言葉と歩く日記

多和田葉子氏が『雪の練習生』を毒薬^H^H独訳する日々を綴った日記。日本語で暮らす私たちは如何にして「その外」に出られるものだろうか。母国語の中に閉じこもるのはもったいないと思わせられる素敵な一冊だ。
私事から始める。私は基本的には日記というジャンルの書籍に外れのものと巡り合ったことがない。有名無名…

本が好き! 1級
書評数:251 件
得票数:2017 票
本と音楽と魚が好きです。兵庫県在住。2007年末にIQテストを受けてアスペルガー症候群であると診断されました。WAIS-IIIより/言語性IQ:129/動作性IQ:106/全検査IQ:121

多和田葉子氏が『雪の練習生』を毒薬^H^H独訳する日々を綴った日記。日本語で暮らす私たちは如何にして「その外」に出られるものだろうか。母国語の中に閉じこもるのはもったいないと思わせられる素敵な一冊だ。
私事から始める。私は基本的には日記というジャンルの書籍に外れのものと巡り合ったことがない。有名無名…
![NHK ラジオ 英語で読む村上春樹 2014年 01月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51aNd82CYJL._SL160_.jpg)
NHK の語学番組の一環として放送されている『英語で読む村上春樹』のためのテクスト。単純な教科書を超えた凝った作りになっており、様々な意味でタメになる。翻訳という作業の神秘が垣間見える作りとなっている。
NHK ラジオで語学番組の一環として『英語で読む村上春樹』という番組が放送されている。これは文字通…

現在最も文章の上手い書き手はスティーヴ・ジョブズである!? いつもながら考えもつかないところから文章をサンプリングしてきて、それを元に始められる「文章教室」。読めば間違いなく「文章」観が変わってしまう。
「文章教室」という本には大体の場合、二重のジレンマがある。ひとつは、そこで引用されている「文章」を…

名著『日本人の英語』から 25 年。時代は随分変わり英語を取り巻く環境もすっかり変わってしまった。では、本当に正確で大人びた英語を書くためにはどう気を配る必要があるのか? この一冊はそうした問題への返答だ。
あれから二十年近くも経ったのか、と感慨に耽ってしまう。私がマーク・ピーターセンの『日本人の英語』を…

ある日、突然「会議や書類は全部英語で」と言われたらあなたならどうしますか? 楽天が二年間かけて行なってきた英語公用化という、あまりにも大胆な「実験」について余すところなく記録したのが本書だ。
A「さて、いよいよ今月の 1 日から楽天は本格的に英語が公用語化されたわけですが」 B「初めて聞い…