このもとになっているのが英語の散文詩で、インターネット上で多くの人々に読まれてきたそうです(原文)。
本書はこの詩を元にした絵本です。
「天国に入るとすぐ、「虹の橋」と呼ばれる場所があり、この世を去った動物たちはそこへ行きます。
草原が広がる場所で、みんな仲良くかけっこをしたり遊んだり。
病気だった子も、年を取っていた子も、痛くも苦しくもなく、みんな元気です。
楽しく毎日遊んでいた子たちのうち、誰かが遠くを見つめます。
そう、大好きだった「あの人」がやってくるのです。
ずっとずっと会いたかった「あの人」が。
再会した1人と1匹はもう離れることなく、一緒に虹の橋を渡っていきます。」
そんな詩です。
長年一緒に暮らしてきた存在がいなくなることは淋しいことです。
またどこかで会えるのならうれしいなぁ・・・。
そんな思いがこの詩を世界に広めていったのでしょう。
先ごろ、15年一緒に暮らした子が空に旅立ちました。
病気だったので、最後は少し苦しかったと思います。だから今、苦しさのない世界にいるといいなと思います。
あの子が虹の橋にいるとして、いつの姿だろう・・・?
小さいころのエネルギッシュで落ち着きのない頃もかわいかったけれど、雄ワンコたちに大人気でブイブイ言わせてた成犬時代も、老犬になってぽよーんと落ち着いてきたのもまたかわいかったな。亡くなる3日前に、家族皆が集まったとき、がんばらなくちゃと思ったのか、散歩に出たあの姿も忘れられません。
虹の橋で待っていてくれればうれしいけれど、おやつをくれる人は誰でも大好きだったので、かわいがってくれる人にならついていってしまいそうです。それもまたいいかな・・・。
ありがとう。またどこかで会えますように。
*この詩、長らく作者不詳とされてきており、本書にもそのように書いてあるのですが、2023年に作者がスコットランドの女性、エドナ・クライン・リーキーだと判明したそうです(cf:ナショナルジオグラフィックの記事)。
*葉祥明さんの絵はやわらかく優しく、この詩にはぴったりかもしれませんね。
分子生物学・生化学周辺の実務翻訳をしています。
本の大海を漂流中。
日々是好日。どんな本との出会いも素敵だ。
あちらこちらとつまみ食いの読書ですが、点が線に、線が面になっていくといいなと思っています。
「実感」を求めて読書しているように思います。
赤柴♀(もも)は3代目。
この夏、有精卵からヒヨコ4羽を孵化させました。そろそろ大雛かな。♂x2、♀x2。ニワトリは割と人に懐くものらしいですが、今のところ、懐く気配はありませんw
この書評へのコメント
- ゆうちゃん2024-11-11 09:46
それはお辛い経験でしたね。私も実家で長年、犬を飼っていたことがあり、その愛らしさ、わがまま、何を取っても可愛いと思いましたので、お気持ちはとてもよくわかる気がします。16年生きて、亡くなりましたが、可愛がっていた母は、孫がいても一緒に逝くなどと申しておりました。
うちの実家の犬が死んだ頃は、「虹の橋を渡る」と言う一般的ではありませんでしたが、何時頃の事かこういう表現を目にするようになりましたね。ぽんきちさんの所のワンちゃんもお書きの通り、今頃は虹の橋の向こうで楽しく遊んでいることかと思います。この表現の元となった詩や作者について教えてもらい、ありがとうございました。クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。 - ぽんきち2024-11-11 12:00
ゆうちゃんさん
ありがとうございます。昨年の黒い子のときにもメッセージいただきましてありがとうございました。その際、「虹の橋」のお話もしていただきましたね。
お母さま、かわいがっていらっしゃったのですね。本当にこのかわいさはかけがえのないものかもしれません。
詩自体は1959年に書かれたもののようですが、日本にまで広がったのはSNSが盛んになってからなのかもしれないですね。なるほど、昔は聞かなかったような気がします。
何となく映画「オズの魔法使い」のSomewhere over the rainbow(虹の彼方に)も思い出します。
本当に、どこかで、楽しく、幸せにしていることと思います。ありがとうございます。クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。 
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- 出版社:佼成出版社
- ページ数:32
- ISBN:9784333022809
- 発売日:2007年06月30日
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