ソネアキラさん
レビュアー:
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『100万回生きたねこ』と最後の学芸会
子どもの通う小学校では、発表会(作品展覧会)と学芸会を交互にしており、
今年は学芸会、それも最後の学芸会が、今日だった。
後半から演劇を見に行った。
体育館の中に入ると、椅子席はほぼ満席。
5年生の演目が『100万回生きたねこ』で、そう、佐野洋子の。
トップシーンに耳としっぽをつけたクロネコ女子数名が出て来て、
しゃべり、ダンスする。か、かわいい。もえ~!!おいおい。
原作どおりに進行するので、
死んでも生き返る猫がだんだん哀れに思えて、
体中管を通され延命措置されている人のことなどをふと考えてしまった。
最後に野良猫に生まれ変わって、はじめて自由を味わい、
恋人ができていっしょになって愛することを知り、
やがて恋人(妻)の白猫が亡くなって、ほんとうの寂しさを知る。
さんざ泣いてあとを追うように、待望の(?)死を迎える。
このシーンには、じんときてしまった。
一方、トリをつとめた6年生の演目は、担任教師のオリジナル作品だそうで、
地球環境が悪化して惑星に移住するのだが、
試験の合否で移住が決められる。
星にも優等星と劣等星があるという、
なんかいいたいことはわかるけど、教条主義っぽくて、なあ。
子どもはオーディションに落ちて、ピアノ伴奏とセリフひとこと。
いまは平等にみんなせりふがあるそうで、
それはそれで脚本が大変だとは思うが、何もそこまで。
ただし、主役クラスは当然あるわけで、
TVCMなどで活躍している売れっ子の子役が同じクラスにいて、
その子がいい役について、巧みに演じていた。
ストロボやフラッシュによる撮影禁止、席からのビデオ撮影禁止のはずなんだけど、
守んないバカ親もやはり、かなりいた。
今年は学芸会、それも最後の学芸会が、今日だった。
後半から演劇を見に行った。
体育館の中に入ると、椅子席はほぼ満席。
5年生の演目が『100万回生きたねこ』で、そう、佐野洋子の。
トップシーンに耳としっぽをつけたクロネコ女子数名が出て来て、
しゃべり、ダンスする。か、かわいい。もえ~!!おいおい。
原作どおりに進行するので、
死んでも生き返る猫がだんだん哀れに思えて、
体中管を通され延命措置されている人のことなどをふと考えてしまった。
最後に野良猫に生まれ変わって、はじめて自由を味わい、
恋人ができていっしょになって愛することを知り、
やがて恋人(妻)の白猫が亡くなって、ほんとうの寂しさを知る。
さんざ泣いてあとを追うように、待望の(?)死を迎える。
このシーンには、じんときてしまった。
一方、トリをつとめた6年生の演目は、担任教師のオリジナル作品だそうで、
地球環境が悪化して惑星に移住するのだが、
試験の合否で移住が決められる。
星にも優等星と劣等星があるという、
なんかいいたいことはわかるけど、教条主義っぽくて、なあ。
子どもはオーディションに落ちて、ピアノ伴奏とセリフひとこと。
いまは平等にみんなせりふがあるそうで、
それはそれで脚本が大変だとは思うが、何もそこまで。
ただし、主役クラスは当然あるわけで、
TVCMなどで活躍している売れっ子の子役が同じクラスにいて、
その子がいい役について、巧みに演じていた。
ストロボやフラッシュによる撮影禁止、席からのビデオ撮影禁止のはずなんだけど、
守んないバカ親もやはり、かなりいた。
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女子柔道選手ではありません。開店休業状態のフリーランスコピーライター。暴飲、暴食、暴読の非暴力主義者。東京ヤクルトスワローズファン。こちらでもささやかに囁いています。
twitter.com/sonenkofu
詩や小説らしきものはこちら。
https://note.mu/sonenkofu
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- 出版社:講談社
- ページ数:31
- ISBN:9784061272743
- 発売日:1977年10月19日
- 価格:1470円
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