4TEEN




月島に暮らす4人の中学生男子の”特別な毎日”を描いた物語。 彼等の目線でみる世の中は、普段見ているソレよりも、少し狭くて自由だった。 迷いも恐れもあるが、それでも突き進む彼等の姿から目が離せなくなる作品。
「だるいからだるい振りをするのか、だるい振りをするからだるくなるのか。そのあたりの中学生の心理とい…
本が好き! 3級
書評数:6 件
得票数:40 票
出版社勤務(夏まで研修期間)。書店員の研修も控えております。大学ではオーラルヒストリーという社会調査の手法を学び、神楽坂を対象にした” キャリアインタビュー雑誌”を出版。性格は、基本まじめでちょっと変。「変」は褒め言葉だと信じています。最近、会社の同期に「女の子の着ぐるみを着たおじさん」と言われました。




月島に暮らす4人の中学生男子の”特別な毎日”を描いた物語。 彼等の目線でみる世の中は、普段見ているソレよりも、少し狭くて自由だった。 迷いも恐れもあるが、それでも突き進む彼等の姿から目が離せなくなる作品。
「だるいからだるい振りをするのか、だるい振りをするからだるくなるのか。そのあたりの中学生の心理とい…




1冊の辞書が世に送り出されるまでの15年もの歳月を、読者である私達も共に歩める作品。目が離せない登場人物たちを励ますようにページを捲り続け、行き着く先にあったのは、ずっしりとした重みのある感動だった。
三浦しをんの作品に出てくる人物というのは、どうしてこんなにも温かく、 それでいて不器用なのだろう…




愛情関係なんて脆く、はかない。確実なつながりがあるとしたら、それは復讐関係だ。永遠の愛は疑ってしまうけど、永遠の憎しみなら信用できる。本谷作品特有の狂った女が繰り広げる狂ったストーリー
「愛することに理由なんていらない。 ただ気付いたら、必要な存在になっていて‥ だから一緒にい…

ふざけた人が、ふざけた日常を綴った、ふざけた日記風エッセイ。著者が歌人で、新聞の書評も書くような人物 であることをこの本から連想するのは難しい。穂村ワールド全開の気持ちが悪すぎて、気持ちが良い作品。
Q1あなたは、どんな瞬間に人の温かさを感じ、涙が滲むような感動を味わうだろうか‥ 穂村さんは…





軽い気持ちで世界の貧困事情を覗いてみよう。不謹慎というのは、知りもしないで同情や偏見を持つことではないか。重苦しさや暗さを持ち込まず、この本を開いてみて欲しい。壮絶な貧困生活にだって笑いはある。
フライドチキンがスラムで生まれた貧困フードであることを 一体どのくらいの人が知っているだろうか。…


人はひとりでは生きられないが、必ず”孤独の世界”をどこかに抱えながら生きるものである。静寂の中に、たくさんの”個”の大きな叫びが聞こえてくる作品。
ふがいない僕は空を見た /窪 美澄 斉藤は、高校のクラスメイトのような典型的で健康的なセックスラ…