風竜胆さん
レビュアー:
▼
これが旧シリーズの第七弾。新シリーズもまだまだ積んだまま。早く読まないと・・・
ヨーロッパの架空の小国、ソヴェール王国にある、聖マルグリッド学院。この学院で暮らす灰色狼の末裔たる、美少女ヴィクトリカが、東洋の島国からの留学生久城一弥のコンビが、不可思議な事件に挑むという、「GOSICK」シリーズの第7段、「薔薇色の人生」(桜庭一樹:角川文庫)。
今回、彼らが挑むのは、かって起こった、ソヴェール王国最大の謎と言われる事件だ。10年前に起きた、「ソヴレムの青い薔薇」と呼ばれた、王妃・ココ=ローズの殺害事件。ヴィクトリカは、父親のブロア侯爵によって、首都ソヴレムに連れて行かれ、この謎を解くよう命じられる。しかし、10年も前の事件をなぜ今頃になって。ヴィクトリカが突き止めた驚くべき真相。そこには、更に裏の裏があった。
ヴィクトリカや久城など、聖マルグリッド学院に関係する登場人物たちやりとりは相変わらずコミカルだが、その一方では、ブロア侯爵を初めとする権力者たちのおぞましさも目立ってきている。特に、今回の物語では、本筋の話と並行して、ヴィクトリカの母親、コルデリア・ギャロに、ブロア侯爵が行った人間とも思えない異常なしうちが明らかになる。
物語の中で、世界は、再び大きな嵐に襲われようとしている。果たして、ヴィクトリカと久城の行方はこの後どうなっていくのだろうか。
今回、彼らが挑むのは、かって起こった、ソヴェール王国最大の謎と言われる事件だ。10年前に起きた、「ソヴレムの青い薔薇」と呼ばれた、王妃・ココ=ローズの殺害事件。ヴィクトリカは、父親のブロア侯爵によって、首都ソヴレムに連れて行かれ、この謎を解くよう命じられる。しかし、10年も前の事件をなぜ今頃になって。ヴィクトリカが突き止めた驚くべき真相。そこには、更に裏の裏があった。
ヴィクトリカや久城など、聖マルグリッド学院に関係する登場人物たちやりとりは相変わらずコミカルだが、その一方では、ブロア侯爵を初めとする権力者たちのおぞましさも目立ってきている。特に、今回の物語では、本筋の話と並行して、ヴィクトリカの母親、コルデリア・ギャロに、ブロア侯爵が行った人間とも思えない異常なしうちが明らかになる。
物語の中で、世界は、再び大きな嵐に襲われようとしている。果たして、ヴィクトリカと久城の行方はこの後どうなっていくのだろうか。
投票する
投票するには、ログインしてください。
昨年は2月に腎盂炎、6月に全身発疹と散々な1年でした。幸いどちらも、現在は完治しておりますが、皆様も健康にはお気をつけください。
書評一覧を取得中。。。
- 出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)
- ページ数:314
- ISBN:9784044281151
- 発売日:2011年03月25日
- 価格:620円
- Amazonで買う
- カーリルで図書館の蔵書を調べる
- あなた
- この書籍の平均
- この書評
※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。