有坂汀さん
レビュアー:
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「なぜ出版社であり、IT企業であるカドカワが高校を?」本書はインターネットを活用した新しい通信制高校「N高」を取り上げたノンフィクションです。僕が現役の高校生だった時にはここに行っていたでしょう。
本書はインターネットを活用した新しい通信制高校「N高」を取り上げたノンフィクションです。本書を読みながら僕は高校時代のことを思い出し、結果的にはある程度の「恩恵」があったものの(詳細は拙著『斜めからの視点に立つ~釧路公立大学下山ゼミ生・学生団体SCANたちと分け合った日々~』を参照のこと)、高校生活そのものには一切いい思い出はなく、中退を考えていたこともあり、本書を読みながら
「あー。もし高校時代にN高があったら間違いなくそっちに行っていただろうなー。」
と、そんなことを考えておりました。
本書ではN高の創設を思い立ったいきさつから多くの苦難を経て創設した経緯。N高に通って自分の「居場所」を見つける事が出来た生徒たちのことが特集されており、最後まで一気に読んでしまいました。
中高生の不登校が社会問題化しているのは僕が現役のころからあったわけですが、世紀をまたいでもいじめや自殺の報道を耳目するたびにため息をついている昨今でございまして、まだ始まったばかりのN高がそこを変えていく要因の一つになればと、この場を借りてお祈りしております。
「あー。もし高校時代にN高があったら間違いなくそっちに行っていただろうなー。」
と、そんなことを考えておりました。
本書ではN高の創設を思い立ったいきさつから多くの苦難を経て創設した経緯。N高に通って自分の「居場所」を見つける事が出来た生徒たちのことが特集されており、最後まで一気に読んでしまいました。
中高生の不登校が社会問題化しているのは僕が現役のころからあったわけですが、世紀をまたいでもいじめや自殺の報道を耳目するたびにため息をついている昨今でございまして、まだ始まったばかりのN高がそこを変えていく要因の一つになればと、この場を借りてお祈りしております。
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有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。
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- 出版社:KADOKAWA
- ページ数:176
- ISBN:9784041054765
- 発売日:2017年04月14日
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