松本清張の「遺言」―『神々の乱心』を読み解く
天皇家のお家の事情。
松本清張最後の小説『神々の乱心』の解説書のような本。松本清張は『昭和史発掘』で天皇家にある確執、昭和…
本が好き! 1級
書評数:323 件
得票数:2163 票
普段は100冊ぐらい上げないとその人の読書傾向がわからないのではないか?と考えているのですが、今年はこの線で行こうみたいな、今、自分の中で旬な三冊を上げたいと思います。
『流れよ我が涙、と警官は言った』松本清張『昭和史発掘』最後はシェイクスピアシリーズから『リチャード三世』ですかね。「本が好き!」にも「シェイクスピアの部屋」を作ってしまったりして、今年のテーマにしようかと思ってます。
天皇家のお家の事情。
松本清張最後の小説『神々の乱心』の解説書のような本。松本清張は『昭和史発掘』で天皇家にある確執、昭和…
「読書が好き!」を葬り去りたいわけじゃないけど
第1回 近代哲学を葬り去った男 「対蹠人(たいせきじん)」ローティも難解用語を使うから最初読ん…
近松門左衛門『心中天網島』の本歌取り小説
「おさん」は近松門左衛門『心中天の網島』の心中される側の妻の名前。妻の視点から心中事件を眺めている妻…
権威主義に弱い日本人
今の社会の状況が敗戦前の状況に似ていると思った。あいかわらず経済大国であると信じる政治家や人々。この…
内輪の話は外部には理解されない
科学的な論理本は苦手なのだが、これは面白かった。解説でも言っているように「生物学の絵本」なのだ。こう…
日本は「ショック・ドクトリン」に依存状態
「ショック・ドクトリン」はすでに日本でも行われているから確認の為の読書だった。実際にナオミ・クライン…
集団ヒステリーの恐ろしさ
映画『福田村事件』を見て、関連書籍を漁っていたところこの本を知ったのだ。それで図書館で予約したが結構…
マルクスから漱石へその可能性の中心
なんでこんな本を読もうと思ったのか?マルクス『ブリュゲール18日』の解説がわかりやすいと思ったのだ。…
ルソーの「野生人」という概念はニーチェの「超人」に繋がる
ルソーの社会政治思想の入門書。『社会契約論』よりはわかりやすいと思うがそれでもやっぱ「野生人(自然人…
男性原理の戦争から女性感性(生存本能)の自然へ
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチにノーベル賞が与えられたことで読めるようになった本は、戦勝国の男は…
ジュネを再読するまでの五年間
ガザでイスラエルの空爆を受けるパレスチナの人々を想い、ジュネのこのテキストを再読した。ネットでもそう…
西欧文化理解としてのキリスト教
「フランダースの犬」を観るのにも参考になるところが多い。ネロとパトラッシュがキリストの絵の中に昇天し…
また時間の無駄なことをやっている存在
第1回「存在」とは何か ハイデガー『存在と時間』は昔本を買ったけど読めなかった。それ以来哲学が…
ハイデガーをわかりたいとも思わない人向け
誰にもわかるハイデガー : 文学部唯野教授・最終講義』筒井康隆 (河出文庫 ) ハイデ…
歌人斉藤史の父、斎藤瀏を通して見た昭和維新(2.26事件)史
斉藤史の父、斎藤瀏を通して見た昭和維新史ということか。2.26事件は半分ぐらい読んでやっと出てくる。…
「反解釈」というう「解釈」
ソンタグの『反解釈』は「解釈しない」という「解釈」であって、権威的な解釈よりはキャンプ趣味(キッチュ…
三浦しをんの父上は、「古事記ヲタ」
8つのメインストーリー(出雲神話が重なっているからメインと言えるかどうか?)のあらすじと解説。神話だ…
ぼおるぺんは神の如く天地創造す
『古事記』の八百万の神は言葉に置き換えた名前の神々でそれがやたらと出現して面倒臭いのだけど、こうの史…
もだえ神はあらゆる者に対しての共感から生まれる
石牟礼道子の足跡を辿りなが、家という制度から水俣、さらにもだえ神の精神と解説していく。石牟礼道子とい…
途中から映画の感想です。
映画とはまったく別物だった。コペル君(コペルニクス)と叔父さんからあだ名を付けられた中学生が自分で考…