かもめ




ニーナが飛翔しようとしまいと構うものか
再読といってもこれは初読に近いものだったと思います。 チェーホフもまた、若かりし頃、読むべき文…

本が好き! 1級
書評数:52 件
得票数:322 票
小説や新書を中心に読んでいます。新しい本を読むペースは遅いですが、昔読んだ本の再読を中心に、書評をあげます。本の評価3は高評価という感じです。




ニーナが飛翔しようとしまいと構うものか
再読といってもこれは初読に近いものだったと思います。 チェーホフもまた、若かりし頃、読むべき文…




時代と触れ合えるカフェがあった
人には大事なものがあり、その大事なものを言葉にする人の文章を読むのが好きだ。 永井宏『カフェ・…



「もうひとりの」村上春樹さん
私は先日『将門記』を購入した。 けれど、原文にしても、翻刻にしても、やはり古いものには歯が立た…



シャネルのアキレス腱、ヴィシー政権時代。
対独協力者(コラボラトゥール)といってしまうと問題があるのかもしれないが、ヴィシー政権下、ココ・シャ…



乱歩短編のみずみずしさが溢れ出ている短編集
岩波文庫には、江戸川乱歩関連が、6冊ほどあって、この短編集はその1となります。 『二銭銅貨』 …




静寂とともに立ち上がる昭和日本の風景
川瀬巴水は1883(明治16)年に生まれ、1957(昭和32)年に亡くなった、風景画家になります。専…




スパイスの総合的アプローチ。この一冊で、スパイスの考え方がわかる。
煮る、焼く、蒸す、炒める、炙る、焙る…と食材調理の言葉はいろいろありますが、この味わいに立体的なニュ…



人間の内ー宇宙を「小説」と呼んでいい、と思う。
2025年本屋大賞ノミネート作品。読後感は、とても感銘を受けた、というものだ。しかし、それは多くの人…



太宰治作品の最深部にある一冊
巷の本屋さんにも、新潮文庫があれば、太宰治作品の一冊、二冊は並んでいると思いますが、その中でも手に入…



19世紀の英国作家による人生指南本
アーノルド・ベネットは1867年に生まれ、1931年に亡くなった英国作家として知られています。186…


バレエの見方や感動を追体験できる小説
2025年本屋大賞ノミネート作品。個人的には、それぞれの章が独立し過ぎていて、有機的につながっていな…


母の視点から見た高校野球小説
2025年本屋大賞ノミネート作品。野球の名門に行こうとする息子について母の視点から語る野球小説で、ブ…




意外になかった古墳時代の「通史」(2025)
古墳時代というと卑弥呼の共立から磐井の乱くらいまで、かなりとびとびで理解することの多かった時代で、そ…



主人公が途中で交代するスリリングな展開が面白い。
2025年本屋大賞受賞作。私も一読して、とても感銘を受けたことを思い出しました。お料理小説枠で紹介さ…



死んだはずの同級生山田の声がスピーカーから流れる!でも、山田は未来永劫スピーカーの中にいなければならないのか?
2025年本屋大賞のノミネート作。死んだはずの同級生の山田の声がスピーカーから聞こえてきて、会話もで…



彼氏が盗撮で逮捕されて、示談で不起訴になったとき、どうする?
2025年の本屋大賞ノミネート作。そろそろ2026年度に向けて準備体操をするために、再読してみました…




ジョー・クリスマスは悪人か?
架空の町ジェファソンに、あるとき、自分のお腹の子の父親を探すリーナ・グローブが現れる。リーナのことを…




「誤解」か「不正」か 〜「過疎ビジネス」を呼び込む小規模自治体の困難〜
考えさせられる内容だった。 「過疎ビジネス」とは「どんな小さな自治体でも、国からの交付金や補助…



世界は「異邦人」で出来ている
名作だと思う。 けれども、合う人・合わない人がいると思う。 合う人は、社会の常識的なルールの…



『砂の女』(1962)はとても難しい
安部公房の作品の中ではかなり読みやすい方だと思う。 ひるがえって、彼の読みにくさは、飛躍と、メ…