるから人生だと墓守君に諭されました。ずっと見ないで聞かないで考えないようにしていたら、やっぱり楽しくないだろうと言いました。墓守君に花束を貰い、小さな奇跡を感じました。この花束をもらった自分のように変わる事が出来る、準備はできているのだと思いました。2人は屋上から暮れて行く美しい夕暮れの景色を眺めました。。。
ついに決心し、3代前は異界人だった大地主、カナアマ家を訪れました。外からカナアマ家を覗いていると、また屍人に襲われ、首を絞められました。家の中から野獣のような大きな人が走って来て屍人を追い払い、ミミは気を失いました。目を覚ますと、そこはカナアマ家の中でした。さっきの野獣が現れ、ワウワウとわけのわからない言葉を話します。牙があり、身体は毛だらけでした。ペンダント型の翻訳機を使い、手荒い事をして申し訳なかったと謝りました。当主の勇でした。
父の代に設定された旧式のボディガードの屍人が逃げ出したままで、ミミはそれに襲われたのだと言いました。自分は設定方法を知らないので解除も出来ない、申し訳ない事をしたと謝りました。こだちの事は自分も探している、実はこだちは初恋の人なのだと打ち明けました。先週古い文献を読みにこだちがここを訪問した、図書室で目的の文献を写して去ったが、勇の見てくれを何も言わなかったと言いました。
勇に、異世界への入り口だった所を見せてくれと頼み、勇は了承しました。さまざまな事を話し合い、ミミと勇はすっかり打ち解けました。勇を弟にしても良いとまで言いました。ミミはその場所に花束をささげて浄化しました。いつの間にか勇の言葉を翻訳機無しでも理解するようになっていました。
ミミは墓守君に会いに行きました。墓守君は自分の父親の話をミミに打ち明けました。ミミは、ハワイに行くのをやめて自分とここで暮らそうと提案し、墓守君はずっと付き合っている彼女がいると打ち明けました。彼女は引きこもりでした。長い付き合いで別れられないし、彼女を捨ててハワイに行く事も出来ないと言いましたが、ミミは全く気にしません。彼女と恋愛しろと言いました。墓守君の事を自分が好きになったらその時はそう言う、と言いました。
翌日カナアマ家を訪問し、勇とこだちの話をしました。住職を見習って人前に出るよう勇に言いました、この屋敷で芋煮をやれば良い、そのうち人も集まってくると言いました。勇は、ミミが言うとすべて実現しそうな気がすると言いました。しかし、この暗い静謐の世界を自分達は強引に破壊しようとしているともミミは思いました。何かが始まると言う事は、何かが終わる事、それが勇にとっていいことであるようにとミミは願いました。
コダマさんのアイス屋の店番をしながらミミは、ここに帰って来ても良いか、とコダマ夫婦に尋ね、2人は涙を流して喜びました。きっとこの町の事は大嫌いになっただろうから、帰って来いとこっちから言うのはこらえていたと言いました。しかしこだちの行方は知れません、何日も悪夢の夜を過ごしたミミは、ある夜、夢で父親に会いました。すごく疲れる日になるから寝ておきなさいと言われ、ママをよろしく頼むと父親に言われました。次の瞬間、強く「行かなくてはならない」という思いに捉われ、ミミはコダマ夫婦を起こしました。そして最後の奇跡が。。。。
吉本先生流のファンタジーはなかなか重厚な出来でした。プロットがしっかり作りこまれていて、すべては落ち着くべき所に落ち着きます。きちんと伏線も回収されます。惜しむらくは、辻村先生のような勢いを欠いている所です。長く作家生活を続けて来られて、ある意味お疲れなのではないかと推察します。しかしこの作品には次の作品への伏線がたくさんあります。次作も読まないわけにはいかない作品でありました。
海と山に囲まれた孤島のようなこの吹上町は特別な場所で、奇妙な言い伝えがたくさんありました。その言い伝えの一つでは、ここ吹上町には遠い昔、異世界へ開く扉があったとされていました。妹のこだちと二人、東京で暮らしていたミミは、妹が一人で帰省して、失踪した事を知らされました。ミミはあわてて帰省し、吹上町に住む伝説の占い師を尋ねました。
ミミの両親は大きい事故に遭い、父親は亡くなり、母親は以後眠り病に侵され、寝たきりになって病院で死を待つのみとなりました。姉妹は母の遠い親戚である手作りアイス店主、コダマさんと雅美さんに引き取られて育ちました。しかし居心地の悪さを感じた姉妹は、18歳になって上京しました。2人は楽しい東京暮らしを満喫していました。。。
そのような事情を占い師に告げました。占い師は2人組で、一人は髪の長い少女で、一人は寝たきりの老婆でした。驚いた事に2人は姉妹でした。老婆の霊言を少女が伝えます。老婆は眠りの世界に住み、妹の言葉だけを聞き分け、眠りの世界から拾って来たクライアントに大事な事を告げるのでした。
そして少女は、いちばんの問題は、ミミが愛する妹を失いたくないとあまりに一生懸命すぎる事だと言いました。その力みが尋常でない事に気づく事が、ミミの人生を取り戻す鍵だと言いました。その心を根本から癒しゆるめないと本来のミミの美点は発揮されず、苦しむばかりだと言いました。
そして、妹は、実は半分異世界人であって、母親を目覚めさせるためにこの町に戻ったと言いました。異世界とは何の事かとミミが聞くと、かつて地上にはいくつか異世界への入り口があり、この町にあったそれは明治の頃に閉じたと言いました。そして、今妹は、姿を消して、母親の復活を探っている、彼女は別の世界に入って一旦身体を分解し、またしかるべき時に元に戻せるのだと言いました。妹のために何が出来るかと尋ねたミミに、少女はこの町に帰って妹を待つ事だと言いました。
そしてミミの中には両親だけを車で行かせたのは嫌な予感がしていたからだ、自分だけ生き残ってしまった事も、眠る母親を残して東京に出た事も、罪悪感として残っていると言いました。そして、ミミもまた異世界人の血が入っていると言いました。その罪悪感にさえ負けなければミミはちゃんと生き延びられる。できればこの町で恋のようなものをしろと言いました。また相手は台湾に縁のある男だと言いました。ミミには夢見の能力と、屍人使いの才能がある、と言いました。事実この後、ミミはさまざまな事を夢の中で知るのでした。
異世界人は確かに屍人を自分の国に送って使役していましたが、彼らには全く悪気はなかったと言いました。その後、異世界では屍人を使う事は無くなりましたが、当時の怖い言い伝えだけが残っていました。母親はそうした言い伝えを本にしようと調べ回っており、異世界人達に問題視されていました。運転中に実際に屍人を見て怯えて叫び、それが事故の原因になったと言いました。そして、ミミはいつかこの町の事を本に書き、死んだ者や生きている者たちすべてを救う存在になる、と予言しました。さらにこれから植物園に行け、と言いました。
この町に帰って気づいた事の一つに、あちこちに小さな花束が供えられている事がありました。両親の事故現場にもありました。ミミはその花束を写真に撮って保存しました。コダマさんと雅美さんは店番の合間にこだちを探し続け、ミミは彼らに感謝しました。その夜、夢の中でこだちが会いに来、ママが目覚めるのも、自分が身体を取り戻すのももう少しだ、と言いました。。。
ミミは植物園を訪れました。そこにもあの花束がありました。いつも母親とこだちと連れだってお弁当を食べた植物園は、昔と全く同じでした。次にお墓参りをしました。いつもの異様に背の高い不思議な住職に会いました。昔行われていた献体の話をすると、始めは怪しんだ住職でしたが、彼はミミの事を覚えていました。墓守君を紹介してくれました。彼がミミの人生を変える人だとミミは直感しました。。。
墓守君の父親はハワイで養蜂をしているアメリカ人で、墓守君の最近亡くなった母親とは不倫関係でした。彼ら夫婦の間には子供がいなかったので、墓守君を呼ぼうとしていたのでした。父親の墓の清掃をし、次に植物園の切符を売っていてもう亡くなった老夫婦の墓に参りました。しかし突然屍人に襲いかかられましたが、墓守君が追い払ってくれました。たまにそういう事があるのだと墓守君は説明しました。。。
そういえば、この町には、遺跡や古代の絵、ストーンヘンジなど不思議なものがいろいろあります。中でもミミは昔家族と空飛ぶUFOを見た事を思い出しました。。。
墓守君は立派な4階建てのビルを一棟持っていました。台湾で働いていた母方のおじいちゃんが、台湾人の花嫁を連れて帰国し、そのビルを買ったそうでした。台湾人のおばあちゃんは駅前の大通りで台湾料理屋を営み、ミミ達もしょっちゅう食べに行っていました。墓守君の家で、あの花束をたくさん発見しました。花束を置いていたのは墓守君でした。
花束の画像を見せると墓守君は喜びました。墓守君の母親も眠り病で亡くなっていました。墓守君にはあの花束を置くべき場所がわかるという超能力があったのでした。ミミはさまざまな思いや出会いに会って、もう引き返せなくなっている自分を意識しました。
ミミは墓守君に、東京で落ち着いた暮らしをしていたのに、こんな変化の中に投げ出されてどうしていいかわからないと言い、変化があるから人生だと墓守君に諭されました。ずっと見ないで聞かないで考えないようにしていたら、やっぱり楽しくないだろうと言いました。墓守君に花束を貰い、小さな奇跡を感じました。この花束をもらった自分のように変わる事が出来る、準備はできているのだと思いました。2人は屋上から暮れて行く美しい夕暮れの景色を眺めました。。。
ついに決心し、3代前は異界人だった大地主、カナアマ家を訪れました。外からカナアマ家を覗いていると、また屍人に襲われ、首を絞められました。家の中から野獣のような大きな人が走って来て屍人を追い払い、ミミは気を失いました。目を覚ますと、そこはカナアマ家の中でした。さっきの野獣が現れ、ワウワウとわけのわからない言葉を話します。牙があり、身体は毛だらけでした。ペンダント型の翻訳機を使い、手荒い事をして申し訳なかったと謝りました。当主の勇でした。
父の代に設定された旧式のボディガードの屍人が逃げ出したままで、ミミはそれに襲われたのだと言いました。自分は設定方法を知らないので解除も出来ない、申し訳ない事をしたと謝りました。こだちの事は自分も探している、実はこだちは初恋の人なのだと打ち明けました。先週古い文献を読みにこだちがここを訪問した、図書室で目的の文献を写して去ったが、勇の見てくれを何も言わなかったと言いました。
勇に、異世界への入り口だった所を見せてくれと頼み、勇は了承しました。さまざまな事を話し合い、ミミと勇はすっかり打ち解けました。勇を弟にしても良いとまで言いました。ミミはその場所に花束をささげて浄化しました。いつの間にか勇の言葉を翻訳機無しでも理解するようになっていました。
ミミは墓守君に会いに行きました。墓守君は自分の父親の話をミミに打ち明けました。ミミは、ハワイに行くのをやめて自分とここで暮らそうと提案し、墓守君はずっと付き合っている彼女がいると打ち明けました。彼女は引きこもりでした。長い付き合いで別れられないし、彼女を捨ててハワイに行く事も出来ないと言いましたが、ミミは全く気にしません。彼女と恋愛しろと言いました。墓守君の事を自分が好きになったらその時はそう言う、と言いました。
翌日カナアマ家を訪問し、勇とこだちの話をしました。住職を見習って人前に出るよう勇に言いました、この屋敷で芋煮をやれば良い、そのうち人も集まってくると言いました。勇は、ミミが言うとすべて実現しそうな気がすると言いました。しかし、この暗い静謐の世界を自分達は強引に破壊しようとしているともミミは思いました。何かが始まると言う事は、何かが終わる事、それが勇にとっていいことであるようにとミミは願いました。
コダマさんのアイス屋の店番をしながらミミは、ここに帰って来ても良いか、とコダマ夫婦に尋ね、2人は涙を流して喜びました。きっとこの町の事は大嫌いになっただろうから、帰って来いとこっちから言うのはこらえていたと言いました。しかしこだちの行方は知れません、何日も悪夢の夜を過ごしたミミは、ある夜、夢で父親に会いました。すごく疲れる日になるから寝ておきなさいと言われ、ママをよろしく頼むと父親に言われました。次の瞬間、強く「行かなくてはならない」という思いに捉われ、ミミはコダマ夫婦を起こしました。そして最後の奇跡が。。。。
吉本先生流のファンタジーはなかなか重厚な出来でした。プロットがしっかり作りこまれていて、すべては落ち着くべき所に落ち着きます。きちんと伏線も回収されます。惜しむらくは、辻村先生のような勢いを欠いている所です。長く作家生活を続けて来られて、ある意味お疲れなのではないかと推察します。しかしこの作品には次の作品への伏線がたくさんあります。次作も読まないわけにはいかない作品でありました。
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こんにちは。ブクレコ難民です。今後はこちらでよろしくお願いいたします。
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- 出版社:幻冬舎
- ページ数:253
- ISBN:9784344031852
- 発売日:2017年10月10日
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