テルマエ・ロマエ I





風呂という奇抜なテーマのマンガだが、日頃からよく使うものなのでネタがわかりやすいし、 なにより主人公と現代人の解釈のギャップが面白い。秀逸な作品である。

本が好き! 3級
書評数:12 件
得票数:10 票
SFや新書が好みです。





風呂という奇抜なテーマのマンガだが、日頃からよく使うものなのでネタがわかりやすいし、 なにより主人公と現代人の解釈のギャップが面白い。秀逸な作品である。





マンガによくあるアクション性よりも、話の面白さを追求した作品である。現実の出来事をモデルとして作られているから、社会の勉強にもなる。





オチの単純、複雑は別として気軽に読める短編ばかりだった。しかしどれも他の作家にまねできない様な魅力がある。読ませ方が上手いのだ。彼の著書は手に入りにくいものが多いが、本書は容易に入手できるので、是非読んでほしい。
思い起こすと、私がフレドリック・ブラウンに出会ったのは何かのSFアンソロジー本で見た「電獣ヴァヴェリ…




とにかく良い意味で難しい本だった。話の面白さというよりは、緻密に作られた設定を楽しむ本であると思う。その面から見ると、この本はすばらしいものだ。
こういうのも何だが、私はこの本を読んでいて飽きてくる事がしばしばあった。短編小説ばかり読んでいたせい…




私はスナック菓子はあまり食べないし、ジャガイモなんて炭水化物のカタマリだからポテチは敬遠しており、よってこの本のタイトルのような人なんているのかな、と思っていた。それは間違いだった。
そもそもポテトチップスをたくさん買っている人がいても「あの人はよほどポテトチップスが好きなのだろう」…



いやしくもインターネットを使っている人間なのだから、セキュリティについては知っておかねばならない、と思い購入した。入門書としては、良い出来である。
ただし、この本は入門書に過ぎないのだ。 たしかにこの本によって何がセキュリティであるか、と言うこと…




自分は筋トレをしているので読んでいてためになる本だったが、中身が筋トレについての話が多く、題名にある「仕事の出来る」という点については内容不足だった。ビジネス書をよそおい、少しでもジムに通う人を増やそうとする作者のねらいなのだろうか?




管理社会について鋭い指摘を行った、星新一氏の長編小説。収録されている12の短編それぞれが1年の内の1か月ずつを担うという、しゃれた構成である。章が進むごとに増していく、コンピュータに対する恐怖はみものだ。
人間はなまじっか疑う能力があるから、こんなことになるのだ。信ずることしかできなければ、それはそれで…





SF作家レイ・ブラッドベリの不朽の名作「華氏451度」 華氏451度は摂氏233度に相当し、紙が自然発火する温度だ。 本書は本を所持することが禁止された時代の物語である。 これぞ、紙の本が電子書籍になりつつある現代に読むべき本である。
「ぼくの妻は、書物なんか ではないといっています」 「こまったものだな。だまらせるんですな。ちょ…




今回はミステリ作家として有名な東野圭吾氏の「パラドックス13」をレビューします。 この本はSF小説ですが、これまで読んだSF小説の中では5本の指に入るほど面白いです。
「そうでしょうか。自分の記憶によれば、前の世界では、安楽死は認められていなかったと思います。法律上…





今回はジャーナリストとして有名な池上彰氏が書かれた、「知らないと恥をかく世界の大問題」をレビューします。 時事問題を後から考え直すというのもナンセンスなように思われるが、温故知新、昔を知らねば今を知れまい。
個人的には日本の会社員も確定申告制にすればいいと思います。そうすれば、「税金をこんなに払っているの…




ショートショートの名手、星新一氏が書かれた長編物語。 氏のショートショートは全て読み尽くしたが、その才能が遺憾なくこの本に発揮されている。 出来る限り短くする為に、さらりと物事の本質をついてくる独特の文章が長編にどう活きるか、見物である。
「相手の問題じゃあない。こっちの精神の問題だ。犯罪というものを、一回だけやってみよう。」 主人公、…