ぽんきちさん
レビュアー:
▼
In her tomb by the side of the sea (E. A. Poe "Annabel Lee")
とある機会に別のレビュアーさんからいただいた。
世界各国の墓の写真集である。
厳粛なもの、派手なもの、静謐なもの、荘厳なもの、荒涼たるもの、穏やかなもの、壮麗なもの。
形はさまざまだが、いずれも生者が死者を偲び、その魂の行方に思いを馳せる場所である。
それぞれの歴史や習慣を背負った墓たちはいずれも興味深い。
花に包まれた墓地。
魂が天に昇りやすいように崖に吊された柩。
オットセイがもたれかかる墓標。
どれも印象的だが、自分ならどれがよいかな?とふと考える。
生生流転のサイクルに入るなら、鳥葬あたりがさっぱりしていてよいような気がするけど、今の日本の環境では、ちょっと無理だろうなぁ・・・。
どうせ墓なら、波濤砕ける北の海辺、人も滅多に来ないような淋しい地もよいかも。
巻頭には地図がつくが、多くは、国の場所を示していてかなりおおまかである。日本の中心に点を打って、「東大谷万灯会」と「亀甲墓」が併記してあるので少々驚いた。せっかくの地図なので、もう少し位置を細かく示してくれてもよかったと思う。
表紙はチェコのセドレツ納骨堂。メメント・モリ。
『死の帝国』
『ポー詩集―対訳』
世界各国の墓の写真集である。
厳粛なもの、派手なもの、静謐なもの、荘厳なもの、荒涼たるもの、穏やかなもの、壮麗なもの。
形はさまざまだが、いずれも生者が死者を偲び、その魂の行方に思いを馳せる場所である。
それぞれの歴史や習慣を背負った墓たちはいずれも興味深い。
花に包まれた墓地。
魂が天に昇りやすいように崖に吊された柩。
オットセイがもたれかかる墓標。
どれも印象的だが、自分ならどれがよいかな?とふと考える。
生生流転のサイクルに入るなら、鳥葬あたりがさっぱりしていてよいような気がするけど、今の日本の環境では、ちょっと無理だろうなぁ・・・。
どうせ墓なら、波濤砕ける北の海辺、人も滅多に来ないような淋しい地もよいかも。
巻頭には地図がつくが、多くは、国の場所を示していてかなりおおまかである。日本の中心に点を打って、「東大谷万灯会」と「亀甲墓」が併記してあるので少々驚いた。せっかくの地図なので、もう少し位置を細かく示してくれてもよかったと思う。
表紙はチェコのセドレツ納骨堂。メメント・モリ。
『死の帝国』
『ポー詩集―対訳』
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分子生物学・生化学周辺の実務翻訳をしています。
本の大海を漂流中。
日々是好日。どんな本との出会いも素敵だ。
あちらこちらとつまみ食いの読書ですが、点が線に、線が面になっていくといいなと思っています。
「実感」を求めて読書しているように思います。
赤柴♀(もも)は3代目。
この夏、有精卵からヒヨコ4羽を孵化させました。そろそろ大雛かな。♂x2、♀x2。ニワトリは割と人に懐くものらしいですが、今のところ、懐く気配はありませんw
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- 出版社:幻冬舎
- ページ数:127
- ISBN:9784344029675
- 発売日:2016年07月05日
- 価格:1728円
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