かもめ通信さん
レビュアー:
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心当たりがありすぎた……。本が好き! #棚マル フェアのこの1冊!(注:このレビューにはいくつか誤記がありますが、気づかぬふりをしてさらっと読み流してください)
ある日、北国に生息する「かもめ」は意を決して大崎をめざした。
自力では飛んで行くことができないのでやむなく飛行機に乗る。
こんな時のためにと溜め込んだマイルの大放出である。
飛んで行った目的はもちろんBOOKPORT大崎ブライトタワー店。
ここで開催されている本が好き!フェアを覗くためだ。
地図を片手にたどり着いてみるとそこには素敵な棚が……
だがしかし、お目当ての1つ、バーナード嬢(1)は留守だった……。
がっくりと肩を落とした「かもめ」の様子を見るに見かねたのか
通りがかった紳士が声をかけてきた。
「お嬢さん、お探しの本はもしやこれではありませんか?
私の読みさしでよかったら、遠慮はいりません。
どうぞお持ちください。」
紳士はそういうとにっこり笑ったのだった。
それはまさにシンデレラとガラスの靴のごとく
需要と供給が一致した瞬間だった。
というわけで、バーナード嬢である。
自称「バーナード嬢」こと町田さわ子の愛読書は
『使ってみたい世界の名言集』。
といっても、彼女はこの本、
人に見られているときだけ、
やけに熱心に読みふける。
さわ子に会うためだけに図書室に通っている遠藤は、
ひと昔前に流行った本を古本や図書室で読み
「やっぱり大したことなかった」と思うのが趣味。
神林しおりは正真正銘の読書家で
SFラブだがそれに限らず幅広いジャンルの本を読んでいる。
図書委員の長谷川スミカはシャーロキアン。
遠藤に対して淡い恋心を抱き、なかなかイタイ青春中。
学校の図書室に集まるこうした面々が繰り広げる“読書家”あるある物語?!
読んでいないだけでなく読む予定もない本なのに
「あーこの本、文庫化されたんだ」と言ってしまう……とか
「その本アマゾンにしつこく薦められているんだよね~」と
思わず口にしてしまう……とか
「学生の頃に読みたかったなあ~」とか……
ああ、私、言ってるよ。
そのセリフ……と、耳も心も痛いったらありはしない!!
だがこの本の中で一番心にしみたのは、
神林しおりのこの言葉。
しかたない!
2巻も読むか……
っていうか、2巻なら売っていたのよ!フェア会場に!
2巻は更にパワーアップした面白さ!って
どうしてもっと早く教えてくれなかったのよ?!
先行レビューの先輩方(><)
と、ちょっぴり逆恨み気味に北国に戻ってきた「かもめ」なのだった。
自力では飛んで行くことができないのでやむなく飛行機に乗る。
こんな時のためにと溜め込んだマイルの大放出である。
飛んで行った目的はもちろんBOOKPORT大崎ブライトタワー店。
ここで開催されている本が好き!フェアを覗くためだ。
地図を片手にたどり着いてみるとそこには素敵な棚が……
だがしかし、お目当ての1つ、バーナード嬢(1)は留守だった……。
がっくりと肩を落とした「かもめ」の様子を見るに見かねたのか
通りがかった紳士が声をかけてきた。
「お嬢さん、お探しの本はもしやこれではありませんか?
私の読みさしでよかったら、遠慮はいりません。
どうぞお持ちください。」
紳士はそういうとにっこり笑ったのだった。
それはまさにシンデレラとガラスの靴のごとく
需要と供給が一致した瞬間だった。
というわけで、バーナード嬢である。
自称「バーナード嬢」こと町田さわ子の愛読書は
『使ってみたい世界の名言集』。
といっても、彼女はこの本、
人に見られているときだけ、
やけに熱心に読みふける。
さわ子に会うためだけに図書室に通っている遠藤は、
ひと昔前に流行った本を古本や図書室で読み
「やっぱり大したことなかった」と思うのが趣味。
神林しおりは正真正銘の読書家で
SFラブだがそれに限らず幅広いジャンルの本を読んでいる。
図書委員の長谷川スミカはシャーロキアン。
遠藤に対して淡い恋心を抱き、なかなかイタイ青春中。
学校の図書室に集まるこうした面々が繰り広げる“読書家”あるある物語?!
読んでいないだけでなく読む予定もない本なのに
「あーこの本、文庫化されたんだ」と言ってしまう……とか
「その本アマゾンにしつこく薦められているんだよね~」と
思わず口にしてしまう……とか
「学生の頃に読みたかったなあ~」とか……
ああ、私、言ってるよ。
そのセリフ……と、耳も心も痛いったらありはしない!!
だがこの本の中で一番心にしみたのは、
神林しおりのこの言葉。
本は読みたいと思ったときに読まなくてはならない
その機会を逃し「いつか読むリスト」に加えられた本は
時間をかけて「読まなくてもいいかもリスト」に移り
やがて忘れられてしまうのだ
しかたない!
2巻も読むか……
っていうか、2巻なら売っていたのよ!フェア会場に!
2巻は更にパワーアップした面白さ!って
どうしてもっと早く教えてくれなかったのよ?!
先行レビューの先輩方(><)
と、ちょっぴり逆恨み気味に北国に戻ってきた「かもめ」なのだった。
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本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。
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- 出版社:一迅社
- ページ数:127
- ISBN:9784758063715
- 発売日:2013年04月19日
- 価格:650円
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