アルテ (9)
フィレンツェ編第二幕スタート。
フィレンツェ編第二幕スタート。
本が好き! 1級
書評数:949 件
得票数:2339 票
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フィレンツェ編第二幕スタート。
フィレンツェ編第二幕スタート。
職人気質のレオのいない本作は、砂糖やクリー◯のない珈琲の如し。しかし、久々の帰郷譚では彼が出てくる…
ヴェネツィア編終幕。 一応、ヴェネツィア編はイマイチだと思い、一部巻数を飛ばしたが、この帰郷譚…
米国への移民の実情を、統計データを用いマクロに解読する。意外性な結論も少なくないが、数理モデルには頼らず、リアリティはある。そして見えるのは、移民とはモノでもなく労働力でもない。人間なのだという事実
2017年刊行。 著者はハーバード・ケネディスクール教授(労働経済学)。◇図。 一般的…
ユーリ叔父さまの、カタリーナへの、ある種の異様な肩入れの理由が、アニメーション版よりも明快に語られた点は納得のそれ
実はヴェネツィア編は、余りに安直な崩壊家族の回復物語で、うーんだったのだが、ユーリ叔父さまのカタリ…
歴史的な推移に伴う会計制度の変遷を叙述する本書。国際取引の中核の変遷が地域の変化を。方法論の発展と精緻化は、国際的な基幹産業の変遷によることが見えてくる。
2018年刊。 著者は公認会計士・産業技術大学院大学客員教授。◇図。「帳簿の世界史」より。 …
中期的には人口減が確実な日本においては、賛否を問わず、移民政策の議論を避けて通れない。本書は、移民の賛否もバラバラな複数論者の移民問題論考集。つまり多面・多様な見方を看取できる書と言える
2016年刊。◇図。 同一テーマの書を、複数、一気読破することはよくやる手法だが、今回は…
AI化・情報通信ネットワーク亢進化で、日本の政治システムはどのような影響を受け、また民主主義の意味と価値をどのように向上させ得るかを、情報技術革新の現場にいる人々との対談を通じ検討する
2020年刊行。 編著者谷口将紀は東京大学大学院法学政治学研究科教授(政治学・現代日本政治論)、同…
帳簿とは一見無関係に見える国家財政の記録にも言及する本書。雑な予算組みと実効性の乏しい会計検査院が居座る現代日本では、本書のように、歴史的観点で記録の重要性を示した書を読む価値は高い。
2015年刊行。 著者は南カリフォルニア大学教授(歴史学・会計学)。 帳簿というタ…
良識的保守派・元外交官の著者の思索を雑感的・備忘録的に纏めた書。体験摘叙述は買いというべきであり、良識派のまともさの香りを久しぶりに嗅いだ読後感。
2008年刊行。 著者はテンプル大学日本校客員教授(元駐オランダ大使)。 元外交官の著…
コロナ禍で浮かび上がるのは、政党の差を問わずに炙り出された緊急事態対応における統治機構の機能不全。本書が示す東日本大震災下の機能不全は、今もまた妥当しており、先駆的な指摘として本書読破の意味はある
2012年刊。 著者は北海道大学法学部教授(行政学・政治学)。 未だ民主党政権(野田政…
女性が、男性社会に入り込むための試練を活写する本巻。ラクビーもどきでなくてもいいはずだが…。
さすがにラグビー?もどきを、成人男女の混合で実行するのは無理筋。女性は怪我をするよ。
中世イタリアに仮託していながら、本巻を支配する、女性版「24時間、闘えますか?」の香りは、均等法世代の女性が直面した現実なのだろうか?
仕事をすることの覚悟を、ヴェロニカから、身をもって(行動・生きざま)語られるアルテ。 この…
デジタル媒体の読書は紙媒体と同様?。脳生理への機序に差はある?。その理由と影響、特に若年層・乳幼児層への影響如何?。これに回答をする書だ。功罪については罪がより大きいようだが、英文限定の論は減点要素
2020年刊行。 著者はカリフォルニア大学ロサンゼルス校教育・情報学大学院「ディスレクシア・多様な…
占領地域や国の支配者層を厚遇し、人民との離隔を図ることは往々にして存するが、韓国併合も例外ではなかった。大韓民国皇帝一族を併合後に如何に遇したかを解説する本書は、韓国併合の異質な方向から光を当てるもの
2015年刊。 著者はフェリス女学院大学国際交流学部准教授(東アジア近代史)。 朝鮮王…
個人の幸福追求を是とする価値観で迫るローゼマイン。他方で、彼女の異質性と嗜好の特異性を愛で、歯に衣着せぬ物言いの少女を慈しんできたフェルディナンド。2人の関係性を凝縮した会話が秀逸な第四部8巻
いつかは、と思っていたが、とうとうその日が近づいてきたなぁと。 フェルディナンドに対す…
人新世の『資本論』の著者をナビゲータにして、彼とポスト・キャピタリズムの論客3人夫々の対談を纏めた書。有益であることは確かだが、齋藤の鋭さと共に、論客3人の限界も仄かに立ち上がってきてしまう
2019年刊。 編者斎藤幸平は大阪市立大学大学院経済学研究科准教授(経済思想)。 対談者マイケル…
米中国交回復期から現在に至る中華人民共和国の対外政策と米国の対中政策を解読し、その非対称性を明瞭にする。第二次天安門事件と中国の潜在的底力を甘く見た米国(日本も)のツケを今払わされていることが知れる
2015年刊。 著者はハドソン研究所中国戦略センター所長・国務省顧問・外交問題評議会評議員・国際戦…
量産型〇〇〇〇、降臨。
量産型にゃんこ先生軍団に爆笑。勿論、今回の物語において重要なキーアイテムなんだけど…。
Covid-19禍のような広域感染症で、宰相がなすべきリスク・コミュニケーションのありようが展開される。さすがダイヤモンド・ブリンセス号の隔離不備を暴き公にしただけのことはあるか
2014年刊。 著者は神戸大学都市安全研究センター医療リスクマネジメント分野・同医学研究科微生物感…
隕石の衝突により、地球全域が大影響を受けた。その中で、わずかに生き延びた人々。彼らの来し方と痛い決断が涙を誘う
本巻は、夏Aチーム形成譚より、少し時間を進めた時期のお話。 花たちが見つけたのは、ミイ…