つきのふね




ノストラダムスの予言。 100%本気で信じてたわけじゃないけれど、なんとなく1999年以降歳月を重ねていく自分の姿が想像出来ずにいた10代。 そんな自分が別の名前で本の中にいたような気がした。
なんかちょっとふわふわして地に足のつかない10代の感覚だからだろう、常に社会でも政治でも世間体でもな…

本が好き! 3級
書評数:7 件
得票数:10 票
書評というより読書感想文?
でも読み終えた後の心にのこった想いは書き留めて行きたいと思います。




ノストラダムスの予言。 100%本気で信じてたわけじゃないけれど、なんとなく1999年以降歳月を重ねていく自分の姿が想像出来ずにいた10代。 そんな自分が別の名前で本の中にいたような気がした。
なんかちょっとふわふわして地に足のつかない10代の感覚だからだろう、常に社会でも政治でも世間体でもな…




ページを戻ることなく読み進められたらスゴイ。 とにかく一回は混乱して感嘆すること間違いない、一気読み覚悟の一冊。
舞台は1990年。 執筆されたのがその時期なので、特設された時代背景ではない。 そう遠くない…



恋わずらいとは、「恋慕う気持ちが相手に伝わらず病的な状態になること」であるという。 恋わずらいに至るまでもその過程が物語としてあり得るのが、本当の片想いなのかもしれない。
舞台は京都、大学生である黒髪の乙女と彼女に恋心をもつ先輩と、道々出会う人たちの物語。 偽電気ブ…



当たり前の暮らしってなんだろうと思う。 出来ることなら、誰もが時間の無駄遣いと思える日々も確かに存在する人生を歩んで欲しいと思う。
変な転校生がやってきた。 自分を人魚だという。 性別は不確定。 とてつもなく美少女。 …




ただの夢物語じゃない。 魔法はいつか覚めてしまうことも踏まえて今を大切にしようと感じさせてくれる。
「高校生になったら一緒に!」 そんな親友との約束を心にひっかけながら大人になり、すっかりくたびれた…

激しい憎悪はない。 けれど、逆に怖くて少し悲しい。 そんな一冊。
知らずに読み進めてたけど、どこかで聞いた経歴の主人公、杉村さん。 恋して結婚した妻は財閥のご令嬢…



どうしようもなく悲しいことがあったとき、心にわだかまりがいつまでも残っているようなときに読んでほしい一冊。
他人の幸福を心から祝福できる心、どうにも面白くなくてねたんでしまう心、人間にはそんな感情が混在してい…