他者の苦痛へのまなざし

正直に言えば、一部には賛同できないと思う主張もあった。それでもなお、世界で起きていること、今、目の前で流されている映像を見ながら考えるべきことを、あらためて整理する上で大いに刺激をうけ参考になった。
原題は“Regarding the Pain of Others”。 2003年2月にアメリカで出…

本が好き! 免許皆伝
書評数:2238 件
得票数:70683 票
本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。

正直に言えば、一部には賛同できないと思う主張もあった。それでもなお、世界で起きていること、今、目の前で流されている映像を見ながら考えるべきことを、あらためて整理する上で大いに刺激をうけ参考になった。
原題は“Regarding the Pain of Others”。 2003年2月にアメリカで出…

ものすごくなつかしい絵本に再会した。 #福音館70周年
福音館書店70周年お祝い読書会に参加すべく、なにか良い本はないかな…と探していたときに、再会したとて…

深く美しい青をバックに浮かび上がる夜の世界。目をこらすとそこには……。 #やまねこ本
真夜中、ママがきょうだいが寝ている部屋にやってきて、ささやきます。 「ふたりとも、おきて」 「や…

アイスランド発の絵本と聞いて手に取ってみた。
アイスランド発の絵本と聞いて手に取ってみた。 タイトルにもあるとおり、 スティーナはさむがり…

この本のおかげで、その昔、読めもしないのに旅先で買った本が、ようやく日の目を見る日が来た!?
その昔、サンティアゴ・デ・コンポステーラからブルゴス、マドリードと スペイン北部を旅した時に、 …

「本当の話、ぼくは飛行機に乗るのはこわくない。こわいのは、飛行機が落ちることだ。だが、それよりもっと恐れているのは、となりの席の乗客だ。」(『飛行機の旅』)その気持ちは解る気がする。
物語になりそうな話があると声をかけられるときは、たいていあてにならないと思っていい。おもしろくな…

美術館もおもしろいが、この本も面白い! #はじめての海外文学 vol.6
かねてから気になっていた本が、 #はじめての海外文学 vol.6の絵本部門で紹介されていたので …




最初のページを開くと、真ん中にぽつんと、誰も座っていない小さな椅子が現れる。
最初のページを開くと 真ん中にぽつんと 誰も座っていない小さな椅子が現れる。 そこには …




「ハマスホイは詩人である。消え去った存在が、空っぽの室内に残す余韻を私たちに感じさせるのだ」(T・マーティン・ウッド、1909年/本書P31)
はじめてハマスホイの作品を観たのは 上野の国立西洋美術館だった。 (当時の画家の表記はハンマースホイ…




いまこの世界に「独裁者のブーツ」の靴音が聞こえますか?
こだわりの出版社「共和国」が、ヨゼフ・チャペックの本を出すと聞いたときから、この本は絶対買う!と決め…




物語る挿絵の魅力。すべてを語り尽くさないことの魅力。
翻訳家の原田勝さんのツイートで知った本です。 原田さんご自身、初の共訳だそうですが、共訳者のお名前…




クリムト好きなあなたはもちろん、ちょっと苦手だというあなたにもお薦めな見応えのある1冊!
“パイインターナショナルと海野弘さんのタッグとなれば、これはもう豪華な装丁でボリュームたっぷりの美し…





いつかきっと、この鳥たちのように、安心してくらせるところへ、たどりつけますように。そこが、新しいふるさとになってくれますように。たくさんの子どもたちの思いを描いた絵本です。
最後のページにたどりついたとき、 衝撃をうけた。 「めでたし、めでたし」で締めくくる 幸せ…





いつ見ても何度見てもぐっとくる。
先日、献本でいただいた 『絵を読み解く絵本入門』 で 海外の現代作品として紹介されていたので う…




常々「絵本のレビューは難しい」と思っていたので、勉強のつもりで手にしたのだが……これはねえ!目から鱗がボロボロ落ちたよ!おまけに紹介されている本がどれも面白そうで……ついついあれこれ手が伸びる!
昔から絵本が好きだ。 それはもちろん“子どもの頃から”という意味でもあるが、 “大人になってからもず…




昔大好きだった絵本をとあるきっかけで読んでみた。
先日献本でいただいた 『絵を読み解く絵本入門』 で 海外古典の1つとして紹介されていたのが …




笑いたいけれど笑えない。面白いけれど面白くない。なかなか強烈なこの絵本、まずはともかく読んでみて!
Twitterで話題になっているイギリス発のジェンダー絵本。 これはやっぱり読まなきゃ本かなと手に…




なぜだか無性にバレエの舞台が観てみたくなる!! #やまねこ祭 #やまねこ20周年
やまねこ翻訳クラブ会員出版社 エディション・エフ から 昨年暮れに出版された大判の絵本です。 …




プラハを拠点に絵本や児童書のさし絵などを手がける出久根育さんのエッセイ集。書籍化にあたって描きおろされたというイラストがふんだんに盛り込まれていて美しく贅沢な1冊だ。
1998年にはボローニャ国際絵本原画展入選、 2003年にはブラティスラヴァ世界絵本原画展グランプ…




ダ・ヴィンチ、モネ、フェルメール、北斎等々、世界中から集められた34人の高名な画家の有名な作品をあげて、より詳しく楽しく丁寧に鑑賞するポイントを紹介する大判の絵本。子どもも大人も楽しめます。
たとえば ボッティチェリの『春』の向かって左端の男性は 手に持っている杖を振り上げて何をして…