遠い「山びこ」―無着成恭と教え子たちの四十年




20代前半の傑出した教師とその教え子たちが生み出した戦後生活綴方教育の傑作『山びこ学校』。それが生まれた背景と彼らのその後を追うことで、戦後の東北がたどった歴史の一断面を描くノンフィクション。
生活綴方教育の金字塔と言われる『やまびこ学校』。山形の貧しい村の中学生が、自らの生活を見つめて書いた…
本が好き! 2級
書評数:66 件
得票数:147 票
都内の中高で国語の教員をやってます。主な関心は人文科学・社会科学系の本。生徒たちに読んでほしい本も物色中。




20代前半の傑出した教師とその教え子たちが生み出した戦後生活綴方教育の傑作『山びこ学校』。それが生まれた背景と彼らのその後を追うことで、戦後の東北がたどった歴史の一断面を描くノンフィクション。
生活綴方教育の金字塔と言われる『やまびこ学校』。山形の貧しい村の中学生が、自らの生活を見つめて書いた…




週刊誌の見出しや現代思想系の本にしばしば登場する「」や〈〉などの括弧。あれはいったいどういう意味なのか? そんな疑問からスタートする、奥深い言語世界への考察。
週刊誌の見出しや現代思想系の本にしばしば登場する「」や〈〉などの括弧。あれはいったいどういう意味なの…





本人は耳が聞こえるけど、耳の聞こえない親に育てられた――そんな、二つの言語文化の境界に生きる「コーダ」は、どんな風に成長し、何を考えるのか? 言語文化を考える上でも、福祉を考える上でも刺激的な本。
本人は耳が聞こえるけど、耳の聞こえない親に育てられた――この本の主役「コーダ」とは、そんな「親にろう…




近代日本の言語文化について、「漢文脈」という視点で見直したら? 近代日本が西洋化していったという物語からは抜け落ちてしまう言語空間を描くことに成功した面白い一冊。
近代日本の言語文化について、「漢文脈」という視点から捉え直す試み。「漢文」ではなく「訓読文」や「漢文…



「風車」に「字レッダー」・・・「お勉強」には役立たないけれど(それがどうした!)、漢字のデザイン性を著者自身が楽しんでいるクイズ本。漢字のデザインで楽しんだり驚いたりしたい人にオススメの一冊。
なにごと?この岩波ジュニアらしからぬ表紙のセンスの良さは? それが、この本の表紙を初めて見た…