花の下にて春死なむ
極上の料理と極上の謎解き。年齢不詳で物静かなマスターのいる『香菜里屋』に、私も行ってみたい。
「新鮮な、若鶏が手に入ったので、たまねぎと煮て、たまごでとじて炊きたてのご飯に乗せてみました」 …
本が好き! 1級
書評数:132 件
得票数:1309 票
最近また本読み生活復活してきました。
でもやっぱりなかなか感想書けない。
ご飯は進んでも筆は進まない(・_・)
そんな毎日。
極上の料理と極上の謎解き。年齢不詳で物静かなマスターのいる『香菜里屋』に、私も行ってみたい。
「新鮮な、若鶏が手に入ったので、たまねぎと煮て、たまごでとじて炊きたてのご飯に乗せてみました」 …
真実はひとつでも、受け止め方によって、物事は様々な姿に形を変える。 そして、関わる人の数だけ、影響をばら撒く。
最後に自筆の手紙を書いたのはいつだろう。 それは一体だれに宛てたものだったろう。 ああ、そうだ。…
恐竜絶滅の謎、時間旅行の秘密などなど壮大なテーマを息をつかせぬ展開で一気に読ませてくれます。さすがソウヤー。SFはこうでなくっちゃ。
恐竜絶滅の謎を解明するため、六千五百万年の過去にタイムトラベルをした古生物学者「ブランディ」と「クリ…
原理がわからなくても何となく「そんなもんなんだ」と納得させられる量子論による時空移動のお話。
時空移動のディテールが量子論って、ある意味「そんな無茶な」がオールOKになるという便利な手法な気もす…
「ISOLA」とは一体何者なのか。その謎が解き明かされた時、思わず「あっ」と声が出てしまいました。
人に触れることでその人の心を読み取る超能力「エンバス」を持つ加茂由香里は、その能力を活かして、阪神大…
人は皆、多かれ少なかれ何かを抱え、時に優しく、時に傲慢に生きてゆく。 願わくば、私もしゃんと背筋を伸ばして生きていきたい。
「ささらさや」の姉妹編。 だけど「ささらさや」を未読でも問題はない。 (もちろん併せて「ささらさ…
結果から見ればひとつの事件も、切り口を変えるといろんな断面が見える。 人にはそれぞれに事情があり、結果には様々な"理由"がある。
直木賞受賞作である社会派ミステリー。 嵐の夜、東京都荒川区の超高層マンションで起きた一家四人殺人事…
希望のないユートピアは輝かない。「私は"ここ"で地に足を着け生きていこう」この本を読んで強くそう思った。
「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」 パキスタンで地…
トリッキーで捩れに捩れたストーリー。落とし穴があるぞ、と教えられているにも関わらず、見事に罠に嵌りました。どっすん。
騙されるだろうなーとは思ってたんですよ。うん。 読む前から、相当トリッキーな話だという噂はそこここ…
社会人になりそれぞれの道を歩んでいた高校の天文部の同窓生が、数々の困難を乗り越え自前でロケットを打ち上げようというお話。
面白かった。 ロケットてそんなカンタンな仕組みだったのかと驚いた。 そりゃ実際に飛ばすにはいろい…
幸せってなんだろうね。少なくとも「賢い」ということと「幸せ」はイコールにはならない。
知的障害を持ち、32才の肉体に幼児並みの知能しか備わっていない青年、チャーリィ。とある大学の脳外科の…
登場人物(人外も)がみんな魅力的。壮大なストーリーに酔うも良し、主人公の成長物語として読むも良し。猫を愛でるも良し(笑)。どんな楽しみ方もできるごちそう盛りだくさんなファンタジー。
実は私、「ヴァルデマール年代記」というシリーズを全く知らず、それ故、この「太陽神の司祭」が、シリーズ…
女の子が何故"お人形遊び"に興じるのか。その理由の一端が垣間見えた気がする。
私は小さい頃から人形がニガテだった。というより全く興味がなかった。 全然可愛いとは思えなかったしむ…
ハードボイルドというよりミステリー色が濃いストーリー。主人公がひたすらかっこいいです。
史上初の江戸川乱歩賞・直木賞ダブル受賞作なんだそうな。 藤原伊織は初読だけど非常に文章の上手い…
心を布団のようにお天道様に干してふかふかに戻してくれる物語。
以前人から薦められていたものの機会がなく読んでなかった本。 読んで良かった。 「心が洗われた…
マイベスト・オブ・SF。どんなに凍てついた場所にいても、夏への扉はきっと開かれている。
ぼくの飼っている猫のピートは,冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。 家にたくさんあるドアのど…
これはいろんな経験を経てたくさんの傷を負ってしまった、一見大人の顔をした子供にこそ読んでもらいたい、そんなお話。
「テル・ミィ」 「アイル・テル・ユウ」 読後しばらく茫然としていた。これほんとに児童文学なの…
固そうでとっつきにくい印象ですが、とんでもなく面白い壮大なエンターティメント小説です。
非常に分厚い本なんだけど面白くて面白くて途中で止められなくてほんとに一気に読んでしまった。 戦艦だ…
「本当に"強い"というのは"柔軟"であるということ」私にそれを教えてくれたのは、柔らかく、優しく、清々しい、「さや」という一人の女性でした。
「ささら さや」 葉ずれのような、川のせせらぎのような… その密やかな音がすると、此の場…
小説としては面白かったけれど、なんだかなぁ。人の善意を無にされた気分ってこんななのかなと思う。
【ご注意を】ネタバレではないと思うけど、知ってしまうとちょっと興ざめな部分があるかもです。 辻…