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くにたちきち

くにたちきち さん

本が好き! 1級
書評数:778 件
得票数:15468 票

後期高齢者の立場から読んだ本を取り上げます。主な興味は、保健・医療・介護の分野ですが、他の分野も少しは読みます。でも、寄る年波には勝てず、スローペースです。画像は、誕生月の花「紫陽花」で、「七変化」ともいいます。ようやく、700冊を達成しました。

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1100日間の葛藤 新型コロナ・パンデミック、専門家たちの記録

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1100日間の葛藤 新型コロナ・パンデミック、専門家たちの記録

2020年7月~2023年8月まで、政府の新型コロナウィルス感染症対策分科会会長を務めた筆者の、100の提言の裏にあった、100のドラマを自ら描いた「唯一のコロナ手記」です。まだ、生々しい気がします。

400頁を超えるこの本の構成は、次の通りです。 プロローグ 第1部 パンデミックと専門家(3…

投票(22コメント(0)2024-01-11

掌の読書会-桜庭一樹と読む 倉橋由美子

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掌の読書会-桜庭一樹と読む 倉橋由美子

2005年に69歳で死去した、倉橋由美子の短編作品を、桜庭一樹が編纂し、「はじめに」と「対談 永遠の憧れ、倉橋由美子」で王谷晶と再評価を試みたのが、この本の成り立ちのようです。解説は、小平麻美子です。

この本に収められているのは、短編小説で、夏の終り(1960年)、合成美女(61年)、亜依子たち(65…

投票(24コメント(0)2023-12-26

世界史のリテラシー ユダヤ人は、いつユダヤ人になったのか: バビロニア捕囚

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世界史のリテラシー ユダヤ人は、いつユダヤ人になったのか: バビロニア捕囚

1948年のユダヤ人国家としてのイスラエル建設は、どのような背景のもとになされたのか?それは、今から2600年以上も前の「バビロニア捕囚」という出来事に始まることを示す、ユダヤ史の専門家が書た本です。

「バビロニア捕囚」とは、「紀元前597年および紀元前587/6年、新バビロニア王国のネブカドネツァル…

投票(18コメント(0)2023-12-24

文学は地球を想像する エコクリティシズムの挑戦

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文学は地球を想像する エコクリティシズムの挑戦

この本でいう「エコクリティシズム」とは、文学と環境の関係を研究することであり、この分野を研究することで、地球と向き合う想像力を掘り起こし、未来を切り開く実践ができると、筆者はいいます。新しい視点です。

現在、問題になっている「環境の危機」とは、突き詰めると「共感的な想像力」の欠如が招いた結果であるとい…

投票(21コメント(0)2023-12-17

家族と生きる ハッピーアドバイス

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家族と生きる ハッピーアドバイス

心療内科医の書いた中高年者の質問に答えた本です。そこでは、一人の人間として尊重され、他の人との温かいつながりがあれば、幸せに生きることができるということのようです。では、具体的にはどうすればいいのか?

人生百年時代になると、引退(後)のステージだけが、途方もなく長くなり、悠々自適の生活を送る、という旧…

投票(17コメント(0)2023-12-08

2020年代の想像力: 文化時評アーカイブス2021―23

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2020年代の想像力: 文化時評アーカイブス2021―23

この二年ばかりの間に書いた30編の評論集です。取り上げているテーマは、老い、幸福、人間、天才、怪獣、体験、箱庭、物語、正義、リア充、悪、震災、左翼、日常系、謎解き、老成、家族…と多岐にわたっています。

筆者が、この本で強調していることは、次のような点です。 ①今日の情報環境下では、「虚構」の位置づけ…

投票(18コメント(0)2023-12-02

「良かったこと探し」から始めるアクセシブル社会: 障害のある人の日常からヒントを探る

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「良かったこと探し」から始めるアクセシブル社会: 障害のある人の日常からヒントを探る

大学卒業後、おもちゃメーカーに入社して、開発に携わった「メロディボール」は目の不自由な子供たちに人気商品になったそうです。その後、玩具業界全体に広がった意外な波とは、どのようなものだったのでしょうか。

この本は、障害のあるなしにかかわらず、老若男女の誰もが安心して暮らせる社会にするための、ヒント集です…

投票(19コメント(0)2023-10-25

虫への愛が止まらない

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虫への愛が止まらない

筆者の昆虫愛は、年季が入っていて、小学生になる前から、ファーブル『昆虫記』にハマっていたというのですから、尋常ではありません。そして、自分で、憧れの未知の虫を探し、体当たりで取材した成果がこの本です。

この本は、一般的な「昆虫」を扱った本ではありません。目次と、項目は次の通りです。 第1章 咬ま…

投票(17コメント(0)2023-10-23

グローバルヘルスの現場から見えたこと: ハルマッタンの風に運ばれて

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グローバルヘルスの現場から見えたこと: ハルマッタンの風に運ばれて

「グローバルヘルス」とは、あまり聞きなれない言葉ですが、「世界中のすべての人々の健康の公平性を達成することと人々の健康の改善に優先順位を置く、研究・調査・実施のための一分野」と定義されているそうです。

筆者は、2020年に、アフリカ・コートジボアール共和国保健大臣顧問を最後に、22年間にわたるJICA…

投票(14コメント(0)2023-10-23

宗教からアメリカ社会を知るための48章 (エリア・スタディーズ 193)

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宗教からアメリカ社会を知るための48章 (エリア・スタディーズ 193)

アメリカ人は、先進国で最も宗教的な国民となり、一応世界一の大国として君臨している。世俗的な意味での「神の国」とか「宗教大国」と呼ばれることも、むべなるかなと思う。と「はじめに」に筆者は書いています。

巻頭に「アメリカの地域別宗教熱心度」というのが掲載されています。宗教熱心度を「最も熱心」から「最も熱…

投票(20コメント(0)2023-10-07
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