フラジャイル 弱さからの出発
弱さに対する徹底的な研究は、僕の弱さをも認めてくれていた。それに気づいたとき、涙が溢れた。2014年に読んだ中では間違いなく最高の1冊。
はっきり言って読むのは難しいし、僕も分厚い書物は得意なほうじゃないけど、読み終わるにはかなりの時間と…
本が好き! 2級
書評数:17 件
得票数:149 票
ヤクルトスワローズと、サメが好きです。
弱さに対する徹底的な研究は、僕の弱さをも認めてくれていた。それに気づいたとき、涙が溢れた。2014年に読んだ中では間違いなく最高の1冊。
はっきり言って読むのは難しいし、僕も分厚い書物は得意なほうじゃないけど、読み終わるにはかなりの時間と…
ライトノベル界の村上春樹。
本作を初刊とした「ブギーポップ」シリーズがライトノベル界に与えた影響はとても大きいような気がする。 …
世界で一番素敵な邦訳タイトルの問題作だと思ってる。
It's not about the Bikeに「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」と、とても素敵な…
クンデラとはまた一味違う、総合文学小説。
チェコ文学の代表として、よくミラン・クンデラの名前を聞きますが、それとはまた別の立ち位置にいることで…
架空の国の切手が現実にも影響を及ぼしていく様が、こんなにも静かで素敵なこととは知りませんでした。
ドナルド・エヴァンズ 様へ。 どのような言葉で書き出そうか迷ったまま、今これを書いています。 …
すごすぎて寒気すら覚える一冊
作家の吉田篤弘先生が著書『木挽町月光夜咄』で、お気に入りの作家いの一番に「向田邦子」の名前を挙げてい…
海外版『半島に出よ』(村上龍)を読んだような、爽快な気分だ。
タイトルに「鮫」がある、という理由だけで手にとって読んでみた。 もう僕からすればその時点で、自分採…
「現代」から逃げない作家、ウェルベック先生の代表作。
僕なんかよりも、この本の素敵なところを上手に説明してくれている作家の高橋先生のリンクを貼っておきます…
僕の中のビートルズ的存在。
日本語で文章を書く人にとって、もう「村上春樹」っていう存在は無視しちゃいけないことになっちゃったなっ…
完璧な文章なんて存在しないと思っていた僕を励ましてくれた一冊。
「中島らも節」のすべてがこの一冊に詰まっているような気さえする、圧倒的な文章でした。 アルコー…
野球を通して、野球ではない何かを感じてしまう素敵な一冊。
高橋源一郎先生の『優雅で感傷的な 日本野球』と通じるものがあるような気がする。たぶん、二人とも「野…
現代の総合小説、という言葉がとても似合う一冊でした。
海外文学ファンのかたが開催された読書会に僕も参加させてもらったのですが、ほぼ全員に「Gマルケスの『百…
1行目からヤラれちゃいました。
読んでいると、もしかしたら作者は 「僕しか知らない悲しみ」をわかってくれているかもしれない、という…
作中でホールデンは死んだのではないか、という案も。
25章において、すでに亡くなっている弟「アリー」に、自分が消えないようにとお願いをする箇所があります…
素晴らしすぎて3回ほど死にそうになった。
これほど素晴らしい文章を書いた人には国民栄誉賞を23個ほどあげてもいいと思うのだけど、まだもらってな…
僕の凡庸な人生を慰めてくれた一冊
とても素敵な本でした。この本のおかげで多くの素敵な読書仲間と出会うことができました。
「世界は野球で満ちている」 とても素敵な一冊でした。
僕は「世界はサメで満ちている」と思っていたのですが、もしかしたらそれは野球だったのかもしれません。と…