有坂汀さん
レビュアー:
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本書は杉並区立和田中学校・元校長。元リクルート社フェローの藤原和博氏が説く「人生における読書の効能」を記した本です。現在では「本を読む習慣がある人」と「そうでない人」とに二分されると警告しております。
僕がこの本を手にしたきっかけは、本屋でベストセラーが並べられているコーナーで本書を見かけ(書店側の意図にまんまとひっかかった形になりますが)、パラパラと内容をめくって、本格的に読んでみようと思い、入手して最後まで読んでみました。
僕は正味1時間ほどで読むことが出来ましたが、とても内容が深いもので、これから本でも読んでみようか、と思う方にとっては「羅針盤」となるであろう一冊です。
現在でも昔もよく、親や先生は「本を読みなさい」と言いますし、僕も自分よりも下の世代の人間に勧めておりますが、彼、彼女らの曖昧そうに笑う顔に書かれているのは(西原理恵子画伯の漫画に顔に本音が書かれているという表現があるのですが、まさにあんな感じで)、
「いや、スマホでよくね!?」
あるいは
「ネットがあんのに何でいまさら!?」
などなどの文字が読めて…。
出来ればそういう方に読んでいただければなと思っております。
なお、巻末には
「ビジネスパーソンが読むべき11冊」
「小中高生を持つ親に読んでほしい本」
「親が子どもに読ませたい10冊」
という藤原氏おすすめの本が列挙されており、個人的には大体3分の1から半分程度、列挙されている本があり、嬉しく思うと同時に、
「激務をこなしている中でよくこんな難しい本を読んでいるなぁ。」
と驚きを隠せなかったこともまた、事実です。
僕は正味1時間ほどで読むことが出来ましたが、とても内容が深いもので、これから本でも読んでみようか、と思う方にとっては「羅針盤」となるであろう一冊です。
現在でも昔もよく、親や先生は「本を読みなさい」と言いますし、僕も自分よりも下の世代の人間に勧めておりますが、彼、彼女らの曖昧そうに笑う顔に書かれているのは(西原理恵子画伯の漫画に顔に本音が書かれているという表現があるのですが、まさにあんな感じで)、
「いや、スマホでよくね!?」
あるいは
「ネットがあんのに何でいまさら!?」
などなどの文字が読めて…。
出来ればそういう方に読んでいただければなと思っております。
なお、巻末には
「ビジネスパーソンが読むべき11冊」
「小中高生を持つ親に読んでほしい本」
「親が子どもに読ませたい10冊」
という藤原氏おすすめの本が列挙されており、個人的には大体3分の1から半分程度、列挙されている本があり、嬉しく思うと同時に、
「激務をこなしている中でよくこんな難しい本を読んでいるなぁ。」
と驚きを隠せなかったこともまた、事実です。
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有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。
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- 出版社:日本実業出版社
- ページ数:256
- ISBN:9784534053176
- 発売日:2015年09月30日
- 価格:1512円
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