yukoさん
レビュアー:
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私には「勇気」はないけれど、彼らの勇気と愛に少しは心救われたような・・・
いやー、全然本を読めない鬱状態から、ちょっとずつ読める状態にまではなったものの、
書評はもう二度と書けないかも・・・
とうじうじしつつも、皆さんの書評を読んで、これ、読めるようになったら読みたいな・・・
と思ってたのがこの本でした。
14歳のモリーは物語をつくりだす天性の語り手。
生まれつき足の悪い弟、キップと飢饉に襲われたアイルランドから命からがら船でイングランドにやってきて、やっとのことで姉弟揃って雇ってくれるお屋敷を見つけたものの、そのお屋敷へ向かう道中、出会った人々皆にあの家へ行くのはやめておけ、と脅されます。
一体自分たちが向かっている雇い先はどんな屋敷なのか。
ようやくたどり着いたそのお屋敷は、まるで巨木に飲み込まれたように建っており、一家は全員病的な青白い顔をした家族でした。
それでも生きていかねばならぬと、やっと手に入れた暖かい寝床を手放すわけにいかない二人は、必死で働きだすのですが、どうにもこうにもなんだかやっぱりこのお屋敷はおかしいと気づき・・・
二人はその謎に立ち向かおうとするのですが・・・
とても利口であるけれど、たかだか14歳の姉、モリー。
たった二人になってしまった家族である弟キップを守らねばならないと、あらゆることに耐えようとするのですが、実は幼いと思っていたキップの方が、姉を思いやり、姉を守ろうと体を張り、モリーが思っているよりもずっとずっとたくましく成長していくのです。
彼は亡き父親の作ってくれた形見である『勇気』と名付けた松葉杖をついているのですが、
まさに彼は、その松葉杖を持つのにふさわしい勇気を持った少年で。
幼い二人が力を合わせて互いを思いやり、力を合わせて生きていこうと頑張って、お屋敷の謎を解くために勇気を振り絞って「夜の庭師」と対決する・・・
本当にその純粋さ、ひたむきな二人のまっすぐな生き様に心洗われまして。
あぁ、久しぶりに、
やっぱり、本があって良かったなとしみじみ・・・
早く毎日そう思って本が読める日々になるといいんですけどねぇ・・・
ディズニーで映画化が決定してるのだとか。
ぜひともスクリーンで見たいです。
楽しみ楽しみ。
楽しみがあるとなんとか明日もやり過ごそうと思えるってもんだ!!!
書評はもう二度と書けないかも・・・
とうじうじしつつも、皆さんの書評を読んで、これ、読めるようになったら読みたいな・・・
と思ってたのがこの本でした。
14歳のモリーは物語をつくりだす天性の語り手。
生まれつき足の悪い弟、キップと飢饉に襲われたアイルランドから命からがら船でイングランドにやってきて、やっとのことで姉弟揃って雇ってくれるお屋敷を見つけたものの、そのお屋敷へ向かう道中、出会った人々皆にあの家へ行くのはやめておけ、と脅されます。
一体自分たちが向かっている雇い先はどんな屋敷なのか。
ようやくたどり着いたそのお屋敷は、まるで巨木に飲み込まれたように建っており、一家は全員病的な青白い顔をした家族でした。
それでも生きていかねばならぬと、やっと手に入れた暖かい寝床を手放すわけにいかない二人は、必死で働きだすのですが、どうにもこうにもなんだかやっぱりこのお屋敷はおかしいと気づき・・・
二人はその謎に立ち向かおうとするのですが・・・
とても利口であるけれど、たかだか14歳の姉、モリー。
たった二人になってしまった家族である弟キップを守らねばならないと、あらゆることに耐えようとするのですが、実は幼いと思っていたキップの方が、姉を思いやり、姉を守ろうと体を張り、モリーが思っているよりもずっとずっとたくましく成長していくのです。
彼は亡き父親の作ってくれた形見である『勇気』と名付けた松葉杖をついているのですが、
まさに彼は、その松葉杖を持つのにふさわしい勇気を持った少年で。
幼い二人が力を合わせて互いを思いやり、力を合わせて生きていこうと頑張って、お屋敷の謎を解くために勇気を振り絞って「夜の庭師」と対決する・・・
本当にその純粋さ、ひたむきな二人のまっすぐな生き様に心洗われまして。
あぁ、久しぶりに、
やっぱり、本があって良かったなとしみじみ・・・
早く毎日そう思って本が読める日々になるといいんですけどねぇ・・・
ディズニーで映画化が決定してるのだとか。
ぜひともスクリーンで見たいです。
楽しみ楽しみ。
楽しみがあるとなんとか明日もやり過ごそうと思えるってもんだ!!!
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仕事のことで鬱状態が続いており全く本が読めなかったのですが、ぼちぼち読めるようになってきました!
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- 出版社:東京創元社
- ページ数:426
- ISBN:9784488539023
- 発売日:2016年11月11日
- 価格:1253円
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