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波津雪希
レビュアー:
難病にかかり余命宣告された女性の生き様。
 難病にかかっていると知った時の経緯が

描かれていませんが、祖母が同じ病で

遺伝性のある病気ということなので

二十歳になったことで検査を受けたのでしょう。

しかし、余命10年という病は

これから人生を謳歌しようと思っていた

短大生には過酷なものです。

高林茉莉は入院時に同じ病にかかっている

女性からアドバイスを受け

後悔しない様な生き方をしていたが

高林茉莉の病の事を知らない人から見れば

ストイックな生き方をしている女性だと

思われていたでしょう。



 難病にかかると障害年金が貰えても

治療にかかる医療費は莫大なのも。

例え治療法がなくても、発作が起こった場合

などを考えると医療費にかかる金額は

少なくないはず。高林茉莉の両親はどのようにして

医療費を工面していたのでしょう。

両親共働きでも自宅を持っているということは

それなりの収入があると考えられます。



 高林茉莉の死に行くシーンは

ちょっと意外でした。

本人的には只の眠りについただけのような

描写だったので、葬式のシーンが無ければ

判りませんでした。
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波津雪希
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この書評へのコメント

  1. ef2019-09-17 06:13

    余命10年ってなかなか微妙な数字かもしれませんね。
    普通はもっと短い期間で余命を宣告されるのではないかと思いますが、10年となると……。
    確かに若い人たちにとっては「あと10年」と言われると相当にショックだろうと思いますが、私なんかそう言われても、そんなもんかねなんて思ってしまいそう(苦笑)。

    気持ちの持ちようですが、10年は長いか短いか……。

  2. 波津雪希2019-09-17 21:55

    なんでも、治癒できない難病にかかったという設定です。
    10年で限定されるのはつらいですね。
    著者も難病でなくなっています。

  3. No Image

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