波津雪希さん
レビュアー:
▼
4つの短編からなる密室をテーマにした小説。
■佇む男
葬儀社の経営者が亡くなったが、どう見ても自殺
に思えない不思議な現場の状況。
日下部雅友は大石満寿男社長の生存確認をしたこと
により犯人に利用された。
大石満寿男社長が亡くなった別荘の部屋に白幕が張
られており、遺言書もあった。
しかし、葬儀屋の経営者が考えたとしては不自然さ
があって日下部雅友は知り合いの弁護士の青砥純子
に事件解決の手助けを求めた。
弁護士の青砥純子と防犯ショップ店長の榎本径が密
室の事件に挑む。
不思議なトリックも偶然、現場を見た少年の証言
により密室の謎が解けたが、普通は考えつかないト
リックだった。
■歪んだ箱
住宅の瑕疵を巡る事件だったが、他の短編と違う
のは青砥純子が犯人から弁護を依頼されたのに対し
て、と防犯ショップ店長の榎本径は警察からの依頼
で犯行現場に来ていた。
他の短編と違う設定だったが、二人の意気はぴった
り。
最終的に弁護士の青砥純子が犯人のやったことに気
づき依頼者の言葉を途中で遮ったのは、有罪だと認
めたからなのでしょう。
ミステリーでこのような普段パートナーとしている
人が敵になるのは意外であり、面白かった。
葬儀社の経営者が亡くなったが、どう見ても自殺
に思えない不思議な現場の状況。
日下部雅友は大石満寿男社長の生存確認をしたこと
により犯人に利用された。
大石満寿男社長が亡くなった別荘の部屋に白幕が張
られており、遺言書もあった。
しかし、葬儀屋の経営者が考えたとしては不自然さ
があって日下部雅友は知り合いの弁護士の青砥純子
に事件解決の手助けを求めた。
弁護士の青砥純子と防犯ショップ店長の榎本径が密
室の事件に挑む。
不思議なトリックも偶然、現場を見た少年の証言
により密室の謎が解けたが、普通は考えつかないト
リックだった。
■歪んだ箱
住宅の瑕疵を巡る事件だったが、他の短編と違う
のは青砥純子が犯人から弁護を依頼されたのに対し
て、と防犯ショップ店長の榎本径は警察からの依頼
で犯行現場に来ていた。
他の短編と違う設定だったが、二人の意気はぴった
り。
最終的に弁護士の青砥純子が犯人のやったことに気
づき依頼者の言葉を途中で遮ったのは、有罪だと認
めたからなのでしょう。
ミステリーでこのような普段パートナーとしている
人が敵になるのは意外であり、面白かった。
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- 出版社:角川書店
- ページ数:352
- ISBN:9784041002865
- 発売日:2012年04月25日
- 価格:660円
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