砂漠の女ディリー

ソマリアの砂漠から逃げ出したワリス・ディリーがスーパーモデルになるまでのサクセスストーリーなのだけど、彼女の前に立ちはだかる問題は一筋縄ではいかなかった。女子割礼(性器切除)の現実を垣間見れます。

本が好き! 3級
書評数:7 件
得票数:13 票
本の虫と言える読書家になれるといいなあ。
趣味は読書と写真。

ソマリアの砂漠から逃げ出したワリス・ディリーがスーパーモデルになるまでのサクセスストーリーなのだけど、彼女の前に立ちはだかる問題は一筋縄ではいかなかった。女子割礼(性器切除)の現実を垣間見れます。

うまい!とつい声を上げたくなった。朝倉さんならでは独特の間合いとことば選び。ヒーロー・田村を待つ臨場感が堪らない。登場するすべての不器用な大人たちがいとおしい。くそぅ、私も言いたい、田村はまだか!

一度読んでやっとお話の全貌を掴んだところ。おそらくはこれでも充分に楽しめるけれど、時系列に直してみたり、登場人物で追うことでこの話はぐっと深みを増すと思う。ぐるぐると生命のように、時間も世界もめぐる。

街に突然ペンギンが出現するという珍妙な事件に遭遇した少年はペンギン出現の謎を解明すべく研究を始める…。新しい森見さんの作品に会えます。箱庭のような街の景色に心がほっこりあたたまる一冊です。

豚農家の上村さんとブタを撮りまくった写真集なんだけど、上村さんもブタもとても幸福だと言わんばかりのいい顔をしている。ぜひ読んでほしい。彼らの生活に惚れ込んだ山地さんの最後の文章まで必ず。

クラレンスと言う名のイエスズメの12年の生涯の記録。彼の全盛期よりも重病後の最後の数年のひたむきに生きる姿に胸を打たれた。
クラレンスと言う名のイエスズメの12年の生涯の記録。 ひん死のところ、幸運にも著者に拾われ、大戦の…

「ジェミノイド」を開発・研究している石黒浩さんの著作。 実在の人を複製したジェミノイドを作成するに至った経緯と、ロボットと対峙することで発生する「人とは何か」を問いかける読み応えのある一冊。
アンドロイドの一種である「ジェミノイド」を開発・研究している石黒浩さんの著作。 本書ではなぜ自分自…