ハウスがいっぱい―斉藤謡子のキルト

母親が器用で手芸好きだった影響で、私も針仕事が好きだ。夕食後、２時間ドラマなど見ながら、針をチクチク動かし、紅茶を飲む。至福の時間。

性格が雑なせいか、フランス刺繍は苦手だ。編み物系は、肩が凝るようになってきた。で、今は専らクロスステッチとパチワークを楽しんでいる。

「ハウスがいっぱい」は、図書館で見つけた。西洋の田舎家、教会、煉瓦作りの集合住宅・・・、さまざまな形と色のかわいくデフォルメされてた家々は、私の好みにどハマりだ。カバンに、小物入れ、タペストリーにランチョンマット。実用的なのも飾って楽しむものもどれも素敵で、作者のセンスのよさに夢中でページをめくる。毎日見ているだけでも飽きないに違いない。

その中で特に気に入ったものを３つ選び型紙を確認、出来上がったものを頭に思い浮かべながら自分が今持っている布たちの中から使えそうな布を取り分ける。
まだまだ足りないから、手芸店に行かねば。布選びが楽しすぎて時間を取るだろう、時間に余裕があるときに行かないと。と、一冊の本を前に、思いがどんどん膨らんでいく。気をつけないと、はっと気づくと驚くほど時間が過ぎていたりする。

いい本を見つけてしまった。まずは、この本を買わなくちゃ。