はるほんさん
レビュアー:
▼
は…、恥ずかしいぃぃッッ…!(/ω\)
前から気になってた漫画を買ってしまう。特に2巻の
「村上春樹をどーゆースタンスで読んだらいいか正解が分かったよ!」
と言う表紙の台詞が気になってもう。
イエ安心してください。ちゃんと1巻も買いましたよ?
主人公・バーナード嬢は読書家だ。
ただし「本を読まないで読書家に見られたい」という、
本好きなら広辞苑で後頭部を殴りたくなる外道である。
が、バーナード嬢が言うこともちょっと分かるのだ。
本好きといえど、すべての本を読めるわけではないのだから。
思うに「自称本好きなら読んでいるだろう」と
一般的に思われやすい本ってあると思うのだ。
・芥川賞・直木賞受賞作
・世界・日本の代表文学作品
・いわゆるベストセラー作品 など
他にも
・この作家が好き→じゃあ全著持ってて読んでるよね!
・SF・ミステリが好き→1番面白いのってなに!?
・歴史が好き→じゃあ知らない事なんてないよね!
・漫画が好き→ヲタクなんだね! など
ン な ハ ズ あ る か あ あ あ あ あ あ ぁ ぁ ぁ ! ! !
何でも買って読んで持ってるとか、富豪か!石油王か!!
時間と金と本棚は有限なんだよ!
世の中にどんだけ本があると思っとるんじゃ!
知らない・読んでない・読み切れないから本はやめられねーんだよ!
就活では「読書が趣味です」はダメとよく言われる。
その是非は別として、「読書家」と言うラインが曖昧なことは確かだ。
仮に文学と言うジャンルに興味がないまま
他のジャンル本を年間何百冊と読破していたとしても
「え、夏目漱石も読んでないの?全然本好きじゃないじゃん」
などと一刀両断される可能性もある。
いわば試験の「ヤマ」のようなものだ。
勉強しなくてもヤマがあたれば得点が取れる。
有名ドコロの話筋や名言を抑えれば、確かに「読書家」になれなくもない。
バーナード嬢のやり方は、ある意味羨ましい。
そんな要領よく本が読めたら、苦労はしない。
だから本読みは読んだことを語る。
「映画もみたけど、やっぱり原作の方がよかったわ」
「へー、それ文庫化したんだー」
「いやー、挑戦したんだけど挫折しちゃって」
「まだ未読?でも今から読む楽しみを味わえるなんて羨ましいよ」
などなど、バーナード嬢が「使ってみたい」言葉には
確かに本読みが1度や2度使う台詞であり、指摘されるとお恥ずかしい。
ちなみに「村上春樹スタンス」だが、バーナード嬢は
①「いけ好かねー」とスルー
②売れ行きや評価が「興味深い」と一定距離を保つ
③がっつりハマる
と言う3点をあげており、自分がガッツリ②に属していてお恥ずかしい。
その上グレートギャツビー(村上春樹翻訳ライブラリー)で
ハルキとアメリカ文学を読んだ気になれるという名案に
自分もしっかり乗っかっていて本当にお恥ずかしい。
そう、この本はバーナード嬢の後頭部を広辞苑で殴りつけたら
ブーメランで自分に返ってくるという仕様なのだ。
しかもバーナード嬢、鋭いトコも突く。
「あらすじ本って結局、既読の本のあらすじが一番楽しい!」
いやうん、そうなのだ。
こーゆー本のまとめ的な本や漫画を読んで
自分が読んだ本がでてくると、アドレナリンが放出される。
そして言っちゃうのだ。
パブロフ犬のように。
「あー、コレ学生の時に読んだわー、懐かしいわー」
「そうそう、この谷崎本句読点ねーんだよな!でもそれがいいっつーか」
ああもうホント、お恥ずかしい…(/ω\)
「村上春樹をどーゆースタンスで読んだらいいか正解が分かったよ!」
と言う表紙の台詞が気になってもう。
イエ安心してください。ちゃんと1巻も買いましたよ?
主人公・バーナード嬢は読書家だ。
ただし「本を読まないで読書家に見られたい」という、
本好きなら広辞苑で後頭部を殴りたくなる外道である。
が、バーナード嬢が言うこともちょっと分かるのだ。
本好きといえど、すべての本を読めるわけではないのだから。
思うに「自称本好きなら読んでいるだろう」と
一般的に思われやすい本ってあると思うのだ。
・芥川賞・直木賞受賞作
・世界・日本の代表文学作品
・いわゆるベストセラー作品 など
他にも
・この作家が好き→じゃあ全著持ってて読んでるよね!
・SF・ミステリが好き→1番面白いのってなに!?
・歴史が好き→じゃあ知らない事なんてないよね!
・漫画が好き→ヲタクなんだね! など
ン な ハ ズ あ る か あ あ あ あ あ あ ぁ ぁ ぁ ! ! !
何でも買って読んで持ってるとか、富豪か!石油王か!!
時間と金と本棚は有限なんだよ!
世の中にどんだけ本があると思っとるんじゃ!
知らない・読んでない・読み切れないから本はやめられねーんだよ!
就活では「読書が趣味です」はダメとよく言われる。
その是非は別として、「読書家」と言うラインが曖昧なことは確かだ。
仮に文学と言うジャンルに興味がないまま
他のジャンル本を年間何百冊と読破していたとしても
「え、夏目漱石も読んでないの?全然本好きじゃないじゃん」
などと一刀両断される可能性もある。
いわば試験の「ヤマ」のようなものだ。
勉強しなくてもヤマがあたれば得点が取れる。
有名ドコロの話筋や名言を抑えれば、確かに「読書家」になれなくもない。
バーナード嬢のやり方は、ある意味羨ましい。
そんな要領よく本が読めたら、苦労はしない。
だから本読みは読んだことを語る。
「映画もみたけど、やっぱり原作の方がよかったわ」
「へー、それ文庫化したんだー」
「いやー、挑戦したんだけど挫折しちゃって」
「まだ未読?でも今から読む楽しみを味わえるなんて羨ましいよ」
などなど、バーナード嬢が「使ってみたい」言葉には
確かに本読みが1度や2度使う台詞であり、指摘されるとお恥ずかしい。
ちなみに「村上春樹スタンス」だが、バーナード嬢は
①「いけ好かねー」とスルー
②売れ行きや評価が「興味深い」と一定距離を保つ
③がっつりハマる
と言う3点をあげており、自分がガッツリ②に属していてお恥ずかしい。
その上グレートギャツビー(村上春樹翻訳ライブラリー)で
ハルキとアメリカ文学を読んだ気になれるという名案に
自分もしっかり乗っかっていて本当にお恥ずかしい。
そう、この本はバーナード嬢の後頭部を広辞苑で殴りつけたら
ブーメランで自分に返ってくるという仕様なのだ。
しかもバーナード嬢、鋭いトコも突く。
「あらすじ本って結局、既読の本のあらすじが一番楽しい!」
いやうん、そうなのだ。
こーゆー本のまとめ的な本や漫画を読んで
自分が読んだ本がでてくると、アドレナリンが放出される。
そして言っちゃうのだ。
パブロフ犬のように。
「あー、コレ学生の時に読んだわー、懐かしいわー」
「そうそう、この谷崎本句読点ねーんだよな!でもそれがいいっつーか」
ああもうホント、お恥ずかしい…(/ω\)
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歴史・時代物・文学に傾きがちな読書層。
読んだ本を掘り下げている内に妙な場所に着地する評が多いですが
おおむね本人は真面目に書いてマス。
年中歴史・文豪・宗教ブーム。滋賀偏愛。
現在クマー、谷崎、怨霊、老人もブーム中
徳川家茂・平安時代・暗号・辞書編纂物語・電車旅行記等の本も探し中。
秋口に無職になる予定で、就活中。
なかなかこちらに来る時間が取れないっす…。
2018.8.21
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- 出版社:一迅社
- ページ数:0
- ISBN:B012FIY8T8
- 発売日:2015年07月27日
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