morimoriさん
レビュアー:
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妻が椎茸だったころ、俺は松茸だった!わっかるかな~、わっかんねえだろうな~。
ツッコミたくなるようなタイトルに、ついキャッチコピーでやらかしてしまいました。
(ゴメンなさい)
奇妙なタイトルに、いったいなんの話?と読み始めればそれは、夫の定年退職二日後、最愛なる妻が昼近くなっても起きてこない。起こしに行ったところ、妻は心臓の鼓動を止めていた。
いきなり、哀しい話ではじまったこの物語、妻が残したレシピのような、雑記帳のようなノートに綴られていた文章を、夫が読みながら料理教室に持参する椎茸の煮るのだ。乾燥椎茸にいきなり包丁を入れたり、置きっぱなしにしておいた椎茸の匂いが、部屋中に漂っていることに微かな期待をしたりと男性が料理をするとこんな感じかもしれないとちょっと笑える。その後、生前妻が予約をしていおいた料理教室に夫がでかけるのだが、それも哀しく、おかしい。哀しい中にも、ホッとしたり、ホッコリしたりする内容だった。
「リズ・イエンスカのゆるされざる新鮮な出会い」
「ラフレシアナ」
「妻が椎茸だったころ」
「蔵篠猿宿のパラサイト」
「ハクビシンを飼う」
5つの短編が収録されている中で、私は「妻が椎茸だったころ」「リズ・イエンスカのゆるされざる新鮮な出会い」「ハクビシンを飼う」が印象に残った。個性的な登場人物が、笑えるし、なかなかステキな出会いかと思いきや、ラストでビックリ!だったり、出会ったばかりの人なのに・・・というスリリングな感じが、ヨカッタ。
それでも、中島京子氏はやはり長編小説のほうが良いかもしれない。
(ゴメンなさい)
奇妙なタイトルに、いったいなんの話?と読み始めればそれは、夫の定年退職二日後、最愛なる妻が昼近くなっても起きてこない。起こしに行ったところ、妻は心臓の鼓動を止めていた。
いきなり、哀しい話ではじまったこの物語、妻が残したレシピのような、雑記帳のようなノートに綴られていた文章を、夫が読みながら料理教室に持参する椎茸の煮るのだ。乾燥椎茸にいきなり包丁を入れたり、置きっぱなしにしておいた椎茸の匂いが、部屋中に漂っていることに微かな期待をしたりと男性が料理をするとこんな感じかもしれないとちょっと笑える。その後、生前妻が予約をしていおいた料理教室に夫がでかけるのだが、それも哀しく、おかしい。哀しい中にも、ホッとしたり、ホッコリしたりする内容だった。
「リズ・イエンスカのゆるされざる新鮮な出会い」
「ラフレシアナ」
「妻が椎茸だったころ」
「蔵篠猿宿のパラサイト」
「ハクビシンを飼う」
5つの短編が収録されている中で、私は「妻が椎茸だったころ」「リズ・イエンスカのゆるされざる新鮮な出会い」「ハクビシンを飼う」が印象に残った。個性的な登場人物が、笑えるし、なかなかステキな出会いかと思いきや、ラストでビックリ!だったり、出会ったばかりの人なのに・・・というスリリングな感じが、ヨカッタ。
それでも、中島京子氏はやはり長編小説のほうが良いかもしれない。
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多くの人のレビューを拝見して、読書の幅が広がっていくのが楽しみです。感動した本、おもしろかった本をレビューを通して伝えることができればと思っています。
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- 出版社:講談社
- ページ数:184
- ISBN:9784062935500
- 発売日:2016年12月15日
- 価格:594円
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