Kuraraさん
レビュアー:
▼
もしかして貴女も男尊女子?
「男尊女卑」ではありません、「男尊女子」です。
一字違いでこうも様子が変わるものかと・・・と、
妙に漢字の威力を思い知るというとこからスタートした本書。
今や我が国も「男女平等」であることは当たり前。
しかし、ちょっと前は会社のお茶汲みは女子がしていたし、
さらに遡れば「嫁」=「家の中にいる人」ということで、
女性が外で働くことすら珍しかった時代もあった。
かくゆう私も「お茶汲み」を経験しており、
結局その状態が気にくわず、再度勉強し直し、
「お茶汲みなし」の職業に転職した経緯がある。
当時
「なぜ女子がお茶汲みや雑用をしなければならないのか!」と憤っていた私。
しかし、今はどうだろう。
ご近所の旦那さんが週末になると、妻や娘たちの下着をまとめて洗濯し、
干している姿を見ては「ええー!!」となる。
友人男子も「そんなの慣れだからなんとも思わない」と言っていたけれど、
なんだかとっても居心地の悪いものを感じる私はもしかして「男尊女子」
なのではないか?と。
今時の家族は父親が洗濯するのは普通だし、
やがてその娘が結婚し、夫が洗濯するのも自然な流れ。
せめてパンツだけは、自分でやりたいなど言うのも古いのです。
そう、酒井さんが言うのは、
とのことで、なるほどなぁーと。
自分の長年沁みついて拭いきれていない「古い」部分を痛感し、
思っていることと自分の中で残っている古い部分とのギャップが
まだまだあるのだなぁと思い知る。
本書はそんな「男と女の上下」の関係性を様々な場面を通して考察しています。
そしてそこから、自分の中にもある意外な「男尊女子」な部分を見付けることに
なる人もいると思います。
数十年で随分と変わったように思える社会。
今はどこの会社もお茶は自分で淹れるものになった。
一方、あれだけキャリアウマーンが憧れの存在であったのに、
今は一変し、専業主婦は特権階級の地位へ。
専業主婦を望む女性が再び増えているという。
ここから先、男女のあり方がどう変わっていくのか?
まだまだ過渡期は続くようであるが、ここからさらに数十年後。
洗濯もお茶もすべてロボットがやってくれる時代になり、
「男女平等」という言葉の存在すら消えているかも知れない。
一字違いでこうも様子が変わるものかと・・・と、
妙に漢字の威力を思い知るというとこからスタートした本書。
今や我が国も「男女平等」であることは当たり前。
しかし、ちょっと前は会社のお茶汲みは女子がしていたし、
さらに遡れば「嫁」=「家の中にいる人」ということで、
女性が外で働くことすら珍しかった時代もあった。
かくゆう私も「お茶汲み」を経験しており、
結局その状態が気にくわず、再度勉強し直し、
「お茶汲みなし」の職業に転職した経緯がある。
当時
「なぜ女子がお茶汲みや雑用をしなければならないのか!」と憤っていた私。
しかし、今はどうだろう。
ご近所の旦那さんが週末になると、妻や娘たちの下着をまとめて洗濯し、
干している姿を見ては「ええー!!」となる。
友人男子も「そんなの慣れだからなんとも思わない」と言っていたけれど、
なんだかとっても居心地の悪いものを感じる私はもしかして「男尊女子」
なのではないか?と。
今時の家族は父親が洗濯するのは普通だし、
やがてその娘が結婚し、夫が洗濯するのも自然な流れ。
せめてパンツだけは、自分でやりたいなど言うのも古いのです。
そう、酒井さんが言うのは、
「真の男女平等とは、自分のパンツを父親や夫に洗ってもらって当然、
と思うことが出来る女性でないと、享受できないもの。」
と思うことが出来る女性でないと、享受できないもの。」
とのことで、なるほどなぁーと。
自分の長年沁みついて拭いきれていない「古い」部分を痛感し、
思っていることと自分の中で残っている古い部分とのギャップが
まだまだあるのだなぁと思い知る。
本書はそんな「男と女の上下」の関係性を様々な場面を通して考察しています。
そしてそこから、自分の中にもある意外な「男尊女子」な部分を見付けることに
なる人もいると思います。
数十年で随分と変わったように思える社会。
今はどこの会社もお茶は自分で淹れるものになった。
一方、あれだけキャリアウマーンが憧れの存在であったのに、
今は一変し、専業主婦は特権階級の地位へ。
専業主婦を望む女性が再び増えているという。
ここから先、男女のあり方がどう変わっていくのか?
まだまだ過渡期は続くようであるが、ここからさらに数十年後。
洗濯もお茶もすべてロボットがやってくれる時代になり、
「男女平等」という言葉の存在すら消えているかも知れない。
お気に入り度:







掲載日:
外部ブログURLが設定されていません
投票する
投票するには、ログインしてください。
ジャンルを問わず、年間200冊を目標に読書をしています。
「たしかあの人が、あんなことを言っていたな…」というような、うっすら記憶に残る書評を書いていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
この書評へのコメント
- Kurara2017-07-25 21:35
かもめ通信さん♪
そうだったんですね。この本は「男女の上下」だけではなく当時の社会の様子がたくさん出て来て、まるでこれまでの道のりをおさらいしている気持ちになりました(笑)まぁでも・・・、苦手意識あるのならやめておいた方がいいかもですね~( ˘ω˘ )
薄荷さん♪
小説に関してはびっくりするくらい影が薄いですよね(笑)酒井さんはやっぱりエッセイの人だと思います!!
でもって、>ひ~!!無理(>_<)!絶対イヤ!
この反応、私と全く一緒でしたww 本当に嫌なものは嫌ですよね!クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。 
コメントするには、ログインしてください。
書評一覧を取得中。。。
- 出版社:集英社
- ページ数:248
- ISBN:9784087816280
- 発売日:2017年05月26日
- Amazonで買う
- カーリルで図書館の蔵書を調べる
- あなた
- この書籍の平均
- この書評
※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。






















