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Rokoさん
Roko
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町の本屋さんが生き残っていくには
学校のそばとか、駅前とか、かつては町に本屋さんがあるのは当たり前のことでした。でも、今どきの本屋さんは大手のチェーン店ばかり、個人経営の本屋さんはホントに少なくなりました。

京都の小さな本屋さん(恵文社一乗寺店)がいかにして存続してきたかをまとめたこの本を読んでいると、本屋さんの在り方を考えさせられてしまいました。一般的な本屋さんは取次という仕組みの中で、がんじがらめに縛り付けられています。

そこから抜け出すには、「自分の店の色」を押し出していこうという強い意志が必要なのです。そして、その意志を継続することが必要なのです。他人からは「変わった人だ」といわれるくらいなことをやり続けなけらばならないのです。


これは書店だけでなく、他の業態でも同じことなのだと思います。本部のやり方とか、世間の常識とか、流行とか、そういうことにばかりに気を取られてしまうと、自分がやるべきことを見失ってしまう。それが一番怖いことなのです。

自分の主張を押し通すことができるかどうか?そして、店を訪れてくれる人の話をどれだけ真剣に聞くことができるかどうか?そこに小さな店の生きる道が見つかるのでしょうね。
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Roko
Roko さん本が好き!1級(書評数:2963 件)

好きなジャンルはスポーツ、音楽、美術。
心・脳に関するものも、ついつい読んでしまいます。
小説もいいけどノンフィクションもね!

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この書評へのコメント

  1. くにたちきち2025-01-10 21:35

    Rokoさん:もともと本屋さんには、仰るような店主が頑張っていたと思いますが、だんだん少なくなって、単なる物品を売っている店になってしまったのだと思います。わが町にも、個人経営の新刊書店は一軒だけになりましたが、古書店は、まだ何軒か残っているのは、大学町だからでしょうか。それと、通販で新刊も古書も手に入りやすくなったことも、書店衰退の原因の一つだとは思います。でも、実物に出会える本屋さんには頑張ってほしいと思っています。

  2. Roko2025-01-10 23:00

    くにたちきちさん、コメントありがとうございます。
    本を買う時にはネットではなく、できる限りリアル書店へ行っていますが、大型書店は便利だけど面白みは薄いですね。
    時々古本屋さんへ行って憂さ晴らししてます。

  3. No Image

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