たけぞうさん
レビュアー:
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美術館に行くのが大好きです。
「#棚マル 応援企画!みんなの推薦本リストを制覇しよう!」参加書評です。
Yasuaki Fukushimaさんのご推薦です。
美術館に行くのが大好きです。
趣味の合う企画展にも出かけますが、重要なのは常設展だと思うのですね。
あそこに行けば、あの絵に会えるという感覚はとても魅力的です。
表紙の女性はルノワールが描いた絵だと分かりますよね。ロートレックの絵も。
だから手にする前からどきどきしていました。
読んでよかったです。
企業系の美術館なので大半は小さい絵です。スペースが限られていますし。
そのぶん展示作品の分野や時代のまとが絞られているので、
かえって心地よい空間になっていそうです。
わたしの場合ですが、行く美術館は公立である場合が大半です。
しかし、コンパクトで趣味の合いそうな私立美術館もよさそうだと
思いを新たにしました。
小ぶりの美術館という捉えかただと、いままで行った中では、
名古屋市美術館や堺市美術館がよかった印象があります。
私立はさらに小規模だと思うのですが、ルノワールの女性に会えると思うと
行きたくなってきました。
小規模美術館の魅力に、お客さんが少ないことが挙げられます……などと断定して
いますが、そんな価値観を持っている人は少ないかもしれませんが。
小規模美術館は、一回行けば満足するのかリピーターが少ないのかもしれません。
さーっと回って、すぐに終わりという人もいるでしょう。
大きい企画展に行くと、ぶつかったり押されたりすることがあります。
東京でピカソ展に行った時に、すごく混んでいてわざと鼻息をかけられた
こともあります。だから日本よりも海外の美術館の方が好きなのですが、
先に紹介した二つの美術館は心ゆくまで見られて満喫できました。
わたしは気に入った絵をずーっと見るのが好きです。
箸やすめ的にひと廻りしたあと、戻ってきて二度見するのも大好きです。
長く見るときは、絵の斜め横ぐらいに立ち、人がいなくなると正面に移動してと
迷惑にならないことを心掛けています。
それが、お客さんが少ないとほぼ独占できるんですよね。
ああ、ルノワールの絵を独占したい……
この絵は印象派らしい筆あとの残るタッチと明るい配色が魅力です。
よく見ると、写実的すぎない生命力も感じられます。
目の高さを大きくずらしてあり、鼻はやや下から正面を見上げていて、
唇はほぼ真正面の角度で描かれています。
鼻の線で右半分・左半分と手で隠してみると、違った表情が見えてくるんですよ。
ああ、これが絵にしか描けない魅力なんだとシンプルに伝わりました。
印刷だけでこんなに魅力的ということは、本物を見たら鼻血ブーでしょうね。
写真で見ると、どうしても分析的に見えてしまうのですが、
本物の前に立つと、先に説明した右半分・左半分が混然と一体化して、
迫力をもって目に飛び込んでくることは間違いないです。
ミュシャの絵で体験済みですし。
ルノワールの絵のことばかり延々と書いてしまいました。
もちろんほかの作品もありますので、まずは本でお楽しみ下さい。
東京駅近くなので、行く機会がある人も多いでしょう。
会いに行く時間が取れれば、この本も本望じゃないかと思います。
<追記2019.7.6>
ルノワールの絵について書きましたが、残念ながらこの絵は
展覧会用だったみたいです。常設はロートレックなどです。
HPで確認できます。
本にするなら企画展の作品は外してもらわないと困りますね。
よさそうな美術館なのでそのうち行こうと思っていますが、
誤解して書評を書いてしまいましたので注記しました。
Yasuaki Fukushimaさんのご推薦です。
美術館に行くのが大好きです。
趣味の合う企画展にも出かけますが、重要なのは常設展だと思うのですね。
あそこに行けば、あの絵に会えるという感覚はとても魅力的です。
表紙の女性はルノワールが描いた絵だと分かりますよね。ロートレックの絵も。
だから手にする前からどきどきしていました。
読んでよかったです。
企業系の美術館なので大半は小さい絵です。スペースが限られていますし。
そのぶん展示作品の分野や時代のまとが絞られているので、
かえって心地よい空間になっていそうです。
わたしの場合ですが、行く美術館は公立である場合が大半です。
しかし、コンパクトで趣味の合いそうな私立美術館もよさそうだと
思いを新たにしました。
小ぶりの美術館という捉えかただと、いままで行った中では、
名古屋市美術館や堺市美術館がよかった印象があります。
私立はさらに小規模だと思うのですが、ルノワールの女性に会えると思うと
行きたくなってきました。
小規模美術館の魅力に、お客さんが少ないことが挙げられます……などと断定して
いますが、そんな価値観を持っている人は少ないかもしれませんが。
小規模美術館は、一回行けば満足するのかリピーターが少ないのかもしれません。
さーっと回って、すぐに終わりという人もいるでしょう。
大きい企画展に行くと、ぶつかったり押されたりすることがあります。
東京でピカソ展に行った時に、すごく混んでいてわざと鼻息をかけられた
こともあります。だから日本よりも海外の美術館の方が好きなのですが、
先に紹介した二つの美術館は心ゆくまで見られて満喫できました。
わたしは気に入った絵をずーっと見るのが好きです。
箸やすめ的にひと廻りしたあと、戻ってきて二度見するのも大好きです。
長く見るときは、絵の斜め横ぐらいに立ち、人がいなくなると正面に移動してと
迷惑にならないことを心掛けています。
それが、お客さんが少ないとほぼ独占できるんですよね。
ああ、ルノワールの絵を独占したい……
この絵は印象派らしい筆あとの残るタッチと明るい配色が魅力です。
よく見ると、写実的すぎない生命力も感じられます。
目の高さを大きくずらしてあり、鼻はやや下から正面を見上げていて、
唇はほぼ真正面の角度で描かれています。
鼻の線で右半分・左半分と手で隠してみると、違った表情が見えてくるんですよ。
ああ、これが絵にしか描けない魅力なんだとシンプルに伝わりました。
印刷だけでこんなに魅力的ということは、本物を見たら鼻血ブーでしょうね。
写真で見ると、どうしても分析的に見えてしまうのですが、
本物の前に立つと、先に説明した右半分・左半分が混然と一体化して、
迫力をもって目に飛び込んでくることは間違いないです。
ミュシャの絵で体験済みですし。
ルノワールの絵のことばかり延々と書いてしまいました。
もちろんほかの作品もありますので、まずは本でお楽しみ下さい。
東京駅近くなので、行く機会がある人も多いでしょう。
会いに行く時間が取れれば、この本も本望じゃないかと思います。
<追記2019.7.6>
ルノワールの絵について書きましたが、残念ながらこの絵は
展覧会用だったみたいです。常設はロートレックなどです。
HPで確認できます。
本にするなら企画展の作品は外してもらわないと困りますね。
よさそうな美術館なのでそのうち行こうと思っていますが、
誤解して書評を書いてしまいましたので注記しました。
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ふとしたことで始めた書評書き。読んだ感覚が違うことを知るのは、とても大事だと思うようになりました。本が好き! の場と、参加している皆さんのおかげです。
星の数は自分のお気に入り度で、趣味や主観に基づいています。たとえ自分の趣味に合わなくても、作品の特徴を書評で分かるようにしようと務めています。星が低くても作品がつまらないという意味ではありません。
自己紹介ページの二番目のアドレスは「飲んでみた」の書評です。
三番目のアドレスは「お絵描き書評の部屋」で、皆さんの「描いてみた」が読めます。
四番目のアドレスは「作ってみた」の書評です。
よかったらのぞいてみて下さい。
この書評へのコメント
- たけぞう2017-11-13 20:54
>ぽーるばにやんさん
大阪ですかー。ちょっと前に関西方面にいく機会が何回かあり、あべのハルカス美術館も狙っていたのですけど、タイミング合わずでした。
兵庫県立美術館は、藤田嗣治の巡回展があったときに運よくタイミングが合って行けました。レオナール藤田狙いだったのですが、小磯良平を集めた部屋があってラッキーでした。行くまで知らなかったんですね。飾ってある絵も大きくて迫力ありました。
さらに別の画家のコレクション室があったり、1FLの常設にもたくさんの絵があって驚きました。いくつかの県立美術館に行っていますが、兵庫はかなりの規模だと思います。次回お近くに行かれるときは、お薦めですよ。なにより常設は、小磯良平も含めてすいていますし。クリックすると、GOOD!と言っているユーザーの一覧を表示します。 
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- 出版社:東京美術
- ページ数:79
- ISBN:9784808709723
- 発売日:2013年10月05日
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