鍵のない夢を見る


喉元がぎゅぅっと締め上げられるような、閉じられた世界。
女性特有の月のサイクルに突き動かされ、盗みを繰り返す母を持つ娘。その娘の友人の視点から描いた『仁志野…
本が好き! 1級
書評数:149 件
得票数:1126 票
移動しながら本を読みごはん食べつつ本を読みお風呂につかって本を読みトイレでのんびり本を読み(失礼)、布団に転げて本を読み朝目が開いたら本を読む。
本だけ読んで生きていけたら最高ですがそうもいかないのが浮世の定め。
などといきがっておりましたが、こちらへのアップはここしばらく(しばらく?)さぼり気味でした。が、ネジ巻きなおしてじりじりと再稼働中です。
読書以外ではゲームと料理と散歩と写真が趣味です。皆様の書評のおかげで読みたい本が日々増えて嬉しい限りです。


喉元がぎゅぅっと締め上げられるような、閉じられた世界。
女性特有の月のサイクルに突き動かされ、盗みを繰り返す母を持つ娘。その娘の友人の視点から描いた『仁志野…



平成の世に甦る、大正の妖し怪しの物語。
今や入手困難、図書館ですら収蔵しているところが限られるという幻の怪談実話本から編まれたアンソロジー『…



冬の廊下、光の矩形。ジャンプして回ってジャンプして足を上げて止まってジャンプ。
表題作を始め、SF・ファンタジー・ミステリー・怪談と様々なエッセンスで組み上げられた短編集。 …

江戸の聞き書き書き改めて、平成の世に甦る怪。
江戸時代の旗本、根岸鎮衛が友人・知人から聞き集めた話を書き留めた『耳嚢』。 アンテナにひっかかった…



聖地とは、己の足でたどり着くもの。
自然と人の営みが歴史の流れの中で美しく調和し、闇だけでも光のみでもない、陰影に彩られた聖なる場所。 …



昭和も遠くなりました。
昭和初年から戦争をはさんで昭和二十年あたりに発刊された怪談実話本や雑誌の中から、一般に入手困難かつ図…

魔王と呼ばれた、男がいた。
昭和十二年、秋。 結城中佐の発案により、陸軍内に極秘裏にスパイ養成機関が設立された。 「D機関」…




真実をおう、真夏の5日間。
8月15日。終戦記念日のこの日、法廷は開かれた。 暑い夏の光の中、検事側、弁護側、そして証人たちが…


大いなる獣の護符と人々の暮らしの記憶。
生家の土蔵の扉に貼られた、鋭い牙を持つ黒い獣の描かれた護符。 農業を営む祖父母が「オイヌさま」…