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波津雪希
レビュアー:
題名からしてスナイパーを想像していましたが本書を読んでみると、ちょっと違っていました。
 本書は第二次世界大戦でポツダム宣言を受諾せず
新潟に原子爆弾を落とされたとこで、第二次世界大戦は
終結したが、北海道から侵攻していたソビエト連邦共和国が
連合軍に譲渡しなかったとこで日本は東西に分かれて
別々の国として歩んでいるという設定でした。

 学校の屋上から飛び降りて死のうとしている同級生と
不登校の女子高生が、殺害を報酬として強盗やテロに
巻き込んでいくのは、ちょっと強引で簡単過ぎな展開の
ような気がしましたが、最後になって種明かしされると
意外でもなく、すんなりと納得できるような内容でした。

 天然痘のDNAをいじった細菌兵器から
ソビエト連邦共和国から仕入れてきた核弾頭。
こんなことが一女子高生に取引できないと
思いますが、あくまでも小説の世界なので
何でもありなのかもしれません。
でも、これも種明かしされてしまうと納得
できてしまうもの。
それよりも、女子高生のペテンに簡単に引っ
掛かる軍人や政治家などの方が、恐ろしいです。
これも女子高生という魔法なのかもしれませんね。
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波津雪希
波津雪希 さん本が好き!1級(書評数:1949 件)

本を読むのは、もっぱら移動時間。
移動時間が長い時ほど、読書量が増えます。

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