ソネアキラさん
レビュアー:
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妄想半島か、暴走半島か。共感を越えた狂感
向かえども、向かえども、山はまだまだ。
こんな時は『ねにもつタイプ』岸本佐知子著でも読んで、気分転換。大爆笑ってんじゃない。なんか、あるある→くすくす→グズグズ→ぐるぐると、脳内4段変化。要するにあるあるネタとか大喜利っぽいテーマなんだけど、共感を越えた狂感。じわじわくる奇妙なある種の神経症的な笑い。モンティ・パイソンに通じるような。だよね、ご同輩。
誰もが思うことを取り上げて、最後はキシモトワールドへ拉致されてしまう。ムチを持って「女王様とお呼び!」というかどうかは知らないが。ほんと、「ねにもつタイプ」なんだなと、巧妙なタイトルのつけ方に感心してしまう。翻訳家の余技なんてもんじゃない。
作者は、妄想から来る表現の引き出しをいくつも持っており、おいおいそこまでいくのかと。でも、果てのない妄想の暴走にとことん、ストーカーのようについていくぜ。そんなディープなファンが多いとお見受けした。
そのうち、小説を書くようになるんじゃないだろうか。つーか、長いものを読んでみたい。一條裕子の漫画あたりが好きな人ならぜひ。
こんな時は『ねにもつタイプ』岸本佐知子著でも読んで、気分転換。大爆笑ってんじゃない。なんか、あるある→くすくす→グズグズ→ぐるぐると、脳内4段変化。要するにあるあるネタとか大喜利っぽいテーマなんだけど、共感を越えた狂感。じわじわくる奇妙なある種の神経症的な笑い。モンティ・パイソンに通じるような。だよね、ご同輩。
誰もが思うことを取り上げて、最後はキシモトワールドへ拉致されてしまう。ムチを持って「女王様とお呼び!」というかどうかは知らないが。ほんと、「ねにもつタイプ」なんだなと、巧妙なタイトルのつけ方に感心してしまう。翻訳家の余技なんてもんじゃない。
作者は、妄想から来る表現の引き出しをいくつも持っており、おいおいそこまでいくのかと。でも、果てのない妄想の暴走にとことん、ストーカーのようについていくぜ。そんなディープなファンが多いとお見受けした。
そのうち、小説を書くようになるんじゃないだろうか。つーか、長いものを読んでみたい。一條裕子の漫画あたりが好きな人ならぜひ。
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女子柔道選手ではありません。開店休業状態のフリーランスコピーライター。暴飲、暴食、暴読の非暴力主義者。東京ヤクルトスワローズファン。こちらでもささやかに囁いています。
twitter.com/sonenkofu
詩や小説らしきものはこちら。
https://note.mu/sonenkofu
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- 出版社:筑摩書房
- ページ数:227
- ISBN:9784480426734
- 発売日:2010年01月06日
- 価格:630円
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