ヘンな日本美術史
作者が微妙に替わっているところや、遠近法をあえて崩したような感じ、人間の顔のパーツをどれも正面から見たように描いているところなど、知らなかった鑑賞ポイントが書かれていて面白い。
文章も上手い画家による、日本美術のヘンな一面を解説している作品。 このところ書店の美術関連のところ…
作者が微妙に替わっているところや、遠近法をあえて崩したような感じ、人間の顔のパーツをどれも正面から見たように描いているところなど、知らなかった鑑賞ポイントが書かれていて面白い。
文章も上手い画家による、日本美術のヘンな一面を解説している作品。 このところ書店の美術関連のところ…
文化圏が違うところのおしるこやちらし寿司に見られる違和感が面白い。東西の違いをビジュアル的に感じることができ、楽しく読むことができた。
いなりずしの形、銭湯の湯船の位置、おでんのだしなど、東西における違いをカラー写真と解説文で紹介してい…
身近にあるがなかなか注意がいかない分野について書かれた本であり、本書を読んでからしばらくは、道にあるマンホールのデザインをとりあえずチェックしてしまうようになるかもしれない。
東京都の下水道局に勤める公務員だった人物による、日本各地で見られる多様なマンホールのデザインを紹介し…
幕末から明治時代初期にかけて活躍した絵師である河鍋暁斎が長年つけていた絵日記の一部をまとめている作品。暁斎の魅力をここでも楽しむことができ、読んでよかったと思う。
幕末から明治時代初期にかけて活躍した絵師である河鍋暁斎が長年つけていた絵日記の一部をまとめている作品…
随所に付けられている解説を読みながら絵巻物を眺めていくだけでも充分楽しめ、かつ様々な工夫が凝らされていることが分かって興味深い。
スタジオジブリに所属する有名なアニメーション監督による、12世紀に描かれた絵巻物作品がいかに現代のア…
これまでの印象が一変するようなものが出来上がってくるのは強い衝撃を受ける。美術品に対しての見方が変わる1冊で、面白かった。
美術品のデジタル復元を専門とし、テレビ出演の際に作家のいとうせいこうから”美術刑事”と呼ばれるように…
歌川派の画風に加えて当時西洋画からの伝わって徐々に浸透しつつあった遠近法の手法が用いられており、独特の構図と観る者に安らぎを与えるようなタッチは飽きずに楽しむことができる。
『東海道五十三次』や『名所江戸百景』などの風景画で知られる歌川広重の作品をカラーグラビアで紹介し、そ…
ジオン軍版『失敗学のすすめ』。技術者たちが陥りがちな失敗のエッセンスが語られていて思った以上に真面目なものとなっている。
モビルスーツ開発やモビルアーマー開発の視点から描いた、ジオン軍版『失敗学のすすめ』。 はじめに一部…
いきいきとした描き方の上に必ず何らかのひねり(強者と弱者を逆転させたり、枠をわざとはみ出させたり)を加えていたりして、楽しんで描いたことがよく伝わってくるように感じる。
幕末から明治初期にかけて活躍した浮世絵師である河鍋暁斎の、風刺画や挿絵、版画などで戯画とされるものを…
幕末から明治初期にかけて活躍した絵師の河鍋暁斎による百鬼夜行絵巻をカラーで掲載し、学者たちによる解説がついている本。雑然としているように見せかけて実は・・・という仕掛けが施されている。
幕末から明治初期にかけて活躍した絵師の河鍋暁斎による百鬼夜行絵巻をカラーで掲載し、学者たちによる解説…
ユーモラスさや活力にもあふれ、幕府当局からの取り締まりを気にして風刺対象を分かりにくくした妖怪の風刺画の他、子どもたちの絵や動物などを擬人化した絵が楽しくて特に好きな作品である。
武者絵や妖怪を用いた風刺画などで知られる歌川派の浮世絵師である歌川国芳の作品をカラーグラビアで紹介し…
江戸の情景を描いた絵巻物の『熈代勝覧(きだいしょうらん)』をカラーのグラビアにて解説している本。武家や商人、職人などで構成される活気ある江戸の雰囲気が活写されていて飽きない。
1999年にベルリン東洋美術館で発見された江戸の情景を描いた絵巻物の『熈代勝覧(きだいしょうらん)』…
江戸時代の画家・伊藤若冲による『動植綵絵(どうしょくさいえ)』をカラーのグラビアで掲載し、解説している本。これまで若冲はあまり知らなかったが、本書を読んでかなり引き込まれた。
江戸時代の画家・伊藤若冲による『動植綵絵(どうしょくさいえ)』をカラーのグラビアで掲載し、解説してい…