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波津雪希
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第12回日本ホラー小説大賞受賞作品です。
本書は『夜市』と『風の古道』の2編の短編が収録されています。

■夜市
  本書は奈々巻かなこにより『夜市(ボニータ・コミックス)』
 名にて漫画化され秋田書店出版されてしますが、残念ながら漫
 画されていることをインターネットで調べるまで知りませんで
 した。

  小学校や中学校の屋根や壁の隙間に住んでいる学校蝙蝠から
 夜市が開催されることを聞いた裕司は去年アルバイトで一緒だ
 った、いずみを誘った。
 夜市のことを詳しく語らず裕司は岬の公園の先の森に進んで行
 った。
 途中、学校蝙蝠からの情報だと、いずみに言うといずみは帰る
 と言ったが、裕司はいずみを宥め夜市に連れていく。
 夜市には一億円する石や剣が刺さった石が十五億円で出品され
 ていた。
 二人には、とても買えるような値段ではなかったが夜市に来て
 いた客に何か買わないと夜市から帰れないと言われる。
 裕司は以前、夜市に来たことがあるのに七十二万円しか持ち合
 わせがなく、買い物をしないと帰れないのに、何故いずみを誘
 ったのか。
 裕司が夜市でしたかったことが後半、明らかになる。
 
  モダンホラーといった感じで怖さよりも不思議さのほうが大
 きい作品でした。
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波津雪希
波津雪希 さん本が好き!1級(書評数:1951 件)

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