満月の道: 流転の海 第七部




商売の才能はあるのに、同じ失敗を繰り返してはピンチになる。ここにきて初めて熊吾の甘さに歯がゆさを覚えました。
モータープールが軌道に乗り、管理人の仕事を続けながら自分の店を持った熊吾。その中古販売業も持ち前の才…

本が好き! 1級
書評数:620 件
得票数:11719 票
コロナのため仕事が忙しく読書量が減ったのと、読書だけではストレス解消できなくなってきた今日このごろ。最近は、積読本の処理を中心にしています。何でもかんでも読むから厳選して読むに意識を変更しようと改革中。
★の数はその時の気分次第。




商売の才能はあるのに、同じ失敗を繰り返してはピンチになる。ここにきて初めて熊吾の甘さに歯がゆさを覚えました。
モータープールが軌道に乗り、管理人の仕事を続けながら自分の店を持った熊吾。その中古販売業も持ち前の才…





今巻は、成長と死について描かれているシーンが多かったです。慈雨の雨というタイトルのように儚く切ないストーリーでした。
今作で"流転の海"シリーズの6巻目になります。 大阪でシンエーモータープールの管理人として働く事に…





前作の富山から大阪に戻り、親子三人で暮らせるようになりました。様々な人間の縮図が描かれた貴重なストーリーです。
数ヶ月前に読んで以来、他の本を読んでいたので続きが止まっていましたが、無性に熊吾やノブの姿が目に浮か…



人が産まれて善悪を知り、人格形成するためには色んなものが影響する。不完全な自分とどう向き合うかがボーダーラインの鍵。
同僚が以前いた部署で、勉強のために薦められた本らしく、それを聞いて興味がでたので読んでみました。ボー…




成長して結婚し、子供を成したエリンが次に負う運命とは。
いよいよ、第二幕が始まりました。 前作で、王獣を使って大公を救ったエリンとラストにリランがエリンに…





エリンとリランは国を取り巻く陰謀に巻き込まれていきます。読者としては、静かに暮らせるようにしてあげたいがそうも行かない。
前回の闘蛇編に引き続き、学校で学びながらリランの世話をするエリンです。そして、エリンは首席で卒業し講…





ファンタジー小説。アニメでみたのが最初ですが、本で読んでも面白いです。
昔アニメでみたこの話に感動し全巻揃えたものの、毎度の如く手に入れたら満足してそのまま保存になっていま…



自己評価が高いか低いか。この本を読みながら考えることで、新たな発見もみえます。
かなり昔に購入したけど、読まずに本棚の肥やしになっていた本。処分(寄付)する前に読んでみようと思い目…



迷宮入りとなった未解決事件には、別の側面から見た物語があった。
この本の題材は1984年に起きたグリコ森永事件をベースにしています。この事件以後、お菓子の外側にフィ…



なんだかんだ言っても、読んでしまう村上春樹。
以前は好んで読んでいた村上春樹ですが、ココ最近は特に読まなくてもいいかという意識でいました。が、なぜ…





異次元のストーリーは恒川光太郎さんのカラーですが、怖さの中に優しさがあるのがいい。
コロナ下で書店が全て閉店している中の文庫版発売日。書店で購入したいがために、なかなか入手できなかった…



源氏物語の最終巻。源氏の結末は?
いよいよラストの巻になりました。何十年も放置してきたこの本をようやく読み終えることができました。 …



源氏物語にこんなキャラがいたとは驚き。楽しくなってきた。
前回上巻を読んでから時間が経ってしまい、熱が醒めてきた頃に再び取り掛かった中巻なので、前半はなかなか…



町の人々との交流がほのぼのします。
家に眠っていた古い本ですが、タイトルの「青べか」が最初はなんの事だかさっぱりわかりませんでした。青べ…




「水が違うんだよ。」得体のしれない宗教的な集まりとそこで購入するアイテム。だけど、怪しいだけの話ではない家族の愛が垣間みれる。
芦田愛菜ちゃんがCMで水がナントカと意味深な事を言っていたのを見て、その内容に興味が湧いてきたので図…




シリーズ最終章。最終章にふさわしく心温まる内容でした。
葉室麟さんの小説を読み始めたのは、蜩ノ記が最初でした。今回読んだ草笛物語は、この蜩ノ記のその後とも言…



この本のタイトルの意味を知ると、読む前よりも価値ある言葉として受け取れるようになりました。
ロカ岬は、ポルトガル共和国リスボン都市圏にあるユーラシア大陸最西端の岬です。ここには、ポルトガルの詩…




金閣寺の放火事件を題材にした作品。やはり文豪の作品は読んでおくべきだ。
人生初の三島由紀夫です。読書好きと言いながらも、今更ながらでもあります。 文豪の作品は素晴らしいこ…




新しく町に日本から住人がやってきました。タイガーを亡くした悲しみと新しくやってきた猫のハナ。猫の世界も時間は流れているのです。
このシリーズは、最初の巻を献本で当選してからずっと読み続けています。猫のアルフィーが家族を見つけ、そ…



大阪をいったん引き払い富山に移住することになった熊吾と家族。しかし、仕事は起動に乗るどころかどんどん不穏な方向へ。
前回に引き続きシリーズ4巻目です。 熊吾は大阪の店と家を引き払い富山に移住することになります。…