王とサーカス



サーカスを楽しむという心理の中に、危険を心待にする的な要素があることをこの本で指摘され、人間の恐ろしさみたいなものを感じました。
前回読んだ本に引き続き職場の人からお借りした本。まあまあの長編でした。最初はなかなか話の中枢みたいな…

本が好き! 1級
書評数:620 件
得票数:11719 票
コロナのため仕事が忙しく読書量が減ったのと、読書だけではストレス解消できなくなってきた今日このごろ。最近は、積読本の処理を中心にしています。何でもかんでも読むから厳選して読むに意識を変更しようと改革中。
★の数はその時の気分次第。



サーカスを楽しむという心理の中に、危険を心待にする的な要素があることをこの本で指摘され、人間の恐ろしさみたいなものを感じました。
前回読んだ本に引き続き職場の人からお借りした本。まあまあの長編でした。最初はなかなか話の中枢みたいな…



確かに面白い。けど、人間のすることはグロい。
面白いと知り読み始めましたが、結構なグロさに読む気力が半減。しかし、この本を読んだという知り合いから…




島に住む青年と身元知らずの女性との恋。きっかけは、絵馬に書いたプロポーズの言葉。彼女の本当の身元を知ると泣けてきました。
「嫁にこないか。幸せにします。」願い事を書く絵馬にこう書いた明青は、沖縄の小さな島に住む青年。産まれ…



アルゼンチンビルに住むアルゼンチンババア。彼女の魅力にあなたも惹かれますか?
とても薄い本でした。たぶん、これまでのよしもとばななさんの本の中でも一番うすい気がします。でも、内容…





孤独を感じていても、見渡せば支えてくれている(もしくは支えてくれていた)人の存在があることに暖かさを感じることができます。
短編集で7つの物語が描かれています。前半は不倫、中絶がテーマかと思うような話が数話続きましたが、後半…




何年たっても面白さは健在。
十二国記シリーズに出会ったのは20年ほど前の学生の時でした。読書好きな友人が面白いと進めてくれたのを…




ばななワールド一色。どんなに重いテーマでも、最後は前を向いて歩いていける強さが感じられます。
薄くて手軽に読める量ですが、中身はとても濃いです。よしもとばななワールドでみち溢れているので、苦手な…



"やるしかない。やらないなんてないから" 勇気ある言葉に聞こえますが、この本を読むと全く違う意味を持つ言葉に聞こえてきます。
この本の存在は本屋で何度か見かけたので認識していました。作者のことは"知らない作家さんだなぁー"位に…





ホラーではなく、推理小説でもない。ただ、主役級に死者がいる。しかも片腕が変になってたり、全身濡れてたり。でも、ホラーじゃないと思います。たぶん…。
死者が見えると言う特殊能力を持つ中学生の少年と、ある事件をきっかけとしてそれまでの職を辞職し、自分を…



エッセイを読まない自分が、面白く読めました。ファンの方なら必見です。
図書館で予約してから半年くらいかかって、ようやく読めました。有川浩さんの本でまだ未読ということで、内…




タイトルからは予想もつかない、仕掛けの面白い話でした。
ストーリーは、老境を迎えたタキが若かりしころに女中として働いていた事や自分の人生を大学ノートに回想録…





熊ってホントに怖すぎる。
実物の熊を最後に見たのは何年前だろう。小さい頃動物園で見たのが最後だったと思います。テレビで熊が人を…



両親を悲惨な事件で亡くした女の子の、傷ついた魂を救うために、いとこと二人で旅に出ます。魂が救われたときに見えた現実とは?!
お気に入り作家の一人である吉本ばななさんの本は大抵本棚の中にあります。新刊の文庫が出たら入手するので…



老後の生き方の手本にもなるような、三屋左衛門の隠居した日々。色々起こるけど、はたから見れば結構充実してるようです。
前回、藤沢周平の作品を見て馴染みやすかったので今回も別の作品を読んでみることにしました。読みやすかっ…





引きこもりになった主人公が、祖母を頼りにたどり着いた場所で人々の暖かさや強さに触れて、逞しく変わっていきます。
すっかり虜になってしまった原田マハさんの作品。今回は冒頭から、母子家庭の主人公がいじめにあい、引きこ…




一癖ありながらも人より秀でた刀の名士たち。彼らの活躍は、短編の主人公にするには勿体ない程の面白さでした。
先日、この作者藤沢周平の生い立ちをドラマ化した番組を見て、その人柄に興味を持ち是非読んでみたいと思っ…





同じ志を持った仲間同士の信頼関係や、国籍を越えた繋がりに何度も涙腺が緩んでしまいました。
8人目の乗務員としてニッポン号に乗り込み、一緒に世界一周を行うことになったエイミー。彼女がいなければ…





空を飛ぶことが今よりも難しかった時代に、平和のために飛ぼうとしたパイロットの熱意に感動します。
暁星新聞で働く記者の翔子は、昔社にいたという人物の存在をあるきっかけで知り、社内の資料室から一枚の写…



一冊で多くの有名作家の作品を読める美味しい本でした。
森鴎外、谷崎潤一郎、芥川龍之介、川端康成、中島敦、山本周五郎、永井龍男、井上靖、松本清張、立原正秋、…



蜂だろうが蝶だろうが、虫は嫌いなんだ~。でも、読んだあとちょっとだけ蜂を見る目が変わったかもしれない。
まさかの蜂目線のものとは露知らずに読み出してしまいました。基本虫は嫌いです。かなり嫌いです。なのにの…