Kuraraさん
レビュアー:
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40,50代、いい大人である・・・・はずだが(笑)
みうらじゅんさん、1958年生まれ。
宮藤官九郎さん、1970年生まれ。
いい大人である。
みうらじゅんさんに至っては同年代が野田元総理。
ちょっと想像してみてください。
野田さんがお友だちと「人はなぜキスをしたくなるのだろう」と真剣に
話している図を・・・。
あり得ないよな~と思うのだけれども、みうらさんと宮藤さんだと
なんだか「あり」と思えるのが最大の謎なのです。
この本を読んでいると、修学旅行の晩に密談している男子中学生の
部屋に入り込んでしまったような気分になるのだ。
何度も言いますが、50代と40代の男性ですが(笑)
本書は大きく分けて3部からなる構成で、
表題のような「どうして」系の疑問を二人で話し合う。
この各疑問自体がくだらない。
くだらないのは承知なのだけど、いや、ちょっと知りたいかも・・・という
中途半端に興味を抱いてしまうものも多く厄介です。
ちなみに私はすぐ感想を書かなかったのですが、
時間をおいてしまった今となってはその疑問に関する
回答が見事に思い出せないという(笑)
読んでいるときは「ふむふむ、そうなのか」なんて
確かに思った部分がチラホラあったはずなんだけれども・・・。
結局のところ、疑問に対するきっちとした回答なんて
実はなかったんじゃないかと(笑)
ゆるゆるだらだら、それでいいんです。表紙が物語っています。
びしっと答えが出てしまったら逆に引くかも?
さて、大半は下ネタなんですけど、「娘といつまでお風呂にはいれるのか?」
など、間もなくその時がやって来る宮藤さんの切実な苦悩も語られている。
「お父さん、たまには一緒にどう?」と、数年後にバンド再結成みたいな
状況がやって来ないかと妄想する宮藤さん。
そんな宮藤さんに、
「今のうちにムービー回しておくってのはどう?寂しくなったとき、見る用にさ。」
と、みうらさんがアドバイス。こんな感じで、まったく解決していないけど、
これはこれで話は完結しています。
それにしても個性的なお二人。
特にみうらさんはお母様も個性的。
みうらさんがどんなに反抗しても全肯定してくる母。
女装姿で実家に帰ったら、「私の若い頃にそっくりやわぁ」と絶賛!
どんなに困らせてやろうとも「純のそういうとこがええ!」と褒めるそうだ。
女装で困らせようとするみうらさんもどうかしているが、
どんなに勇んでもゆるっとした脱力へ誘うお母様の
天然具合が素晴らしすぎる(笑)
「なるほど、みうらさんの表現しがたい個性の源はこの母にありか」と
妙に納得してしまった。
ということで、いくつになっても男性の心は男子な部分がいっぱい。
髪をくくって帽子かぶってこそこそAV買いに行くって!
何度も確認したくなる。
40,50代、いい大人である。
宮藤官九郎さん、1970年生まれ。
いい大人である。
みうらじゅんさんに至っては同年代が野田元総理。
ちょっと想像してみてください。
野田さんがお友だちと「人はなぜキスをしたくなるのだろう」と真剣に
話している図を・・・。
あり得ないよな~と思うのだけれども、みうらさんと宮藤さんだと
なんだか「あり」と思えるのが最大の謎なのです。
この本を読んでいると、修学旅行の晩に密談している男子中学生の
部屋に入り込んでしまったような気分になるのだ。
何度も言いますが、50代と40代の男性ですが(笑)
本書は大きく分けて3部からなる構成で、
表題のような「どうして」系の疑問を二人で話し合う。
この各疑問自体がくだらない。
くだらないのは承知なのだけど、いや、ちょっと知りたいかも・・・という
中途半端に興味を抱いてしまうものも多く厄介です。
ちなみに私はすぐ感想を書かなかったのですが、
時間をおいてしまった今となってはその疑問に関する
回答が見事に思い出せないという(笑)
読んでいるときは「ふむふむ、そうなのか」なんて
確かに思った部分がチラホラあったはずなんだけれども・・・。
結局のところ、疑問に対するきっちとした回答なんて
実はなかったんじゃないかと(笑)
ゆるゆるだらだら、それでいいんです。表紙が物語っています。
びしっと答えが出てしまったら逆に引くかも?
さて、大半は下ネタなんですけど、「娘といつまでお風呂にはいれるのか?」
など、間もなくその時がやって来る宮藤さんの切実な苦悩も語られている。
「お父さん、たまには一緒にどう?」と、数年後にバンド再結成みたいな
状況がやって来ないかと妄想する宮藤さん。
そんな宮藤さんに、
「今のうちにムービー回しておくってのはどう?寂しくなったとき、見る用にさ。」
と、みうらさんがアドバイス。こんな感じで、まったく解決していないけど、
これはこれで話は完結しています。
それにしても個性的なお二人。
特にみうらさんはお母様も個性的。
みうらさんがどんなに反抗しても全肯定してくる母。
女装姿で実家に帰ったら、「私の若い頃にそっくりやわぁ」と絶賛!
どんなに困らせてやろうとも「純のそういうとこがええ!」と褒めるそうだ。
女装で困らせようとするみうらさんもどうかしているが、
どんなに勇んでもゆるっとした脱力へ誘うお母様の
天然具合が素晴らしすぎる(笑)
「なるほど、みうらさんの表現しがたい個性の源はこの母にありか」と
妙に納得してしまった。
ということで、いくつになっても男性の心は男子な部分がいっぱい。
髪をくくって帽子かぶってこそこそAV買いに行くって!
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ジャンルを問わず、年間200冊を目標に読書をしています。
「たしかあの人が、あんなことを言っていたな…」というような、うっすら記憶に残る書評を書いていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
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- 出版社:集英社
- ページ数:256
- ISBN:9784087806830
- 発売日:2013年09月09日
- 価格:1260円
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