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有坂汀さん
有坂汀
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本書は漫画家、じゃんぽ〜る西先生のパリ滞在記を中心に描いたエッセイコミックの第2弾です。「男目線のパリ」がここでも発揮されている上に、本書から後に西先生の伴侶となる女性、「カレンさん」が登場します。
ツイッターなどでじゃんぽ~る西先生ご本人や、伴侶であるフランス最大の報道機関、AFP通信の東京特派員の西村・プペ・カリンさんとやり取りを重ね、じゃあ西先生の著作も読んでみようかと思って購入し、読んでおります。

本書は漫画家、じゃんぽ〜る西先生のパリ滞在記を中心に描いたエッセイコミックの第2弾です。西先生の描く「男目線のパリ」がここでも炸裂しており、西先生の描くパリの人々の生態に何度も爆笑しつつ、最後まで読み終えました。

ちなみに、巻末で注意書きがあり、
「この本の半分は入手困難になった『パリの迷い方』の再録です。」
とのことなのですが、『パリの迷い方』は不勉強なので読んではおりませんが、それはそれでよいのかも知れません。

本書の構成は大きく分けて四つでありまして、一つ目は「パリの男と女」。パリ地下鉄内のカップルのいちゃつきはどこまで許されるのか? パリのクラブでモテる方法とは? 二つ目が「西先生がパリに来た頃の苦労話」。

パリのユースの特別ベッドとは? ビールを注文するとなぜ水が出てくるのか? 三つ目は「変なパリ人たち」。日本女子は太腿を見せるがパリジェンヌはどこを見せる? パリ人は本気で「自分は悪くない」と思っているのか? が描かれており、そのどれもが面白かったです。

そして、本書の最後に収録されているのは欧州最大のサブカルチャーイベント「ジャパンエキスポのレポート」が収録されており、カレンさんを伴って現地の人にインタビューを行い、会場で売られているフランス人が経営する本格的なたこ焼きを味わい、モーニング娘。や聖飢魔Ⅱのライブレポートもあったりと、盛りだくさんの内容になっております。デーモン閣下がフランス人に「MANKO」と叫ばせたくだりにはニヤリとしてしまいましたが…。

『巴里の異邦人』であった西先生の軌跡が存分に味わえます。
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有坂汀
有坂汀 さん本が好き!1級(書評数:2673 件)

有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。

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