古代の虫まつり




飛鳥時代、日本には「仏教」「神道」そして「いもむし教」があった。「虫まつる日本人」の宗教観、「いもむし教」を粛清した秦氏の真意、そして神格化されたイモムシは何の幼虫だったのか…変わり種の日本小史。
「日本書紀」の中に、こんな記録がある。 東国に住む大生部多(おおうべの・おお)という男が橘の樹…

本が好き! 2級
書評数:12 件
得票数:162 票
主な読書ジャンル:文学・ノンフィクション・芸術・自然科学(初学者向けの一般書が大半)・精神医学(同左)・家事実用書(たまに)・コミック・絵本。
書評の特徴:長文。何となくの基準は以下。
★★★★★一生付き合う価値ある親友
★★★★付き合いきれないとこも正直あるけど結構いいやつ
★★★まあ、悪いやつじゃないかなとは思う
★★ごめん、おまえとは全然わかりあえない
★住んでる星が違う
利用目的:読書記録・日記代わり・自己理解と記憶の整理の一助として。
登録日:2022年4月25日
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飛鳥時代、日本には「仏教」「神道」そして「いもむし教」があった。「虫まつる日本人」の宗教観、「いもむし教」を粛清した秦氏の真意、そして神格化されたイモムシは何の幼虫だったのか…変わり種の日本小史。
「日本書紀」の中に、こんな記録がある。 東国に住む大生部多(おおうべの・おお)という男が橘の樹…



ファシズム政権の言論統制下でギリギリふざけた風刺短編集
のーみそあんまり使わなくてもいいタイプの軽いタッチの本が読みたいな、だがそれでいてオシャレな小賢しい…





軽くて重い不思議な本
幼稚園児の頃、ディズニーアニメの「不思議の国のアリス」をビデオで視聴した。 サンリオの「キキラ…




1500年代~1700年代のイスラーム世界とキリスト教世界の文化や価値観の特徴、政治経済的な力関係を「チューリップ」という花を透かして浮かび上がらせるユニークな一冊。フルカラーの植物画も豊富。
花に詳しい人ではなくとも、あの少し頭でっかちの愛らしいお花「チューリップ」を知らない人はいないでしょ…




ストーリーは「栄二」中心に進む…が、タイトルはあくまでも『さぶ』。なぜ?大衆文学と純文学をつなぐ一本の丸太橋のような寓話。
出典不明であるが、ネット情報によれば山本周五郎はかつて「文学に純も不純もなく、大衆も少数もない、良い…





キリスト生誕前夜の有名な物語を大胆な横長の絵本(14×31㎝)でプリミティブ&モダンに表現。インテリアにもおすすめ。
マリアとヨセフがベツレヘムを目指して旅をする、途中でロバに会う、馬小屋に宿を借り、不思議な星が光り、…



光合成や「局所の形」に対する偏向強め、有機的普遍的な「総体の形」への言及考察は乏しい。語り口は明るくて面白いが…。
門外漢にも読みやすい。権威的な調子がなく、読者に対して気さくに話しかけるような文章。どうして?なんの…





熟練の職人の手になる、質素だけれども頑丈で何世代も使い続けられる家具のような作品集
表題作『人はなんで生きるか』は、ひとりの天使が人間の心をよく知るために下界におとされて、人間と共に暮…





質素な茶室の中に初期地球がポワワと浮かぶような、不思議な読み味の科学書。「文系人」こそ必読。
なにはおいても読書好きな方々に強調したいのは、この人の文体が「普通に凄い」ことだ。クローズアップマジ…





日本という国、または日本人という民族に対する深い慈愛と軽蔑(あるいは憐憫)…
開国直後の日本国または日本人という民族に対する深い慈愛と軽蔑(あるいは憐憫)のまなざしで綴られた、精…





詩的でエレガントな昆虫記
はじめからさいごまで率直な蝶・蛾への愛にあふれており、特別な蝶マニアでなくとも素朴で詩的な言い回しや…

作り手に数学や幾何のセンスがなく、理解が浅い印象。
創作絵本と思えばアリかもですが、数学にかかわる本なのに正確さやセンスに欠ける内容であるので、注意を促…