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yukoさん
yuko
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デブでブスな主人公は、美人のHPを荒らしては閉鎖に追い込むことが生きがいの引きこもりニート女。でも実際に美人と暮らし始めてみると、美人だって辛いんだとわかり・・・ 女の子の温かくたくましい友情物語です。
性格も見た目も子供のころからブスの耶居子。
子供のころは「耶居子じゃないだろ、ジャイコだろ!」と悪ガキどもにいじめられ、女子大卒業後に就職しだ保険会社は同僚になじめず半年で辞め、アルバイトも続かず、今や自宅にひきこもり。
ジャンクフードを貪り食って、パソコンでリア充の美女たちのサイトを荒らしてはHPを閉鎖に追い込むことが生きがいとなっている。


そんな彼女が一日中チェックしてるサイトは「嘆きの美女」というサイト。

美人ならではの悩みを美人同士で分かち合うサイトというこのページに罵詈雑言を書き連ねては鬱憤を晴らす日々。


ある日、このサイトのオフ会があると知って、素顔を写メしてさらしてやろうと張り込んでいた耶居子。

そんなサイトの美人管理人に付きまとうストーカー男を、耶居子が偶然阻止したことで両手両足骨折の大怪我をしてしまい、美人管理人のユリエからストーカーから守ってくれてありがとうと感謝され、ユリエの家で怪我が治るまで同居する羽目に。


なんと、ユリエは小学校時代の同級生だったのでした。



美人は得だと思います。絶対に。
それは幼少のころからそうです。きれいな子供は大人にも子供にも好かれやすい。
でも、好かれれば好かれるほど、当の本人たちは、人から押し付けられた「かわいい」「美しい」というイメージを壊してはならないと、自分を殺してしまうのですね。

美人と同居して、罵詈雑言を浴びせていたけれど、実は美人も辛いのだとわかった耶居子。
耶居子のおかげで自分の殻から抜け出せたユリエがまたかっこいい。



読んでる間ずっと渡辺直美の顔がちらついてしまいまして・・・


最近こういうパターン多いなぁ・・・
主人公が誰かの顔と思い込んだら最後まで抜け出せない(笑)


ひねくれ女と傷つきやすい女たちの友情物語。面白かったです。
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yuko
yuko さん本が好き!1級(書評数:302 件)

仕事のことで鬱状態が続いており全く本が読めなかったのですが、ぼちぼち読めるようになってきました!

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