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波津雪希
レビュアー:
江戸時代から怨み続けてきた男にたいしてリベンジする幽霊の物語。
 二歳の時に両親が離婚して別れた父親からの

手紙を受け取った村田カエデは、手紙に書かれていた

八木山にある本当寺に向かい、父親の墓石を探していたら

古い墓石に躓いてしまったのが、ケチのつきはじめ。

そこに埋葬されたお鈴が、村田カエデをストーキング。

生きている人ならば、ストーカー対策として

警察に通報と云う手が取れますが、幽霊に対しては

霊媒師やお祓いやなのでしょう。

お鈴に奉公人扱いされてしまった村田カエデは

お鈴の言うことを聞かないと夢の中で

トイレに入れず我慢しなければならないという

恐ろしい刑に遭います。

あやまって墓石を蹴ってしまったために

理不尽なことになる村田カエデは、持て生まれた

運が悪すぎるのでしょう。



 村田カエデが、お鈴に命じられたミッションは

お鈴を裏切り、駆け落ちした男とその女の行方を探ること。

天保の時代に起こったことなど、平成の世では

探しようがありません。

相手は、地獄に行ったのか?

転生しているのか?

あの世に居るのか?

この世に居ても地球は広い。

とても、解決できるようなミッションではありません。

村田カエデは、とても不憫です。

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波津雪希
波津雪希 さん本が好き!1級(書評数:1961 件)

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