カルト資本主義 増補版




暮らしの中に潜む「カルト」、自分には無関係だと思っていませんか?
衆人環視の中、首相経験者が暗殺された。犯人はいわゆるカルト2世。家族によるいきすぎた信仰に人生を狂…
本が好き! 2級
書評数:20 件
得票数:181 票
海外ミステリと日本の時代劇、そしてヘヴィメタルを愛するお母さんです。




暮らしの中に潜む「カルト」、自分には無関係だと思っていませんか?
衆人環視の中、首相経験者が暗殺された。犯人はいわゆるカルト2世。家族によるいきすぎた信仰に人生を狂…




「夏を殺す少女」に続くシリーズ第2弾。健康に不安を抱えながらも現場に拘るベテラン刑事と刑事弁護士としてキャリアを重ねる女性弁護士がそれぞれの立場から猟奇殺人事件を追いかける。
ドイツと東欧諸国を舞台に、ドイツの刑事ヴァルターとオーストリアの弁護士エヴェリーンが活躍。若い女性ば…





SNSで大反響を得たという1歳半ぐらいのこどもを描いた絵本。 「うちの子、変わってるでしょ」と紹介したイラストが、「うちもだよ!」「なつかしい!」と共感を呼び、本になった作品です。
作者のminchiさん、実はチャットモンチーの4thアルバム『YOU MORE』のジャケットや幻想的…




イヌがイヌらしく活躍する、意外と珍しいタイプのミステリ。シリーズ第2弾。
警察犬になり損ねたイヌのチェットと飼い主の私立探偵バーニーが登場。今回は伯爵夫人からの依頼で、ドッグ…





中東では何が起こっているのか。そして欧米諸国は、それをどうとらえ行動しているのか。 ニュースを読み解くためにも必読の一冊。
イスラムの国々について知りたいなら、イスラム法学者ハサン中田考先生の著書を読むのが一番という。ただし…





ノンフィクションの在り方を問う一冊。やしきたかじんを知らない人にも。
関西に生まれ育ったなら、やしきたかじんの名を知らないわけがない。豪快なトークであらゆる話題に斬り込ん…



2014年にコミック化もされた作品。長く愛されているロマンスです。
奥付によると2000年初出で2012年に文庫化、とあります。さらにコミックにもなりましたから、人気の…




小椋冬美さん久々の新作。さらに初めての原作つき、とくれば手に取らずにいられません。
ロマンス小説の老舗ハーレクインと、コミックの世界で長く活躍を続ける作家とのコラボ。 ストーリー…




キング作品は長編に限る! という方にも。ぜひ。
たぶん「キャリー」あたりをきっかけに、キングを読むようになりました。「シャイニング」、「クージョ」……





1979年に確か函入りハードカバーで出版された作品。当時、祖母に買ってもらったのだが、中学生のわたしには重苦しいテーマで「たいへんなおウチがあったんだなぁ」とため息をつくのが関の山だった。
その後、手元を離れたこの本を、30数年の時を経て文庫版で再読することになった。先述の祖母とその娘(わ…




子どもが悲惨な目に遭う話は、小説も映画も苦手です。本作を店頭で手に取り、ぱらぱらと眺めること数ページ。まぁ大丈夫かなと購入しました。
ひょんなことから、スーツケースの中で眠る男児を見つけてしまったニーナ。警察に届けるわけにはいかないと…




妻が失踪した!夫はそこに彼女の意図がはたらいていることを感じつつ、見事なまでに巻き込まれてゆく。下巻では事件当日からの二人が、それぞれの立場で主張する形式。
本作は3部からなっており邦訳では1部が上巻、2・3部が下巻に収録されています。主に上巻が伏線、下巻が…




夫の立場からは妻が失踪した日からの記録、妻の立場からはその日までの数年間に記された日記が、交互に描写されるという形式。結婚生活が壊れかけている二人、心の奥に潜む真実があぶりだされる…と思うでしょう?





洋楽、お好きですか? 進んで聴かない方でも、CMなどを通じてなぜか耳に付いて離れない曲があるのでは? 軽快で印象的なメロディー、きっとお気楽で陽気な歌なんでしょう? え? 違うの???
ダウンロード派が増えているけれどCD購入派の洋楽ファンなら、国内盤にするか輸入盤にするか、ちょっと迷…




オーストリア人作家の本邦初訳作品。ミステリだけでなく、SFやホラーなど多ジャンルで活躍する方なのだとか。本作は小児性愛や虐待など暗いテーマを扱っているが、ラストには救いが…。訳者あとがきも秀逸。





閉鎖的なイギリス中流社会と、開放的なイタリア人の暮らしを対比しつつ、人々の心の動きを描いた作品。身近な人の生と死を目の前に、自分自身でも予想し得なかった自分に出会ってしまったら…。


今のところ6冊の著作があるという作家の作品。舞台もストーリーも申し分ないはずが、肝心の登場人物に輝きが足りない。美人でエキセントリックな女性刑事、もっと素敵に描けると思うんだけど。なぜか心に残らない。




米国南部を舞台に、小さな町のすべてが様変わりするような大事件が。映画「ダイ・ハード」さながらのアクションと大爆発シーンがクライマックスを飾ったのち、余韻は哀しいブルーズギターの調べとともに…。




ジャック・リーチャーシリーズ第一作。堂々たる体躯にシャープな頭脳を持つ主人公。なぜか放浪生活を続けている…。一見印象の薄い人物像だが、読み始めたらその世界にグイと引き込まれます。まずは手に取ってみて。




シリーズ第3作。余韻を残して終わった前作から数年を経ての新作、いよいよフィナーレかと思いきや。 主人公C.Jが登場するのは後半から。こっそり、しかも大きな動きがあったことを暗示して、また…。