有坂汀さん
レビュアー:
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現在の夫と結婚までの軌跡を綴った『59番目のプロポーズ』で作家デビューし、恋愛関係の著作やを数多く発表するアルテイシアさんが「オクテ女子」に贈る「たった一人の」相手を見つけるための「恋愛指南書」です。
ある日、僕がツイッターにログインすると、一通のDMが届いており、なんじゃらほいと思って開いてみると、本書の著者であるアルテイシアさんご本人からで、本書が刊行されるので是非僕に感想を書いて欲しいとのこと。僕は彼女が59番目に出会い、現在の夫であるオタク格闘家と結婚までの軌跡を綴った『59番目のプロポーズ』からずっと彼女の著作やコラムを読み続けてまいりましたので、こんな名誉な話を受けない選択肢は無く、ゼヒ宜しくお願いしますと返事を返すと後日、版元である幻冬舎から本書が送られてまいりました。
詳細は他の著作に譲るとして、現在は旦那様と面白おかしく、幸せに暮らしているアルテイシアさんですが、そこに至るまでの「58戦58敗」の軌跡はまさに「血の轍」でありまして、本書では彼女の壮絶な体験から導き出された本書のメインターゲットである「オクテ女子」達が「たった一人」の相手を見つけるための「恋愛指南書」です。
元々は恋愛サイト「AM」にて連載のコラム「アルテイシアの恋愛デスマッチ」を大幅に加筆訂正し再構成した文庫オリジナルで、僕も断片的にはコラムを読んでいたのですが、書籍化されたものを一気に読むと、アルテイシアさんと彼女の「強敵(とも)」たちが、下の世代の女性に対する「母性愛」のようなものを読んでいて感じました。
記されているのは彼女の真骨頂である下ネタと毒舌とガンダムトークを織り交ぜた具体的かつ実践的な恋愛論であり、「モテないと言わない」「SNSをしすぎない」「エロい妄想をする」「スピリチュアルに頼らない」「鎖骨を出す」「コスプレをする」などアルテイシアさんが自称「挙動不審なブス」だった頃から結婚し、現在に至るまで本書のようなことを実行に移し続けていたので、その気になれば読んだ直後から女性は自分の中に取り入れることが出来、男性は「地雷」になるようなポイントを本書に出てくるような「チンカス」男達から学ぶことが出来ることでしょう。
それにしても…。あまたある恋愛関係のエッセイで自分がウンコを漏らした話が出てくるのはおそらくアルテイシアさんの著作ぐらいなもので、そんな彼女に旦那様は
「ウンコを漏らしてこそ一人前だ」
と名言をおっしゃったそうですが、僕も一年に一回は最低でもウンコを漏らしているのでとても共感の出来るものです。とはいえ、結婚すると言うことはお互いの「ありのままの」姿を直視すると言うことで、下痢や嘔吐した彼・彼女を目をそむけずに愛することが出来るか? と言うことを究極的に突きつけられるわけでして、結婚は「ハッピーエンド」ではなく「これからのはじまり」であることも教えてくれるのです。
詳細は他の著作に譲るとして、現在は旦那様と面白おかしく、幸せに暮らしているアルテイシアさんですが、そこに至るまでの「58戦58敗」の軌跡はまさに「血の轍」でありまして、本書では彼女の壮絶な体験から導き出された本書のメインターゲットである「オクテ女子」達が「たった一人」の相手を見つけるための「恋愛指南書」です。
元々は恋愛サイト「AM」にて連載のコラム「アルテイシアの恋愛デスマッチ」を大幅に加筆訂正し再構成した文庫オリジナルで、僕も断片的にはコラムを読んでいたのですが、書籍化されたものを一気に読むと、アルテイシアさんと彼女の「強敵(とも)」たちが、下の世代の女性に対する「母性愛」のようなものを読んでいて感じました。
記されているのは彼女の真骨頂である下ネタと毒舌とガンダムトークを織り交ぜた具体的かつ実践的な恋愛論であり、「モテないと言わない」「SNSをしすぎない」「エロい妄想をする」「スピリチュアルに頼らない」「鎖骨を出す」「コスプレをする」などアルテイシアさんが自称「挙動不審なブス」だった頃から結婚し、現在に至るまで本書のようなことを実行に移し続けていたので、その気になれば読んだ直後から女性は自分の中に取り入れることが出来、男性は「地雷」になるようなポイントを本書に出てくるような「チンカス」男達から学ぶことが出来ることでしょう。
それにしても…。あまたある恋愛関係のエッセイで自分がウンコを漏らした話が出てくるのはおそらくアルテイシアさんの著作ぐらいなもので、そんな彼女に旦那様は
「ウンコを漏らしてこそ一人前だ」
と名言をおっしゃったそうですが、僕も一年に一回は最低でもウンコを漏らしているのでとても共感の出来るものです。とはいえ、結婚すると言うことはお互いの「ありのままの」姿を直視すると言うことで、下痢や嘔吐した彼・彼女を目をそむけずに愛することが出来るか? と言うことを究極的に突きつけられるわけでして、結婚は「ハッピーエンド」ではなく「これからのはじまり」であることも教えてくれるのです。
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有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。
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- 出版社:幻冬舎
- ページ数:229
- ISBN:9784344424296
- 発売日:2016年02月09日
- 価格:583円
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