私たちが姉妹だったころ
#棚マル #白水社祭 両親と兄と双子の姉。でも、ローズマリーの家族はありふれた普通の家族ではなかった
『訳者あとがき』から引用する。 本を読み始める前に「あとがき」をぱらぱらめくってみる癖のある…
本が好き! 1級
書評数:927 件
得票数:17352 票
プロフィール写真変更してみました(2016/11/03)
#棚マル #白水社祭 両親と兄と双子の姉。でも、ローズマリーの家族はありふれた普通の家族ではなかった
『訳者あとがき』から引用する。 本を読み始める前に「あとがき」をぱらぱらめくってみる癖のある…
芥川賞作家がこじらせた大人の女性の思春期病。でも、それこそが作家の創作の原点なのかもしれない
ある日、「本が好き!」の運営スタッフさんから、 「きれいなシワの作り方~淑女の思春期病」について…
#書肆侃侃房15周年 はじめて「歌集」というものを読んだ。短歌とはけっこう自由なものだと知った。
書肆侃侃房15周年記念プレゼント企画に当選していただいた中の1冊。「歌集」というものを読むのはこれが…
世界が不穏な方向に向かっていると感じられる今、「笑うことができる」という幸せの意味を改めて考えてみたいと思う
子どもの笑い声は、周りを明るく元気にさせてくれる魔力を持っている。 シェイムス・クリュス「笑い…
本が好き!人気レビューランキング(4/26付)第2位!「そういえば昔読んだなぁ~」と自分の過去レビューを引っ張り出してきました
はるほんさんのレビュー が、 人気レビューランキング の第2位になってびっくりしたので、刊行当時に…
閉ざされ、歪められた空間で狂気と正義がせめぎ合うエンターテインメント
内宇宙のホテル、謎の支配人、無限に繋がる絵画。 J・G・バラード『ハイ・ライズ』+スティーヴン・…
表紙にだまされないで!読めば分かる。「これは傑作だ!」と。
筍の美味しい季節になりましたね。この時期になると、ご近所さんだったり親戚だったりけっこういろいろなと…
祝・復刊!《フリークス》という特異な人々を描く家族小説の傑作はまさに必読の書!
長く絶版入手不可の状態が続いていたキャサリン・ダン「異形の愛」が、2017年5月に河出書房新社から復…
祝! #書肆侃侃房15周年 記念読書会参加レビュー:待望の第3号!今回の特集は、漱石、鏡花、白秋を3人の注目作家が《Retold》します。
作家・翻訳家の西崎憲さんが編集長をつとめる「文学ムックたべるのがおそい」の第3号が刊行されたので、さ…
祖父の左腕に刺青された『69752』の数字が意味する過去の物語。そして、今を生きる著者自身の物語。
69752。これはわしの電話番号だ。そこに、つまり左の手首と肘のあいだに、忘れないような刺青しても…
1940年代に書かれたこの作品が、そのまま今の世界への批判になっている怖さ
ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に就任してから、彼の国ではジョージ・オーウェル「1984年」がベ…
#書肆侃侃房15周年 一見すると牧歌的な作品の中から立ち上がってくる不穏さ
《宣伝》ホンノワ掲示板で、 祝! #書肆侃侃房15周年 記念読書会 を開催中!みなさんぜひアクセスし…
暗闇の中で内と外の境界面を歩いているような気分になる
第三回日本翻訳大賞の最終選考作品6作に残った中から、今回読んだのはステファン・グラビンスキ「狂気の巡…
#おやすみリリー 読んでいてこんなに辛かった本は初めてだった。でも、こんなに愛おしくなった本も初めてだった。
《まえがき》このレビューは、ハーバー・コリンズ・ジャパンの読者モニター募集に当選していただいた「お…
そして、少年は成長する
子どもの頃の経験は、その子を大きく成長させるだけでなく、大人になってからの素敵な思い出や生きる糧とな…
流浪の自由民であるジプシーと“本を読む人”との交流の物語。幸せの形はひとそれぞれの価値観で決まるものだと思う。
21世紀のこの時代に、現実にジプシーなんて存在するのだろうか。まずはそこが気になって、ネットで『ジプ…
ホームズ長編作品再読のラストは、ホームズ・シリーズでも屈指のエンターテインメント小説だった
《お知らせ》 掲示板企画「 古今東西、名探偵を読もう! 」を開催中です! 名探偵が好きなみなさんの…
18人の作家たちが読者を不思議な世界に誘います
タイトルに「18の奇妙な物語」とあるように、収録短編はいずれも奇妙な味わいの作品となっている。 …
韓国民主化のきっかけとなった光州事件を題材とした一冊。この作品を読むには強い覚悟が必要だ。
「 菜食主義者 」で韓国人初の「マン・ブッカー賞」を受賞したハン・ガンが、自らの故郷でもある光州で起…
《i=自分(I)=アイデンティティ》 自分という存在に悩み葛藤するアイの物語
西加奈子の作品を読んで思うのは、西さんの中では “アイデンティティ” というのが大事なテーマになって…