赤と青とエスキース



不器用な愛と二人を繋ぐ絵の物語。
海外に留学したら違う自分を見出だせるのではないかと思ってオーストラリアに来てみたものの、新しい場所に…

本が好き! 1級
書評数:2941 件
得票数:61059 票
ホラー以外は、何でも読みます。みなさんの書評を読むのも楽しみです。
よろしくお願いします。



不器用な愛と二人を繋ぐ絵の物語。
海外に留学したら違う自分を見出だせるのではないかと思ってオーストラリアに来てみたものの、新しい場所に…



13世紀、ケルンで起きた事件をもとにした歴史ミステリ。
赤毛のため「狐」と呼ばれているこそ泥のヤコプは、夜中に大司教の果樹園の林檎を盗みに入り、ケルン大聖堂…



作家は、本当に猫が好きらしい。
猫好きで知られている作家は、本当に多い。アメリカでは、ヘミングウェイ、トルーマン・カポーティ、レイモ…




ゴッホ兄弟と日本人との深いつながりを描いた物語。
美術界に新しい旋風を巻き起こした印象派。その印象派の画家たちが日本の浮世絵から大きな影響を受けていた…



広重は、いかにしてあの美しい「東海道五十三次」を完成させたのか。
歌川広重は、以前は安藤広重として知られていた浮世絵画家。代表作は、「東海道五十三次」だ。 この…



知らなかった。明治初期、ロシアに渡って聖画を学んだ女性がいたとは。
明治初期、西洋絵画を学ぶためロシアに渡った女性がいた。山下りん、のちに茨城県となる笠間藩の下士の家に…




芸術の持つ力を信じて。
八神瑤子は小学生のときに訪れたMoMAでピカソのゲルニカを観て衝撃を受けた。それがきっかけとなりピカ…




俵屋宗達の数奇な生涯を描く歴史小説。
2巻まとめての書評です。 『風神雷神』は、俵屋宗達の生涯を描いた歴史小説で、風の章と雷の章の2…



子ども向けの詩を集めたアンソロジー。
この詩集には、アメリカの詩人が子どもたちのために書いた詩、もしくは、子どもたちにも理解可能で読んで欲…



どの派にも属さない独特な絵を描いたパウル・クレーの詩に、彼の絵を添えて。
パウル・クレーは、スイスの画家で、カンディンスキーらとともに「青騎士」をけっせいした。 その作…




人は、なぜ地獄の絵を見たがるのか。
人は、なぜ地獄についてしりたがるのか。地獄絵を見たがるのか。 怖いもの見たさ、という言葉が…



怖ろしげな名前、過去の悪人と同姓同名、名前は人を不幸にする?
雨の港で海中に転落した車の中で、妻は助かり、夫は死んだ。 夫は資産家で、妻となった女鬼塚球…




視覚障害を持つバイオリニスト川畠成道の半生。題から想像されるのとは違った前向きな姿勢が心を打つ。
8歳のとき、川畠成道は祖父母に連れられてロサンゼルスのディズニーランドへ行った。楽しいはずの旅行だ…





人間にとって有用なロボット。だが、その使い方を間違えると、とんでもないことになる。
ロッスム社のユニバーサル・ロボットは、人間の代わりに何でもやってくれる人造人間だ。 初代のロッ…





ロッシーニの有名なオペラ『セビリヤの理髪師』の原作。とにかく、セリフがおもしろい!
プラドで見かけた素敵な美人に一目惚れしたアルマビーバ伯爵、マドリード中探させたが、彼女はもうどこに…




チャップリンを陰で支えた日本人がいたこと、知っていますか?
高野虎市は、広島の生まれ。田舎の小さい村ながら、地元では名家で、裕福でもあったらしい。 彼の少…





画家藤田嗣治、天才ゆえの苦悩と絶望。
1913年に渡仏した藤田嗣治は、エコール・ド・パリを舞台に名声を博し、ピカソ、モディリアーニなど当…





トルコのノーベル賞作家が描いた濃密なミステリ。
トルコの細密画の技術が最高に達していた時代。スルタンの庇護のもとに、細密画師たちは己の才能と力量に…





錚々たる絵師たちによる、妖怪大集合。
ジャパノロジーコレクション第2弾。妖怪。 日本は、八百万の神の国。妖怪も、まあ神様みたいな…





指揮者の岩城宏之が、AからZまで作曲家を並べあげながら、その作曲家の曲の話や、岩城宏之自身の音楽にまつわる思い出話を綴ったエッセイ。
クラシックは堅苦しくていやだとか、聞いていても眠ってしまうからと言う人が多い。 でも、美しい音…