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かもめ通信
レビュアー:
ひっくり返った蹄鉄は誰の幸運を逃がしたのか?!
少し前にいただいた『にぎやかな眠り』が面白かったので
あわよくば今度も…と申し込んだ献本抽選
見事はずれてさてどうしよう。

当たったつもりで買うべきかしら……と考えながら
図書館の蔵書を調べると……ありました!ありました!!旧版が。

今版元さんが新しく出しているのは新訳ではなく新版なので
訳も解説も従前と同じはず……ということで、
少々変色しているものの充分読むに耐えうる図書館本を借りてみることに。
(……シュッパンシャサンゴメンナサイ。)

バラクラヴァ農業大学の応用土壌学教授ピーター・シャンディ氏を中心に
前作で彼のハートを射止めたヘレンや
とっても魅力的なスヴェンソン学長夫妻など
すっかりお馴染みになった賑やかな面々とともに立ち向うのは
・強盗(来客用の銀食器を買いに行ったシャンディ夫妻は強盗と鉢合わせに?!)、
・誘拐(バラクラヴァ農業大学の人気者兼貴重な研究対象でもある豚のベリンダ。
    出産間近の彼女がなんと誘拐された?!犯人の目的は身代金か?それとも?!)
・殺人(なんだかとっても魅力的な気になるあの人が殺された?!)
………と物騒な事件ばかりだというのに、なぜだか妙に楽しくて面白い。


事件の発端となるのは馬の蹄鉄。
U形の蹄鉄は昔から
“上を向いていると、持ち主が幸せをキャッチする”といわれているから
誰もが縁起を担いでその向きには気をつけているはずなのになぜだか全部が逆さまに?!
いったい誰のいたずらなのか?!

原題は"THE LUCK RUNS OUT"
「幸運が逃げちゃった!」というわけだが、
ひっくりかえった蹄鉄が逃したのは
いったい誰の幸運だったのか?!

それは読んでのお楽しみ!!

    • おしゃれになった新版の表紙はこちら
    • 自前のストックから幸運をよぶ蹄鉄のドアノブ写真を探したが見つからず。イメージとしてはこんな感じ?
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かもめ通信
かもめ通信 さん本が好き!免許皆伝(書評数:2243 件)

本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。

読んで楽しい:16票
参考になる:14票
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この書評へのコメント

  1. かもめ通信2016-03-02 05:58

    先行レビュー(新版)はこちら。
    http://www.honzuki.jp/book/233430/

  2. No Image

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