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本書は日本を飛び出し、北米、欧州、アジア、オセアニア…など世界各国で活躍する日本人20人にインタビューし、それをまとめたものです。かつて自分が海外で生活したいと夢見ていたことを思い出しました。
以前、僕は自身のフェイスブックのタイムラインに
「本当なら今頃僕は、ひと財産築いた上で日本なんかとっとと捨てて、シンガポールに移住しているはずだったのだが。うまくはいかないものである。」
と書き、それが結構反響があったわけでありまして、20代のときは
「今の日本は俺にとっては狭すぎる! 海外に出て世界を股にかけて活躍する人間になるんだ!!」
と息巻いていた時期がありましたが、2008年9月15日に有名な投資銀行であったリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが破綻し、そのことが導火線となって世界的な世界的金融危機が発生した世に言う「リーマン・ショック」のあおりを受けて東京で当時手掛けていた仕事が全て灰燼に帰してしまい、僕は一生分の恥をかいて自分が19歳の時に
「俺が今度ここに帰ってくるときは死ぬ時だ!!」
とまで言っていた地元へと「強制送還」される仕儀と相成ってしまい、以降、海外雄飛は胸の奥底にしまっていたのでした。
しかし、本書を読んで、その思いが自分の中でふつふつとわきあがってまいりました。内容はと言いますと、日本を飛び出して海外を拠点に活躍する20人の日本人。佐藤琢磨 [レーシングドライバー] 石塚啓次 [レストランオーナー] 村上隆二 [居酒屋店経営] 江龍寿 [経営者] 内村伸之 [牧師] とのまりこ [マルチクリエイター] 手島竜司 [オーナーシェフ] 大矢健治 [事業家] 島塚絵里 [テキスタイル・デザイナー] 八巻建志 [空手家] 竹田欣克 [経営者] 佐久間裕美子 [作家/フリーライター] MAS日野 [ルシアー/ギタービルダー]黒川治郎 [事業家] 益子陽介・早苗 [事業家] 元尾優 [経営者] 加藤“Mek"彰一 [海外移住系ラッパー] 佐々昌二 [バリスタ/焙煎士]四角大輔 [アーティスト]
の面々が取り上げられ、彼らへのインタビューをまとめて構成されております。
個人的には八巻建志先生が極真カラテで築いた栄光を全て全てアメリカでイチから自身の流派である『八巻空手』を起こすまでの奮闘の歴史やアメリカでミキハウスの現地法人のトップを勤める竹田欣克氏。そして、ジャズ・トランペット(コルネット)奏者、日野皓正氏の長男であり、ジャズドラマーの日野元彦氏の甥に当たるルシアー/ギタービルダーの黒川治郎氏の話がとても印象に残っております。
自分の人生がこの先どうなるかは「神のみぞ知る」所でありますが、本書に登場する20人から熱いバイブレーションが伝わってきたこと、それだけは事実です。
「本当なら今頃僕は、ひと財産築いた上で日本なんかとっとと捨てて、シンガポールに移住しているはずだったのだが。うまくはいかないものである。」
と書き、それが結構反響があったわけでありまして、20代のときは
「今の日本は俺にとっては狭すぎる! 海外に出て世界を股にかけて活躍する人間になるんだ!!」
と息巻いていた時期がありましたが、2008年9月15日に有名な投資銀行であったリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが破綻し、そのことが導火線となって世界的な世界的金融危機が発生した世に言う「リーマン・ショック」のあおりを受けて東京で当時手掛けていた仕事が全て灰燼に帰してしまい、僕は一生分の恥をかいて自分が19歳の時に
「俺が今度ここに帰ってくるときは死ぬ時だ!!」
とまで言っていた地元へと「強制送還」される仕儀と相成ってしまい、以降、海外雄飛は胸の奥底にしまっていたのでした。
しかし、本書を読んで、その思いが自分の中でふつふつとわきあがってまいりました。内容はと言いますと、日本を飛び出して海外を拠点に活躍する20人の日本人。佐藤琢磨 [レーシングドライバー] 石塚啓次 [レストランオーナー] 村上隆二 [居酒屋店経営] 江龍寿 [経営者] 内村伸之 [牧師] とのまりこ [マルチクリエイター] 手島竜司 [オーナーシェフ] 大矢健治 [事業家] 島塚絵里 [テキスタイル・デザイナー] 八巻建志 [空手家] 竹田欣克 [経営者] 佐久間裕美子 [作家/フリーライター] MAS日野 [ルシアー/ギタービルダー]黒川治郎 [事業家] 益子陽介・早苗 [事業家] 元尾優 [経営者] 加藤“Mek"彰一 [海外移住系ラッパー] 佐々昌二 [バリスタ/焙煎士]四角大輔 [アーティスト]
の面々が取り上げられ、彼らへのインタビューをまとめて構成されております。
個人的には八巻建志先生が極真カラテで築いた栄光を全て全てアメリカでイチから自身の流派である『八巻空手』を起こすまでの奮闘の歴史やアメリカでミキハウスの現地法人のトップを勤める竹田欣克氏。そして、ジャズ・トランペット(コルネット)奏者、日野皓正氏の長男であり、ジャズドラマーの日野元彦氏の甥に当たるルシアー/ギタービルダーの黒川治郎氏の話がとても印象に残っております。
自分の人生がこの先どうなるかは「神のみぞ知る」所でありますが、本書に登場する20人から熱いバイブレーションが伝わってきたこと、それだけは事実です。
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有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。
書評一覧を取得中。。。
- 出版社:実務教育出版
- ページ数:272
- ISBN:9784788913257
- 発売日:2017年06月21日
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