マッドアップル (創元推理文庫)



正直なところ、KiKi にとってはかなり「読みにくい」類の本でした。 でも読了した今感じるのは、アメリカの多様性を再確認した物語だったような気がします。
この本は正直なところ、KiKi にとってはかなり「読みにくい」類の本でした。 魔女に憧れている K…

本が好き! 1級
書評数:581 件
得票数:1314 票
岩波少年文庫を中心に児童書を収集、読み進めています。 いずれは児童書中心のブックカフェを開きたいなぁ、な~んていうことを夢見ています。 宝くじが当たらない限り夢のまま終わってしまいそうだけど・・・・ ^^;
尚、ここに紹介させていただいている書評は私のブログ「Lothlórien」からの転載です。



正直なところ、KiKi にとってはかなり「読みにくい」類の本でした。 でも読了した今感じるのは、アメリカの多様性を再確認した物語だったような気がします。
この本は正直なところ、KiKi にとってはかなり「読みにくい」類の本でした。 魔女に憧れている K…





物語の中で出てくる擬態語が素晴らしい!! これって音の洪水が溢れている都市部では絶対に出て来ない擬態語だと思うんですよ。
KiKi にとって宮沢賢治の作品っていうのは最初の出会いが国語の教科書(記憶は定かではないんだけど、…




「上巻」と「下巻」、2冊をまとめて Review しています。
トム・ソーヤーの物語は確かに小学生の頃に読んだ記憶はあるんだけど、今回再読してみるまでどんな物語だっ…





タイトルが秀逸。 日本語の「日の名残り」というのも余韻を感じさせ素敵だし、原題の "The Remains of the Day" というのも、日本人好みの「侘び・寂び」に通じるものがあり、どこか儚げで美しい。
この物語。 まずはタイトルが秀逸だと思うんですよね。 日本語の「日の名残り」というのも余韻を感じ…



この本では熊野の必ずしもメジャーとは言い難い場所までもをとりあげ、周辺地図も収録され、図版も多い・・・・とまさに至れり尽くせりのガイドブックだったと思います。
熊野という地名は KiKi にとってある種の憧れの地名でした。 日本の歴史の中で「熊野詣」と言えば…




物語全体を動かしているのはバッサーニオとポーシャ、そして悪役のシャイロックであることは明白なのに、この物語、どうしてタイトルが「ヴェニスの商人」なんでしょうか? 実はコレ、KiKi の長年の疑問なんです。
この物語も抄訳本ではあるものの、子供時代に最初に出会いました。 当時の KiKi がしていた大きな…




振り返ってみれば、KiKi が大人になってからずっと考え続けている 「正義とは立場が変われば変わるもの」 という思考のベースにあったのはこの物語だったように思います。
この物語と KiKi の初の出会いは小学校高学年の頃でした。 その頃は全文は読んでいなくて、道徳の…




この物語、絶対権力者が陥ったある種の時代錯誤・傲慢さの為せる業とも見えるわけで、そこにこそ悲劇性があるように KiKi には感じられました。
この作品、KiKi はこれが何度目の読書か、正直なところよく覚えていません。 もちろん原典も学生時…





子供がさり気ない日常の一コマの中で感じているある一時点での気持ちを、情景描写の中で描ききった作品。 著者がこういう形で描いてくれなかったら、失われたまんまになってしまったかもしれない・・・・と思わせる。
フィリパ・ピアスという作家の名前は「トムは真夜中の庭で」と「まぼろしの小さい犬」という2つの作品と密…



「上巻」と「下巻」、2冊をまとめて Review しています。
さて、この物語に関しても KiKi のこれまでの読書体験をちょっとご披露しておきたいと思います。 …





上巻と下巻、2冊をまとめて Review しています。
この物語、恐らく KiKi は今回の読書が4回目だと思います。 最初に読んだのが高校生の頃。 当…


「4巻」と「5巻」、2冊をまとめて Review しています。
第3部「めぐりくる夏」で感じた KiKi のある種の失望感はこの第4部を読むことにより確定的になりま…



第2巻「雲のはて」と第3巻「めぐりくる夏」の2冊をまとめて Review しています。
この物語、恐らくは KiKi が漫画「キャンディ・キャンディ」なんかを読んでいた時代だったらもうちょ…




読んでいて次々と出てくるあまりにもベタなプロットの数々に辟易としそうになりつつも、これが案外面白い・・・・・(苦笑) 古き良き時代のイギリス的な価値観が、妙な説得力をもって迫ってきます。
いや~、参りました。 読んでいて次々と出てくるあまりにもベタなプロットの数々に辟易としそうになりつ…





上巻と下巻、2冊をまとめて Review しています。
この物語はホント懐かしい!! そして大好きで繰り返し読んだ子供時代の思い出が鮮やかに蘇ります。 …




どのお話も説教くさいといえば説教くさいんだけど、物語としてはシンプルなうえに楽しくて、安心して読み進めることができる説話集だと思います。 「アラビアン・ナイト」や「イソップ物語」に通じるものがある?
インドの民話って子供時代にそれと知って読んだことがないように思うんですよね。 どちらかというと、そ…




この巻の最後でクリストファー・ロビンがぬいぐるみ遊びに興じていられた子供時代と決別する様子が描かれているんだけど、ここがとにかくすごい!! プーさんたちはC.ロビンと一緒に成長することはできないのです。
前作の Review でもちょっと触れたけれど、実は KiKi はこのプーさんの物語、若干の苦手意識…





アイテムで楽しませてくれ、それっぽい呪文でも楽しませてくれ、ついでにある意味ではとっても地味な普通の女の子の日常にひょんなことから訪れた非日常のあれこれにワクワクさせてくれた楽しい読書でした。
Rookで こんな本棚(私の魔女教本) を作ってあった KiKi が、そこに追加することになった1冊…




「怖い」という想いも抱きつつもどこかもの悲しさが残る作品群です。
KiKi にはかなり重症気味なホラー苦手意識があります。 とにかく「ホラー」の文字を見たり、それっ…




都市生活、文明社会、資本主義社会、拝金主義等々を揶揄しながらも、そこに何とも言えない優しいまなざしを注いでいるカルヴィーノ。 子供向けというよりはひょっとすると大人向けの「現代風民話」かもしれません。
まずはこの表紙の腰をかがめたおっさんの何とも言えないとぼけた表情が◎です。 で、この表紙の絵やら本…