名もなき毒



関係ない話のようで根元にあるのは毒。後半の山場へのもってき方は若干無理やりっぽく感じた。全体的に中だるみなく読めます。

本が好き! 4級
書評数:13 件
得票数:19 票
ミステリー小説を好んで読みます。



関係ない話のようで根元にあるのは毒。後半の山場へのもってき方は若干無理やりっぽく感じた。全体的に中だるみなく読めます。





映画を観た人にこそ読んでほしい作品。ビートルズを聴きながら(口ずさみながら?)スルスル読んでしまいます。ミステリーと言うよりヒューマン小説かも。最後の一文が青柳らしい!

上巻同様に昔の言い回しながら読みやすかったです。親鸞の今後が気になるだけに、激動編も読みたくなりました。





あまり読まないジャンルだけに多少不安はありましたが、全体的に難しい言い回しもそれ程なく引き込まれる内容でした。下巻でどのように成長していくのか楽しみ。




ショートストーリーを読んでる様に感じる本です。最後にもちろん全て繋がる訳ですが、 少し昔の商店街を想像させ、穏やかに話が進むのがどこか心地いい。




前回を読んでいると少し物足りなく感じるかも知れません。最後の収束までしっかり組み立てられ、尻つぼみもなく読める本ですが。





伏線回収が秀逸。最後まで読むと頭がスッキリすると言うか伊坂さんの頭の中覗きたくなる一冊です。この一冊から伊坂さんを読み漁るようになりました。




忘れかけていた切ない想いを主人公の感情だけでなく情景からも感じる事ができる作品。女性なら共感できる場面が多々あるかと思す。





今までTVを鵜呑みにした内容しか知らなかった。今だからこそ色んな人が読むべきであり、考えなければいけない内容が多く含まれ、そしてとても濃厚なのでしっかり1Pずつ読もうと思わせる本でした。





伊坂さんが小説の世界に完全に足を踏み入れたお話や色々なプライベートなお話等、ファンの方には是非読んでもらいたい本。





ただの殺人事件で片付けられない根底がある事に今更気付いた。やはり小さい時と今読むとでは全く違う感覚に陥る。もう一度読むと言うのもなかなかいいな。と思った作品。



一気に読める作品です。ただ後半がジェットコースター並に猛スピードで過ぎてしまったこと。最後も ちょっと。。中盤まで入り込んで読めてただけに非常に残念でした。





厚さを忘れさせる程の内容の濃さ、登場する沢山の人々の葛藤等最後まで見事な物語でした。宮部作品のなかでもお気に入りの一冊です。